更年期の漢方の正しい選び方|症状と8つの体質から考える漢方ガイド
監修:堀口和彦(東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師)|更新日:2026-06-14
更年期の不調を、症状名だけでなく「体質」から考えてみませんか。
40代から50代にかけて、急に汗が出る、顔が熱くなる、眠れない、イライラする、むくみやすい、動悸がする、めまいがする、体重が増えた。そんな変化を感じる方がいます。
更年期では、ホットフラッシュ、不眠、イライラ、むくみ、動悸、めまい、更年期の太りなど、心身にさまざまな不調が現れることがあります。
漢方では、これらを「更年期だから同じ漢方」とは考えません。堀口和彦メソッドでは、気・血・水・精のバランスから体質を見て、更年期の不調を整理していきます。
更年期の8つの体質、ホットフラッシュ、太り、不眠、イライラ、むくみ、動悸、めまいについて、気になるテーマから詳しく見られるように整理しています。堀口和彦先生の詳しい解説記事もあわせてご覧いただけます。
あなたの更年期症状は、どの体質と関係しているでしょうか。
※あなたに合う漢方がわかる【AI漢方診断】をお試しください。診断は無料です。診断後、あなたの体質に合わせた漢方を500円でお試しいただけます。
AI漢方診断をしてみる(無料)目次
更年期に起こりやすい不調
更年期は、女性ホルモンの変化を背景に、心身のバランスが揺らぎやすい時期です。
代表的な症状のひとつが、ホットフラッシュです。上半身が急に熱くなり、汗をかく一方で、足元は冷えるような状態になることがあります。漢方では、このような状態を冷えのぼせと表現することがあります。
そのほか、不眠、イライラ、不安感、むくみ、動悸、めまい、更年期の太りなど、身体と心の症状が重なって現れることもあります。
堀口和彦メソッドで見る更年期
更年期障害は、ホルモンバランスの変化を背景に起こる不調です。漢方では、身体全体のバランスを見ながら、不調の背景を考えていきます。
堀口和彦メソッドでは、更年期の不調を一律に見るのではなく、気・血・水・精のバランスから、8つの体質を見ていきます。
更年期では、特に気滞・血瘀・血虚が中心になりやすい一方で、強いほてりや寝汗がある方、疲労感が強い方、芯から冷える方、むくみや重だるさが目立つ方、肥満傾向や多汗が強い方では、その他の体質も関係することがあります。
つまり、同じ「ホットフラッシュ」や「不眠」でも、背景にある体質が異なれば、漢方での考え方も変わります。
堀口和彦先生が語る「更年期障害」
更年期の不調をより深く理解したい方は、堀口和彦先生による詳しい解説記事もご覧ください。ホットフラッシュ、冷えのぼせ、不眠、イライラなどの症状を、漢方の考え方からどのように見るかをインタビュー形式で整理しています。
症状別・体質別に読み進めながら、堀口先生の詳しい解説記事でも考え方を確認できます。
症状別に詳しく見る
更年期の不調は、人によって現れ方が異なります。今いちばん気になる悩みからご覧ください。
症状が複数ある方は、体質から見ることが大切です。
ホットフラッシュ、不眠、イライラ、むくみ、動悸、めまい、更年期の太りなどが重なっている場合は、体質チェック付きの無料診断から始めてください。
AI漢方診断をしてみる(無料)更年期を8つの体質から考える
更年期の不調は、同じ症状名でも背景にある体質によって考え方が変わります。
堀口和彦メソッドでは、体質を8つに分けて見ていきます。まず全体像をつかめるように8つの体質を整理しました。詳しく知りたい方は「更年期の8つの体質」ページもご覧ください。
更年期でまず見たい3つの体質
イライラ・不安・動悸が目立つ気滞、冷えのぼせや巡りの悪さが目立つ血瘀、火照りと冷え・不眠が目立つ血虚。この3つを中心に、症状の組み合わせを見ていきます。
血瘀体質
血の巡りが滞りやすいタイプです。更年期では、冷えのぼせ、のぼせ感、肩こり、頭痛、顔色のくすみ、下腹部の張りなどが気になる方に見られやすい体質です。
血虚体質
血が不足しやすいタイプです。更年期では、火照りと冷えが交互にくる、不眠、疲れやすさ、不安感、めまい、髪や肌の乾燥などが気になる方に見られやすい体質です。
陰虚体質
体を潤す力が不足し、熱がこもりやすいタイプです。更年期では、強いほてり、寝汗、口の渇き、乾燥感、夕方から夜にかけての熱感が気になる方に見られやすい体質です。
