気の滞りに、むくみと便秘を伴うタイプ
むくみがあり、動悸もする
九味檳榔湯くみびんろうとう
気の巡りが滞りやすく、余分な水が下半身にたまって足が重く張り、夕方に悪化しやすい方におすすめです。
むくみの漢方は、「水を出す薬」を一律に選ぶものではありません。
夕方に足がパンパンになる、朝に顔やまぶたが腫れぼったい、手指が張る、体重が急に増える。むくむ場所と時間帯、尿量、冷えや熱感によって、比較する漢方薬は変わります。
便通、胃腸、疲労、睡眠、ストレス、月経・更年期、持病や服用薬まで確認し、症状と体質の重なりから候補を整理します。
症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。
むくみは、体質によって合う漢方が違います。
むくみの漢方は、体質によって選びます。KanpoNow のAI漢方診断でむくみによく選ばれるのは、九味檳榔湯・桂枝茯苓丸料・牛車腎気丸・五苓散・真武湯・当帰芍薬散・分消湯・防已黄耆湯・補気建中湯です。
KanpoNow は、症状から体質を考え、体質に必要な働きを持つ生薬の組み合わせ(漢方)を選びます。
いくつかの質問に答えると、むくみのタイプと体質から、合う漢方を選びます(約3分・無料)。
むくみのAI漢方診断をするAI漢方診断は、むくみをタイプに分けて、体質に合う漢方を選びます。ここでは、むくみでよく選ばれるタイプと漢方を紹介します。
気の滞りに、むくみと便秘を伴うタイプ
むくみがあり、動悸もする
九味檳榔湯くみびんろうとう
気の巡りが滞りやすく、余分な水が下半身にたまって足が重く張り、夕方に悪化しやすい方におすすめです。
血の巡りが滞りやすいタイプのむくみ
むくみやすく、生理前半に強く痛むタイプ
桂枝茯苓丸料けいしぶくりょうがんりょう
体力は中くらい以上で、血の巡りが滞りやすく、体に余分な水もたまりやすい方におすすめです。
冷えがあり、腰のだるさやむくみ・しびれがあるタイプ
足がしびれて、むくみもある
牛車腎気丸ごしゃじんきがん
夜中に何度もトイレに起きる、尿の勢いが弱い、残尿感がある、足がむくむなど、体を温める力が弱く水分代謝が落ちている方におすすめです。
のどが渇き、尿が少ないタイプのむくみ
のどが渇くのに、尿が少ない
五苓散ごれいさん
飲みすぎた翌日に、頭痛や吐き気、顔のむくみ、尿量の乱れ、下痢がある方によく用いられます。
冷えて虚弱で、お腹がゆるいタイプのむくみ
冷えがあり、体が重だるい
真武湯しんぶとう
下半身が冷え、足が重く、むくみやすく、体力の低下を伴う方におすすめです。
血が不足し、むくみやすいタイプ
冷え性で、むくみやすい
当帰芍薬散とうきしゃくやくさん
血が不足しがちで体に余分な水もたまりやすく、冷え、むくみ、疲れやすさ、めまいが重なる方におすすめです。
気が滞り、余分な水がたまりやすいタイプのむくみ
尿が減って、全身がむくむ
分消湯ぶんしょうとう
体に余分な水がたまって重だるく、尿としてうまく出ていない方におすすめです。
疲れやすく、汗をかきやすく水太りしやすいタイプのむくみ
足がむくみ、汗をよくかく
防已黄耆湯ぼういおうぎとう
気(エネルギー)が不足して水をうまく動かせず、足のむくみや体の重だるさ、汗の多さが出る方におすすめしています。
胃腸が弱く、むくみやすいタイプ
体が重だるく、むくむ
補気建中湯ほきけんちゅうとう
食欲がなく疲れやすく、栄養が身につかず、むくみやお腹の張りが出る方におすすめです。
腰がだるく、ほてりやすいタイプのむくみ
腰がだるく、上半身が急に熱くなる
知柏地黄丸ちばくじおうがん
体の根本(腎)のうるおい不足に水分代謝の乱れが重なり、排尿の不調やむくみも気になる方によく用いられます。
ここに無いタイプもあります。どのタイプかは、むくみの出方だけでなく、ほかの症状や体質と合わせて決まります。
KanpoNow AI漢方診断のデータ
KanpoNow の AI漢方診断では、2026年11月5日までに 6,927件の診断で「むくみ」が選ばれています。多い体質は「湿痰」(余分な水がたまりやすい・31%)と「気滞」(気が張って詰まりやすい・17%)でした。一緒に選ばれたお悩みは「肥満・ダイエット」「疲れ」「肩こり」です。よく選ばれている漢方は「当帰芍薬散」「桂枝茯苓丸料」「真武湯」です。このうち更年期の年代(40〜50代の女性)は 4,494件(65%)で、多い体質は「湿痰」(32%)と「気滞」(17%)でした。
時点・毎朝更新
押すと、そのお悩みの漢方のページ(例:肥満・ダイエットの漢方)が開きます
