不安に漢方|不安感・パニック・動悸・息苦しさを体質別に考える

更新日:2026年7月18日 監修:堀口和彦

不安や緊張で胸の苦しさを感じる女性

不安の漢方は、「不安がある」という症状名だけでは決まりません。

動悸、息苦しさ、喉のつかえ、パニック感、不眠、イライラ、胃腸症状、疲労、更年期の変化など、どの不調がどう重なっているかで候補が変わります。

症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。

動悸・息苦しさパニック・予期不安喉のつかえ不眠・疲労

不安で候補となる漢方薬

不安に使われる漢方薬は一つではありません。主な不調と体質を合わせて、次のような処方を比較します。

主な不調 比較する体質・状態 代表的な候補
動悸・胸のざわつき・便秘 気滞・湿熱・神経の高ぶり 柴胡加竜骨牡蛎湯
冷えのぼせ・疲労・動悸 気滞・陰虚・虚弱 柴胡桂枝乾姜湯
神経過敏・驚きやすい・寝汗 気虚・陰虚 桂枝加竜骨牡蛎湯
疲労・不眠・食欲低下 血虚・気虚 加味帰脾湯
イライラ・焦燥・筋緊張 気滞・高ぶり 抑肝散
喉のつかえ・吐き気・息苦しさ 気滞・湿痰 半夏厚朴湯
月経・更年期・冷えのぼせ 気滞・血虚・血瘀 加味逍遙散

この表は候補を知るための入口です。症状は一つとは限らず、体質も一つとは限りません。不安という症状名だけで一つの漢方薬に決めず、全身の状態をまとめて確認する必要があります。

胸痛、失神、強い息苦しさ、脈の著しい乱れ、希死念慮、自傷・他害の衝動、幻覚・妄想、強い混乱がある場合は、漢方の自己判断より医療機関への相談を優先してください。

不安と全身の状態をまとめて確認する

AI漢方診断であなたの漢方を見つける

KanpoNow AI診断データで見る、不安の傾向

2026年6月25日時点の直近30日間では、AI漢方診断7,577件のうち626件、約8%の方が「不安」を症状として選択していました。一方、体質チェックの「不安感が強い」には2,760件、36%が該当しました。

症状として不安を選ばなくても、動悸、不眠、緊張、胃腸症状、疲労などの背景に不安感が重なっている場合があります。

7,577件

全診断数

直近30日間に行われたAI漢方診断です。

626件・8%

不安を選択

症状として不安を選んだ方です。

2,760件・36%

不安感が強い

体質チェックで不安感の強さに該当した方です。

女性93%

平均46歳

50代34%、40代31%でした。

AI診断で確認された不安関連の体質

気滞
31%
血虚
18%
湿痰
13%
気虚
12%
陰虚
12%

気滞が最多でしたが、血虚、湿痰、気虚、陰虚も確認されました。不安の強さだけでなく、動悸、不眠、疲労、胃腸、冷え、ほてりなどを近接して見る必要があります。

堀口先生の相談データから見る、不安相談の特徴

堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データを整備した「不安症例」から、不安が主訴として原文確認できた全36件を整理しました。

体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録される場合があります。

体質判定

気滞
30件
血虚
23件
気虚
16件
陰虚
15件
湿痰
7件
湿熱
3件
陽虚
3件
血瘀
2件

一緒に記録された症状

日中の疲労・気力低下
16件
不眠・睡眠の乱れ
13件
肩こり・頭痛
11件
動悸・息苦しさ
10件
イライラ・焦燥
10件
下痢・便秘
10件
めまい・ふらつき
10件
月経・更年期の変化
10件

初期回答で選定された漢方薬

柴胡桂枝乾姜湯
11件
抑肝散
10件
加味帰脾湯
7件
桂枝加竜骨牡蛎湯
6件
柴胡加竜骨牡蛎湯
5件
加味逍遙散
4件

件数は効果、人気、推奨の順位ではありません。堀口先生が初期回答で選定した記録の出現件数です。

※AI診断データと相談データは対象と集計方法が異なるため、数値は合算していません。

不安の代表相談例

相談内容を公開用に要約し、改善経過や個人を特定しうる情報は掲載していません。代表相談例は統計の分母・分子とは別に管理しています。

47歳女性

電車や外出への予期不安に、動悸と眠りの浅さが重なる

乗り物への不安が残り、悩みが続くと呼吸が浅くなり、動悸、眠りの浅さ、めまい、気分の落ち込みも重なると相談されました。

予期不安動悸・不眠

体質の考え方:気滞と血虚を中心に、疲労と胃腸の弱りも重なり、心身の余裕を保ちにくい状態として整理しました.

初期回答で選定:柴胡桂枝乾姜湯加味帰脾湯

32歳男性

人前の緊張で喉と胸がつかえ、便通も乱れる

接客や会議など緊張する場面で、喉のつかえ、胸の不快感、腹部の張り、便秘や軟便、不安が出やすいと相談されました。

喉・胸のつかえ人前の不安

体質の考え方:気滞を中心に、気が胸や喉で滞り、胃腸と便通にも影響する状態として整理しました.

