疲れやすく、気持ちが張りつめやすいタイプの動悸
気持ちが張りつめやすく、胃腸が弱いほう
加味帰脾湯かみきひとう
血が不足しがちで、胃腸と心が疲れ、胸が落ち着かず、不安や動悸、考えすぎが出やすい方によく用いられます。
胸がドキドキする。脈が飛ぶように感じる。夜中に目が覚めると心臓が強く打つ。
動悸は、心拍を強く・速く・不規則に感じる症状です。緊張、疲労、睡眠不足、更年期などで起こることもありますが、不整脈、貧血、甲状腺疾患、薬やカフェインの影響が関係する場合もあります。
漢方では、緊張による気の高ぶり、体力や血の不足、水分停滞、冷えのぼせなどを整理します。その前提として、胸痛、失神、強い息切れなど受診を優先するサインを見逃さないことが大切です。
症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。
動悸は、体質によって合う漢方が違います。
動悸の漢方は、体質によって選びます。KanpoNow のAI漢方診断で動悸によく選ばれるのは、加味帰脾湯・柴胡加竜骨牡蛎湯・炙甘草湯・苓桂朮甘湯・苓桂味甘湯です。
KanpoNow は、症状から体質を考え、体質に必要な働きを持つ生薬の組み合わせ(漢方)を選びます。
いくつかの質問に答えると、動悸のタイプと体質から、合う漢方を選びます(約3分・無料)。
動悸のAI漢方診断をするAI漢方診断は、動悸をタイプに分けて、体質に合う漢方を選びます。ここでは、動悸でよく選ばれるタイプと漢方を紹介します。
疲れやすく、気持ちが張りつめやすいタイプの動悸
気持ちが張りつめやすく、胃腸が弱いほう
加味帰脾湯かみきひとう
血が不足しがちで、胃腸と心が疲れ、胸が落ち着かず、不安や動悸、考えすぎが出やすい方によく用いられます。
のぼせやすく、気持ちが高ぶりやすいタイプの動悸
興奮(イライラ)強く、便秘もしている
柴胡加竜骨牡蛎湯さいこかりゅうこつぼれいとう
疲れているのに神経が高ぶり、胸がざわついて眠れない方におすすめです。ささいな音に驚く、夢が多い、へその上で拍動を感じるといったこともあります。
気・血・うるおいが不足し、疲れやすいタイプの動悸
疲れや大病のあとに動悸がして、脈が乱れる
炙甘草湯しゃかんぞうとう
気・血・うるおいが消耗し、胸の拍動を支える力が不足している方におすすめです。
朝が弱く、めまいやふらつきがあるタイプの動悸
朝が弱く、午後になると調子がよくなる
苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう
気が胸や頭へ突き上げ、水も一緒に上がって、めまいと動悸・のぼせが同時に出る方におすすめしています。
足が冷えて顔がのぼせやすいタイプの動悸
顔がのぼせて、頭に何かかぶさった感じがある
苓桂味甘湯りょうけいみかんとう
胸元に気と水が上がり、心臓がドキドキするように感じる方におすすめしています。
ストレスで気が滞りやすいタイプの動悸
イライラしやすく、体に張りを感じる
加味逍遙散かみしょうようさん
ストレスで気の巡りが滞りやすく、イライラや気分の揺れ、ほてりが出やすい方におすすめです。
血が不足し、むくみやすいタイプの動悸
冷え性で、むくみやすい
当帰芍薬散とうきしゃくやくさん
血が不足して水がたまりやすく、冷えや貧血ぎみ、疲れやすさに、ときに動悸が重なる方におすすめです。
冷えと緊張が重なるタイプの動悸
手足が冷え、寝汗で目が覚める
柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとう
疲れると息切れし、緊張や不安で動悸が出やすい方におすすめです。心臓の病気などがないかは、医療機関でご確認ください。
冷えて虚弱で、お腹がゆるいタイプの動悸
冷えがあり、体が重だるい
真武湯しんぶとう
新陳代謝が落ちて、冷え、動悸、ふらつき、疲労感がある方によく用いられます。高齢の方は、少量から慎重に始めます。
水っぽい鼻水やせきが出て、汗がすでに出ているタイプの動悸
冷え性で、水っぽい痰が多い
苓甘姜味辛夏仁湯りょうかんきょうみしんげにんとう
胸やみぞおちに余分な水がたまり、心臓や肺の働きをじゃましているような状態の方におすすめです。
ここに無いタイプもあります。どのタイプかは、動悸の出方だけでなく、ほかの症状や体質と合わせて決まります。
KanpoNow AI漢方診断のデータ
KanpoNow の AI漢方診断では、2026年11月5日までに 1,498件の診断で「動悸」が選ばれています。多い体質は「気滞」(気が張って詰まりやすい・27%)と「血虚」(血が足りず乾きやすい・17%)でした。一緒に選ばれたお悩みは「不安・気分のふさぎ」「更年期の悩み」「めまい」です。このうち更年期の年代(40〜50代の女性)は 1,015件(68%)で、多い体質は「気滞」(28%)と「湿痰」(16%)でした。
