蒺藜子(しつりし)
次の要点
- 蒺藜子(しつりし)はハマビシ(ハマビシ)の果実を乾燥した生薬で、伝統的に疏肝解鬱・祛風明目・止痒のはたらきが知られます。目の充血・かゆみ、頭痛・めまい、皮膚のかゆみ・蕁麻疹などに配合されます。
- 中身は? サポニン(プロトジオシン類など)、フラボノイド、微量のアルカロイド等が報告されています。
- 注意点 目の痛み・視力低下、顔や舌の腫れ・息苦しさなど重いアレルギー症状、発熱や広範囲の皮疹がある場合は検討します。 自己判断での長期連用・過量は避け、使用法・使用量を注意します。
蒺藜の基礎データ
- 結論: しつりし
- 基原・由来: ハマビシ(Tribulus terrestris L. , ハマビシ科)の果実。
- 主成分:サポニン(プロトジオシン等)、フラボノイド。
- 性味: 苦・辛 / 平〜微寒 帰経: 肝。
伝統的な使われ方
肝臓の滞り(疏肝)を整える、目の充血・かゆみ、頭痛・めまい、皮膚のかゆみ・蕁麻疹などに応用されます。
この生薬を含む漢方薬の例
- 洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)(目の充血・痛みなど)
- 当帰飲子(とうきいんし)(かゆみ・湿疹・皮膚炎など)
安全性と受験の目安
激しい目の痛み・視力低下、呼吸困難や顔面・舌の腫れ、発熱を伴う皮膚発疹などの際は早速参加してください。 小児・高齢者、妊娠・授乳中、他剤併用がある場合は専門家にご相談を。
- すぐに相談:目の激痛・視覚障害、呼吸困難、顔や舌の腫れ、高熱と全身の発疹。
- 服薬中:症状が改善しない/悪化する場合は参加。
※このページは一般的な情報提供を目的としています。診断や治療の決定には医療専門家の判断が必要です。
よくある質問
Q. 菊花(きっか)との違いは?
A. どうも明目・散風に関わりますが、菊花は清熱による目の充血・痛みに寄り、蒺藜子は疏肝・止痒の性質がやや強く、皮膚のかゆみや気滞を伴う目症状にも応用されます。
Q.どんな体質・症状に向きますか?
A. 頭痛・目の充血・かゆみ・めまい・蕁麻疹などの風熱・気滞を伴う症状に向います。 乾燥が強い・冷えが強い体質では配合で調整します。
*参考・出典
- 富山大学 和漢医薬総合研究所「伝統医薬DB:蒺藜子」 ①
- 公益社団法人 東京生薬協会「シツリシ(蒺藜子)」 ②
- ツムラ「漢方ビュー|生薬辞典:蒺藜子」 ③
- MSDマニュアル家庭版(アレルギー症状の受験目安)④