初期回答で選定:半夏厚朴湯抑肝散

ほかの相談例4件を見る

38歳女性

イライラ、不眠、息苦しさが月経周期と重なる

強いイライラと不安で眠れず、みぞおちの締め付け感や息苦しさがあり、月経前に不安定になりやすいと相談されました。

イライラ・不眠息苦しさ

体質の考え方:気滞・血虚・気虚が重なり、緊張を鎮める力と心身を支える余裕が不足した状態として整理しました.

初期回答で選定:桂枝加竜骨牡蛎湯抑肝散

61歳女性

大きな喪失のあと、不眠・焦燥・気分の落ち込みが続く

身近な存在を失ったあと、不眠、めまい、不安、焦燥感、気分の落ち込みが重なり、自分の気持ちだけでは整えにくいと相談されました。

不眠・焦燥気分の落ち込み

体質の考え方:気滞・血虚・陰虚を中心に、緊張と消耗が同時にある状態として整理しました.

初期回答で選定:柴胡加竜骨牡蛎湯酸棗仁湯

37歳男性

体調への心配から、ふらつき・胃の不調・不眠が連鎖する

ふらつきや喉の違和感、食欲低下をきっかけに体調への不安が強まり、眠りが浅く、日中の疲れも続くと相談されました。

体調への不安胃腸・不眠

体質の考え方:気滞・気虚・陰虚を中心に、心身の緊張と胃腸の弱り、休息不足が重なる状態として整理しました.

初期回答で選定:桂枝加竜骨牡蛎湯加味帰脾湯

40歳女性

突然の動悸・息切れ・吐き気で不安が強くなる

首肩のこりや吐き気があり、突然動悸や息切れが出ると強い不安を感じ、月経周期の前後には頭痛も重なると相談されました。

動悸・息切れ吐き気・肩こり

体質の考え方:気滞と冷えを伴う虚弱傾向を見ながら、胸から喉の緊張と自律神経の高ぶりが重なる状態として整理しました.

初期回答で選定:柴胡桂枝乾姜湯半夏厚朴湯

不安は、心だけでなく全身の状態として整理します

不安は危険に備える自然な反応ですが、強さや持続時間、身体症状、生活への影響によっては医療的な評価が必要です。漢方では、病名だけでなく、不安がどこに、どのように現れているかを確認します。

1. 不安の現れ方

漠然とした心配、突然のパニック感、人前や乗り物への不安、月経・更年期に伴う揺らぎなどを分けて見ます。

2. 一緒に出る身体症状

動悸、息苦しさ、喉のつかえ、不眠、めまい、胃痛、便通、肩こり、冷え、ほてりを確認します。

3. 体質と生活背景

ストレスによる滞りか、血・気・潤いの不足か、熱や水分停滞かを、体力、食事、睡眠、服用薬と合わせて整理します。

不安を8つの体質で見る

不安では、気滞と血虚が中心になりやすい一方、疲労、潤い不足、胃腸、水分停滞、冷え、熱こもりなどが重なることがあります。体質は一つとは限りません。

漢方で考える男女共通の8つの体質
8体質は、不安の原因を一つに決める分類ではなく、全身状態を整理するための視点です。
体質 不安の現れ方 一緒に見たい症状
気滞 緊張・予期不安・胸のつかえ 動悸、息苦しさ、ため息
血虚 心細さ・不眠・考えすぎ 疲労、めまい、物忘れ
気虚 体力低下で予定や外出が不安 食欲低下、息切れ、朝のだるさ
陰虚 夜の焦燥・神経過敏 ほてり、寝汗、口渇
湿痰 頭重・胸のつかえ・気分の晴れなさ 胃もたれ、吐き気、めまい
血瘀 月経・更年期に伴う不安定さ 肩こり、頭痛、冷えのぼせ
陽虚 冷えと消耗による心細さ 下痢、夜間尿、低血圧傾向
湿熱 熱こもりと強いイライラ 発汗、便秘、飲酒後の悪化
気滞