時点・毎朝更新
押すと、そのお悩みの漢方のページ(例:不安・気分のふさぎの漢方)が開きます
※ 診断で選ばれた漢方の例で、効き目をお約束するものではありません。
すぐ受診したい動悸
胸痛・胸部圧迫感、強い息苦しさ、失神・意識が遠のく、冷や汗、激しいめまい、極端に速い・遅い・不規則な脈、安静時に続く強い動悸がある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データから、動悸を主訴とした相談(36件)を整理しました。
自動安全フラグに加え、胸痛、失神、著しい頻脈・不整脈、強い呼吸困難、著しい体重減少、甲状腺機能亢進を疑う所見などを追加確認しています。これは改善実績や効果の集計ではありません。
体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録されるため、合計は36件・100%を超えます。件数は効果や推奨順位ではありません。代表相談例6件は、このグラフへ別に加算していません。
※1人に複数の体質・症状・漢方を記録しているため、%の合計は100になりません。
相談データから、動悸の出方と背景が異なる6件を公開用に要約しました。
動悸、不安・緊張、眠りの乱れ、頭痛、月経の変化に加え、食欲低下や下痢をしやすい胃腸の弱りが確認されました。
夜間に目が覚めた際の動悸が気になり、その後眠れなくなる状態が数年続いていました。肩や腰のこりも確認されています。
動悸、息苦しさ、不安、イライラがあり、症状が出ると軟便になりやすく、冷えや頭痛も重なっていました。
婦人科手術後から動悸が始まり、検査では大きな異常がない一方、不安感が続いていました。服用中の薬と体質も含めて確認しています。
月経前の変化とともに、動悸、頭の重さ、吐き気、意欲低下、疲れやすさ、不安感が確認されました。
ストレスと不安感が強く、動悸に加えて、体の冷えとむくみが確認された相談です。体力と胃腸の状態も含めて整理しました。
動悸は、心拍が速い場合だけでなく、強く打つ、脈が飛ぶ、抜ける、不規則に感じる場合も含みます。発生時刻、持続時間、脈拍、運動・緊張・食事・睡眠との関係を記録すると、医療機関での評価にも役立ちます。
不安やストレスによる自律神経の高ぶりを確認します。同時に、胸痛や不整脈などを除外します。
体力低下だけでなく、貧血、心臓・呼吸器の病気、薬などを確認します。
不整脈、睡眠、飲酒、カフェイン、ほてり、不安、薬との関係を整理します。
| 動悸の出方 | 確認したい背景 | 漢方で比較する体質 |
|---|---|---|
| 緊張・不安で胸がドキドキする | 胸痛、過呼吸、睡眠、便通、ストレス | 気滞、湿熱 |
| 少し動くと動悸・息切れが出る | 貧血、心機能、体力、胃腸、服用薬 | 気虚、血虚 |
| 夜中に目覚めて動悸がする | 不整脈、不眠、飲酒、ほてり、神経過敏 | 血虚、陰虚、気滞 |
| めまい・立ちくらみを伴う | 血圧、脱水、貧血、脈の乱れ、水分停滞 | 気虚、陽虚、湿痰 |
| 脈が飛ぶ・不規則に感じる | 心電図、服用薬、甲状腺、電解質 | 原因確認後に気血・潤いを比較 |
更年期の年代(40〜50代)の女性にも、動悸や息苦しさはみられます。ただ、ほてりや汗ほど女性ホルモンの変化との結びつきが強い症状とは限らず、心臓や肺、貧血、甲状腺などの病気がないことが前提です。まず内科・循環器内科で確かめ、そのうえで、ほてり・睡眠・不安・疲れなどと合わせて、体質から考えます。
KanpoNow AI漢方診断のデータ
動悸で診断した方のうち、40〜50代の女性は 1015件(68%)でした。
40〜50代の女性に多い体質
時点・毎朝更新 ※ 診断で選ばれた漢方の例で、効き目をお約束するものではありません。
女性ホルモンの変動
ほてり・汗・気分の揺れなどと一緒に、拍動を強く感じることがあります。
睡眠・不安・疲れ
眠りの浅さや緊張が続くと、ふだんは気にならない拍動を強く感じやすくなります。
ほかの病気との区別
不整脈、心臓・肺の病気、貧血、甲状腺の病気、薬の影響などを先に確かめます。
ほてり・不眠・イライラなど、更年期のほかの悩みもあわせて考えたい方は、更年期の漢方もご覧ください。
動悸では、ストレスだけでなく、体力・血の不足、水分停滞、冷え、のぼせ、更年期などが重なることがあります。AI診断と相談データでは母集団と抽出条件が異なるため、体質の順位は直接比較しません。