気虚体質
気を作る力が不足しやすいタイプです。更年期では、極度の疲労感、気力低下、食欲不振、朝起きにくい、少し動くと疲れるなどの状態が目立つ方に見られやすい体質です。
陽虚体質
体を温める力が低下しやすいタイプです。更年期では、芯からの冷え、代謝低下、頻尿、腰や膝の弱り、寒がり、温めると楽になる症状が気になる方に見られやすい体質です。
湿痰体質
余分な水分が滞りやすいタイプです。更年期では、むくみ、身体の重だるさ、めまい、水太り、天気による不調、頭が重い感じが気になる方に見られやすい体質です。
KanpoNowで多い更年期の相談ランキング
以下は、KanpoNowのAI漢方診断・漢方相談に寄せられた更年期世代のお悩みを、個人が特定されない形で集計したものです。
更年期に関する相談ランキング
集計期間:2026年5月15日〜6月14日/対象:45〜59歳の女性4,134名。複数のお悩みを挙げる方がいるため、割合の合計は100%を超えます。
相談者の年代分布(女性)
同期間にKanpoNowに寄せられた全相談7,974件をもとに集計。女性相談者では40代・50代が中心です。
更年期世代に多い体質タイプ
対象:45〜59歳の女性4,134名。漢方の8つの体質(+中庸)で分類しています。
ランキングを見るときのポイント
更年期の相談では、ひとつの症状だけでなく、複数の不調が重なっていることがあります。漢方では、症状名だけでなく、気滞・血瘀・血虚・陰虚・気虚・陽虚・湿痰・湿熱といった体質の重なりも見ながら考えていきます。
関連ページ一覧
更年期漢方について、詳しく知りたいテーマからお進みください。
よくある質問
更年期に漢方は効きますか?
更年期の不調は、ホルモンバランスの変化を背景に起こります。漢方では、身体全体のバランスを見ながら、症状と体質の両面から考えます。
ホットフラッシュにはどの漢方がよいですか?
ホットフラッシュがあるからといって、すべての方に同じ漢方が合うわけではありません。冷えのぼせ、動悸、不安感、不眠、イライラ、血の巡りなどを合わせて見ることが大切です。
不眠・イライラ・動悸などが重なる場合はどう考えますか?
複数の症状が重なる場合は、気滞・血瘀・血虚など複数の体質が関係していることがあります。症状名だけで判断せず、体質全体を見ることが大切です。
更年期太りやむくみも漢方相談できますか?
更年期太りやむくみでは、水分代謝、疲労感、冷え、代謝低下などが関係することがあります。体質を見ながら、症状の組み合わせを確認することが大切です。
ホルモン補充療法(HRT)と併用できますか?
治療中の方、ホルモン補充療法を受けている方、服薬中の方は、自己判断で併用せず、医師または薬剤師に相談してください。
受診の目安
以下のような症状がある場合は、自己判断で漢方を選ばず、医療機関を受診してください。
- 胸痛・息切れ・めまい・失神など、急性症状を伴う場合
- 過多月経・不正出血など、月経異常が続く場合
- 抑うつ・不安が強く、日常生活に支障がある場合
- 脚の片側だけの腫れ・痛み・熱感・色調変化がある場合
参考リンク:e-ヘルスネット「更年期障害」/日本産科婦人科学会「更年期障害」/女性の健康推進室ヘルスケアラボ
監修者プロフィール
堀口 和彦(東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師)
光和堂薬局 院長。
埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。
まずは体質チェックから
更年期の不調は、同じ症状でも体質によって考え方が変わります。
ホットフラッシュ、不眠、イライラ、むくみ、動悸、めまい、更年期の太り。どれかひとつでも気になる方は、まずは、無料のAI漢方診断をお試しください。
あなたの症状と体質に合った漢方薬を、AIが提案します。
このAIは、堀口先生の漢方相談と処方の考え方をもとに作られています。まずは下のボタンからお試しください。お気に召したときには、500円の体験処方もお試しいただけます。
AI漢方診断をする(無料)※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方は自己判断で服用せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。