※ 診断で選ばれた漢方の例で、効き目をお約束するものではありません。
すぐ受診したいむくみ
片側の足だけが急に腫れて痛む・赤い、息切れや胸痛がある、顔や全身が急に腫れた、尿が極端に少ない、血尿・泡立つ尿が続く場合は、漢方相談より医療機関での確認を優先してください。
堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データから、むくみを主訴とした相談(36件)を整理しました。
これは改善実績や効果の集計ではありません。体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録される場合があります。
件数は効果や推奨順位ではなく、相談時の記録と初期回答における出現件数です。代表相談例6件は、このグラフの分母・分子として別に加算していません。
※1人に複数の体質・症状・漢方を記録しているため、%の合計は100になりません。
相談データから、むくみの出方が異なる6件を公開用に要約しました。
若い頃から足がむくみやすく、足首が分かりにくいほど張ることがありました。水分摂取は多くない一方、排尿回数は多く、就寝前の残尿感、更年期のほてりやめまいも確認されました。
夕方からむくみが強くなり、生理前には顔を含む全身が張る相談です。腰痛と強い冷えも重なっていました。
お腹や背中は冷たいのに汗をかきやすく、運動後に冷えがつらくなる状態でした。低血圧傾向、胃腸の不調、水分の摂り方も合わせて確認されています。
短期間に体重が増え、周囲から顔や全身の張りを指摘されていました。排便はある一方で排尿回数が少なく、朝の胃もたれや不眠も確認されました。
むくみと体重増加に加え、皮膚のかゆみ、冷え、運動時の動悸、ストレス時の胃腸症状が重なる相談でした。
顔の腫れぼったさ、夜の足の重だるさ、手の熱感とかぶれがあり、便通の変化と寝つきも確認されました。
むくみは、皮膚の下などの組織に余分な体液がたまった状態です。長時間同じ姿勢、塩分や飲酒、睡眠不足などでも起こりますが、心臓、腎臓、肝臓、甲状腺、静脈・リンパ、薬の影響などが関係することもあります。
顔や足に水がたまり、別の場所では口が渇くなど、水分の分布が乱れている状態です。
ふくらはぎの筋肉、静脈、リンパ、骨盤まわりの流れが弱ると、夕方に足が張りやすくなります。
尿量の変化、胃腸や体力の低下、冷えなどにより、余分な水を外へ出しにくくなる場合があります。
| むくみの出方 | 確認したい背景 | 漢方で比較する体質 |
|---|---|---|
| 夕方に足がパンパン | 立ち仕事・座り仕事、筋肉、静脈・リンパ | 湿痰、気虚、血瘀 |
| 朝に顔・まぶたが腫れぼったい | 塩分、飲酒、睡眠、尿量、腎臓など | 湿痰、湿熱、陽虚 |
| 生理前に顔や手足が張る | 月経周期、冷えのぼせ、便通、ストレス | 気滞、血虚、血瘀 |
| 冷えと夜間尿、足腰の弱り | 体力、胃腸、下半身の冷え、排尿 | 陽虚、気虚 |
| 熱感・赤み・便秘を伴う | 飲酒、食事、炎症、便通 | 湿熱 |
更年期の年代(40〜50代)の女性は、女性ホルモンの変動で自律神経・血流・体温調節が揺らぎやすく、筋肉量や活動量の低下も重なって、夕方の足のむくみなどが出やすくなります。漢方では、たまった水だけを見ず、冷え・熱・血の滞りや不足・気の不足や滞りを合わせて、体質から考えます。
KanpoNow AI漢方診断のデータ
むくみで診断した方のうち、40〜50代の女性は 4494件(65%)でした。
40〜50代の女性に多い体質
40〜50代の女性によく選ばれている漢方
時点・毎朝更新 ※ 診断で選ばれた漢方の例で、効き目をお約束するものではありません。
自律神経と血流のゆらぎ
血管の縮み・広がりや体温調節が不安定になり、冷えとのぼせが同時に起こることがあります。
水を戻す力が落ちる
筋肉量や活動量が減ると、ふくらはぎのポンプの働きが弱まり、夕方の足のむくみにつながります。
ほかの不調が重なる
胃腸の弱り、便秘、睡眠不足、ストレス、塩分や飲酒などが、水のたまりを強めることがあります。
ほてり・不眠・イライラなど、更年期のほかの悩みもあわせて考えたい方は、更年期の漢方もご覧ください。
むくみでは、湿痰・気虚・陽虚・血瘀が中心になることが多い一方、熱感や便秘、月経、更年期、ストレス、乾燥、排尿の乱れによってほかの体質も確認します。
緊張、ため息、腹部膨満、排尿のしづらさ