不安、ため息、胸部の緊張、症状の波

めまい、立ちくらみ、月経、夢が多い、集中力低下

口渇、目の乾燥、眠りの浅さ、夜の熱感

潤い不足による虚熱で、夜に心身が鎮まりにくくなっていないかを確認します。
固定したこり、胸の違和感、月経痛、くすみ

このタイプの動悸に合う漢方は、AI漢方診断で確かめられます。
血流の偏りと上下の温度差が、胸の違和感に重なっていないかを見ます。
食欲低下、声に力がない、汗、朝のだるさ

心身を動かす気を十分につくり、保てているかを確認します。
喉のつかえ、頭重、雨の日の悪化、吐き気

下半身の冷え、軟便、夜間尿、ふらつき

飲酒、顔の赤み、寝苦しさ、熱こもり

余分な湿と熱が胸や頭にこもり、神経を高ぶらせていないかを確認します。
AI漢方診断では、動悸をタイプに分けて考えます。よく選ばれるのは、加味帰脾湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、炙甘草湯、苓桂朮甘湯、苓桂味甘湯などです。どれが合うかは、動悸の出方とほかの症状・体質によって変わります。
胸痛、強い息苦しさ、失神、冷や汗、強いめまい、極端に速い・遅い・不規則な脈がないかを確認します。これらを伴う場合は、漢方選びより医療機関での評価を優先してください。
炙甘草湯は、疲れやすく、息切れ、脈の乱れ、乾燥やほてりがある状態で比較されます。ただし、脈が飛ぶ原因は不整脈などさまざまです。まず心電図などで原因を確認することが大切です。
あります。緊張で交感神経が高ぶり、心拍を強く感じることがあります。一方、心臓、甲状腺、貧血、薬、カフェインなどが関係する場合もあるため、繰り返す動悸をストレスだけと決めつけないでください。
更年期では、ほてり、発汗、不眠、不安、冷えのぼせ、めまいと動悸が重なることがあります。婦人科的な変化だけでなく、心臓や甲状腺、貧血などの確認も必要です。
血圧変動、脱水、貧血、不整脈などを確認します。失神しそう、実際に失神した、胸痛や息切れが強い場合は、速やかに受診してください。
あります。カフェインの過剰摂取では、心拍数の増加、不安、震え、不眠などが起こることがあります。動悸が気になる期間は、コーヒーやエナジードリンク、カフェインを含む薬の量を記録します。
起こることがあります。疲労、息切れ、顔色不良、月経量の増加、体重減少、多汗、手の震えなどがある場合は、血液検査や甲状腺機能の確認が必要です。
いいえ。件数は効果や推奨順位ではありません。堀口先生が相談時の体質と症状を確認し、初期回答で選定した処方の出現件数です。
ドキドキする、脈が飛ぶ、速いなどの感じ方、発生時刻、運動や緊張との関係、胸痛、息切れ、めまい、睡眠、冷え、むくみ、胃腸、月経・更年期、服用薬、カフェインをまとめて確認します。
初めての動悸や、くり返す動悸は、内科または循環器内科が基本です。心臓や肺などの病気がないと分かり、ほてりや月経の変化など更年期の症状もある場合は、婦人科・更年期外来で相談できます。胸の痛みや失神を伴うときは、様子を見ずに医療機関へ連絡してください。
あります。いつ始まり、どのくらい続いたか、1分間の脈の数、規則正しいか・抜ける感じがあるかを書き留めておくと、受診のときに役立ちます。ただし、強い症状があるときは、測ることに時間をかけず受診を優先してください。
一緒に考えられる場合がありますが、自己判断で重ねないでください。漢方を使う場合も、処方医と薬剤師に、ホルモン補充療法や心臓の薬、ほかの薬をすべて伝えて相談してください。
次のような場合は、体質による動悸と決めつけず、医療機関へ相談してください。
動悸だけでなく、ほかの症状も確かめてから、あなたの体質に合う漢方を選びます。
AI漢方診断をはじめる(無料)※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。動悸には、不整脈、心臓病、貧血、甲状腺疾患、脱水、薬・サプリ、カフェイン、睡眠不足、不安、更年期などが関係する場合があります。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師へご相談ください。胸痛、強い息苦しさ、失神、冷や汗、激しいめまい、極端に速い・遅い・不規則な脈がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。