環元清血飲(かんげんせいけついん)
環元清血飲(かんげんせいけついん)は、いわゆる「瘀血(おけつ)」の考え方を中心に、血の巡りが滞って起こる不調を整える目的で用いられてきた処方です。丹参を主薬とする活血(血を巡らせる)の考え方をベースに組み立てられています。
成分(生薬)
川芎、紅花、香附子、芍薬、木香、丹参
漢方的な考え方
血の巡りの停滞を改善し、それに伴う頭部の重だるさや全身の緊張を想定した組み立てになっています。「気」の巡りを助けることで、よりスムーズに「血」を動かしていきます。
- ● 頭痛・頭重: 巡りの滞りが頭部などの上部にあらわれ、重さや痛みとして不快感を感じやすい状態。
- ● 肩こり: 首や肩の血行が滞り、筋肉の張りや慢性的なこわばりが続きやすい状態。
- ● めまい: 気血の巡りに偏りが生じることで、ふらつきや不安定さを感じやすい状態。
- ● 動悸: 緊張や巡りの乱れが重なり、胸の違和感やドキドキ感として出やすい状態。
構成生薬の役割
- ● 血を巡らせる: 丹参・紅花・川芎・芍薬の組み合わせが、滞った血(けつ)を動かし、全身の巡りに配慮します。
- ● 気で血を助ける: 香附子・木香が「気」の巡りを整えることで、連動する血の巡りをさらに後押しします。
- ● 巡りから整える: これらが組み合わさることで、慢性的な肩こりや頭痛などの不快な症状を、巡りの視点から内側から整える方向で働きます。
監修:堀口 和彦(漢方薬剤師)
執筆: KanpoNow編集部
※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療を目的とするものではありません。