気の巡りが滞ると、水を動かす働きも停滞します。
色白、立ちくらみ、月経の変化、疲れやすさ

水を出すだけでなく、体を養う血の不足も確認します。
寝汗、乾燥、頻尿または残尿感、不眠

足の冷え、下腹部の張り、肩こり、月経痛

血流の滞りによって静脈やリンパの戻りも悪くなる状態を確認します。
倦怠感、食欲低下、汗をかきやすい、息切れ

頭重、めまい、胃もたれ、雨の日の不調

下半身の冷え、軟便、腰痛、夜間尿

喉の渇き、汗、便秘、皮膚や関節の炎症

AI漢方診断では、むくみをタイプに分けて考えます。よく選ばれるのは、九味檳榔湯、桂枝茯苓丸料、牛車腎気丸、五苓散、真武湯、当帰芍薬散、分消湯、防已黄耆湯、補気建中湯などです。どれが合うかは、むくみの出方とほかの症状・体質によって変わります。
同じむくみでも、水分の偏りが中心の人、胃腸や体力の低下で水を動かせない人、冷えが強い人、血流の滞りや月経周期が関係する人、熱や便秘を伴う人がいます。むくみ方と全身の状態をまとめて確認する必要があります。
違う場合があります。夕方の足のむくみでは立ち仕事、座り仕事、静脈や筋肉のポンプ作用を確認し、朝の顔・まぶたのむくみでは塩分、飲酒、睡眠、尿量、腎臓などの背景を確認します。急に強く出た場合は受診が必要です。
五苓散は、口が渇くのに尿が少ない、頭重、めまい、吐き気など、水分の偏りがある場合に比較されます。冷えと体力低下が中心の場合や、便秘と熱感が強い場合などでは別の処方を比較します。
防已黄耆湯は、疲れやすく汗をかきやすい、水太り傾向、下半身のむくみなどで比較されます。ただし、便秘、強い冷え、尿の異常、急な体重増加、持病の有無を確認して選ぶ必要があります。
自己判断で極端に減らさないでください。脱水でも体調を崩します。心臓・腎臓などの持病で水分量の指示を受けている方は、その指示を優先します。通常は一度に大量に飲まず、喉の渇き、尿量、食事、気温を見ながら摂ります。
関係することがあります。塩分の多い食事や飲酒は、翌朝の顔の張りや体重変化につながる場合があります。むくみの記録をつけ、食事・飲酒・睡眠との関係を確認すると原因を整理しやすくなります。
あります。降圧薬、鎮痛薬、ホルモン薬など、薬の種類によってはむくみが現れることがあります。処方薬を自己判断で中止せず、開始時期とむくみの変化を医師または薬剤師へ伝えてください。
いいえ。件数は効果、人気、推奨順位ではありません。むくみだけでなく、便通、冷え、体重変化、疲労、尿、月経・更年期などを含め、堀口先生が初期回答で選定した記録の出現件数です。
足・顔・まぶた・手指などの部位、朝夕の違い、体重変化、尿量や夜間尿、冷え、熱感、便通、胃腸、疲労、睡眠、ストレス、月経・更年期などをまとめて確認します。
更年期の年代には起こりやすくなりますが、それだけとは限りません。長く座る・立つ、筋肉量や活動量の低下、塩分、睡眠不足なども関係します。片脚だけ急に腫れる、痛みや赤みがある、息切れを伴う場合は、早めに医療機関で確かめてください。
重なることはありますが、同じではありません。むくみは体に水がたまった状態で、夕方に強くなる、指で押すと跡が残るなどの特徴があります。体重の増え方やお腹まわりの変化と合わせて、どちらが中心かを確かめます。
次のような場合は、体質によるむくみと決めつけず、医療機関へ相談してください。
むくみだけでなく、ほかの症状も確かめてから、あなたの体質に合う漢方を選びます。
AI漢方診断をはじめる(無料)※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。むくみには、生活習慣や姿勢によるもののほか、心臓、腎臓、肝臓、甲状腺、静脈・リンパ、感染、薬の影響などが関係する場合があります。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師へご相談ください。片側の足の急な腫れ・痛み・赤み、息切れ・胸痛、急な全身浮腫、尿量低下や血尿がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。