救心感應丸氣(きゅうしんかんのうがんき)

救心感應丸氣(きゅうしんかんのうがんき)は、中国古典の「感応丸」を基礎とした処方です。突然の気の乱れや意識の動揺、そして心と胃腸の弱りが同時に起こる状態に対し、芳香性の生薬で速やかに気血を巡らせることを重視しています。

成分(生薬)

麝香、牛黄、人参、羚羊角、沈香、龍脳、動物胆

漢方的な考え方

「気の急変」と「心身の弱り」の両面にアプローチするのが特徴です。ストレスや緊張による一時的な不調から、もともとの胃腸の弱さまでを幅広くサポートする組み立てになっています。

  • 気付け: 気の巡りが急に乱れて滞り、意識や感覚がぼんやりしたり、気分がふさいだりする状態。
  • 息切れ・動悸: 心(こころ)の働きや、全身へ巡らせる力(気の推動力)が一時的に低下している状態。
  • 胃腸虚弱・消化不良・下痢: 胃腸の気が弱まり、食べ物の受け入れや消化吸収のはたらきが不安定になっている状態。

構成生薬の役割

  • 気の滞りを素早く動かす: 麝香・沈香・龍脳が持つ強い芳香性が、滞った気を動かして意識や循環の立て直しを助けます。
  • 興奮を鎮め安定させる: 牛黄・羚羊角が内側の熱や過度な興奮を鎮め、心(こころ)を安定させるように働きます。
  • 不足を補い巡りを助ける: 人参が消耗した気を補って胃腸を支え、動物胆が消化機能や胆の働きを助けることで全身の巡りを整えます。

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堀口和彦(漢方薬剤師) 監修:堀口 和彦(漢方薬剤師)

執筆: KanpoNow編集部

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療を目的とするものではありません。