紫根(しこん)

次の要点

  • 紫根(しこん)はムラサキ( Lithospermum erythrorhizon)の根を乾燥した生薬で、伝統的に清熱涼血解毒透湿疹・活血生肌のはたらき知られます。
  • 中身は? ナフトキノン系色素シコニン類(シコニン、アセチルシコニン他)、ロスマリン酸などのポリフェノールを含み、抗炎症・抗菌などの作用が報告されています
  • 注意点 広範囲の熱傷・重度の感染が疑われる、発熱が続く、出血や強い痛みがある場合は参加して検討します。自己判断での長期連用や過量は避け、使用法・使用量を守ります

紫根の基礎データ

  • 感想: しこん
  • ベース原・由来: ムラサキ(Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zucc., ムラサキ科)の根。日本薬局方に収載。*②
  • 主成分:シコニン類(シコニン、アセチルシコニン他)、ロスマリン酸、リトスペルミン酸など
  • 性味: 甘・鹹 / 寒帰経: 心・肝(清熱涼血・解毒透湿)

伝統的な使われ方

火傷・凍傷・外傷の創傷治癒促進、湿疹・皮膚炎・にきびなどの皮膚トラブル、斑点・麻疹の透湿などに応用されます。 紫雲膏では当帰と併用して肉芽形成と鎮痛を助け、紫根牡蠣湯では皮膚・粘膜症状の改善を目指します

この生薬を含む漢方薬の例

安全性と受験の目安

広範囲や深い創・高熱を伴う感染症症状、強い痛みや出血を伴う傷、顔や関節部の重度熱傷などの際には早急に医療機関にご相談ください。 小児・高齢者、基礎疾患や他剤併用がある場合は専門家に確認を。自己判断での長期連用・過量は避けます

  • すぐ相談:広範な熱傷・凍傷、膿の増悪、発赤の拡大、発熱。
  • 服薬中:症状が改善しない、悪いことがある場合は参加。

※このページは一般的な情報提供を目的としています。診断や治療の決定には医療専門家の判断が必要です。

よくある質問

Q. 外用(紫雲膏)と内服の違いは?

A. 外用は創傷・火傷・凍傷・皮膚炎などの局所に用いられ、内服は涼血・解毒・透湿などを目的に限られた状況で用いられます。

Q.どんな体質・症状に向きますか?

A. 皮膚が熱を持続して赤くなりやすい、化膿・湿疹・かゆみを繰り返す、火傷・凍傷のケアが必要なときなどに向いています

*参考・出典

  1. 富山大学 和漢医薬総合研究所「伝統医薬DB:紫根」
  2. 公益社団法人 東京生薬協会「シコン(紫根)」
  3. ツムラ「漢方ビュー|生薬辞典:紫根」
  4. MSDマニュアル家庭版(皮膚・創傷の参加目安)
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堀口和彦(漢方薬剤師) 監修:堀口 和彦(漢方薬剤師)

執筆: KanpoNow編集部

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療を目的とするものではありません。