緊張で胸や喉がつかえ、予期不安が強くなる

ストレスで気の巡りが滞り、動悸、息苦しさ、喉のつかえ、人前や外出前の不安として現れます。

気滞体質で胸や肩の緊張を感じる男性
見分けるポイント
  • 動悸・息苦しさ
  • 喉・胸のつかえ
  • 予期不安・ため息
比較する漢方薬

柴胡加竜骨牡蛎湯半夏厚朴湯

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

血虚

疲労・不眠・めまいとともに心細くなる

心身を養う血が不足し、不眠、動悸、めまい、物忘れ、気分の落ち込みと不安が重なります。

血虚体質で疲労と目の疲れを感じる女性
見分けるポイント
  • 疲労・顔色の悪さ
  • 眠りが浅い・多夢
  • めまい・動悸
比較する漢方薬

加味帰脾湯酸棗仁湯

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

気虚

体力が落ち、予定や外出が負担に感じる

気力・体力と胃腸の働きが弱り、少しの予定でも不安になり、息切れ、食欲低下、回復感のなさが出ます。

気虚体質で気力と体力の低下を感じる男性
見分けるポイント
  • 疲れやすい
  • 食欲低下・息切れ
  • 朝から気力が出ない
比較する漢方薬

加味帰脾湯六君子湯

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

陰虚

神経が過敏で、夜に焦燥感や動悸が強くなる

心身を潤し鎮める力が不足し、ほてり、口渇、寝汗、眠りの浅さとともに不安が強くなります。

陰虚体質で夜のほてりと乾燥を感じる女性
見分けるポイント
  • ほてり・口渇
  • 夜の不安・不眠
  • 驚きやすい・焦燥
比較する漢方薬

桂枝加竜骨牡蛎湯酸棗仁湯

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

湿痰

頭重・めまい・胃もたれが不安を増幅する

胃腸の弱りで余分な水分や濁りが停滞し、胸のつかえ、吐き気、頭重、めまいと不安が重なります。

湿痰体質で頭重感と胃もたれを感じる女性
見分けるポイント
  • 頭重・めまい
  • 胃もたれ・吐き気
  • 胸や喉のつかえ
比較する漢方薬

半夏厚朴湯半夏白朮天麻湯

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

血瘀

月経・更年期、肩こり、冷えのぼせと重なる

血の巡りが滞り、肩こり、頭痛、冷えのぼせ、月経周期や更年期の変化とともに不安が揺れます。

血瘀体質で首や肩のこりを感じる女性
見分けるポイント
  • 肩こり・頭痛
  • 冷えのぼせ
  • 月経・更年期の変化
比較する漢方薬

加味逍遙散桂枝茯苓丸料

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

陽虚

冷え・下痢・夜間尿が心身の不安定さにつながる

体を温めて支える力が弱り、冷え、下痢、夜間尿、低血圧傾向、朝の心細さと不安が重なります。

陽虚体質で手足や腰の冷えを感じる男性
見分けるポイント
  • 手足・腰の冷え
  • 下痢・夜間尿
  • 朝のだるさ
比較する漢方薬

柴胡桂枝乾姜湯真武湯

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

湿熱

熱こもり・イライラ・便秘で落ち着かない

余分な熱と湿がこもり、顔の赤み、発汗、便秘、強いイライラや胸のざわつきとして現れます。

湿熱体質で熱感と体の重さを感じる女性
見分けるポイント
  • のぼせ・発汗
  • イライラ・便秘
  • 飲酒や夜食で悪化
比較する漢方薬

柴胡加竜骨牡蛎湯黄連解毒湯

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

不安で比較される漢方薬

不安に使われる処方でも、向いている状態は同じではありません。動悸、喉のつかえ、不眠、疲労、月経・更年期、胃腸、便通、体力、服用薬まで含めて比較します。

漢方薬名 比較する症状・状態 体質の考え方 見分けるポイント
柴胡加竜骨牡蛎湯 動悸、不眠、イライラ、胸のざわつき、便秘 気滞・湿熱 比較的体力があり、高ぶりと熱が強いか
柴胡桂枝乾姜湯 冷えのぼせ、疲労、動悸、口渇、更年期前後 気滞・陰虚・陽虚 冷えと熱感、虚弱が同時にあるか
桂枝加竜骨牡蛎湯 神経過敏、驚きやすい、寝汗、不眠、動悸 気虚・陰虚 体力が低めで、緊張が抜けないか
加味帰脾湯 疲労、不眠、動悸、食欲低下、心細さ 血虚・気虚 胃腸の弱りと血の不足があるか
抑肝散 イライラ、焦燥、筋緊張、眠りの浅さ 気滞 怒り・高ぶり・体のこわばりが中心か
半夏厚朴湯 喉のつかえ、胸苦しさ、吐き気、気分のふさぎ 気滞・湿痰 喉・胸・胃のつかえが目立つか
加味逍遙散 月経・更年期、イライラ、不安、冷えのぼせ 気滞・血虚・血瘀 女性ホルモンの変化と気分の波が重なるか
酸棗仁湯 疲れているのに眠れない、多夢、熟睡感がない 血虚・陰虚 消耗と睡眠の浅さが中心か
六君子湯 食欲低下、胃もたれ、疲労、気力低下 気虚・湿痰 胃腸の弱りが不安の土台か
人参養栄湯 慢性的な疲労、食欲低下、冷え、回復力低下 気虚・血虚 体力と栄養の不足が長く続いているか

漢方薬の効能・効果や注意事項は製品ごとに異なる場合があります。実際に使用する製品の添付文書を確認してください。

不安を整える生活養生

1. 不安を消そうと力みすぎない

不安を否定し続けると、体の緊張が強くなることがあります。「今、不安の反応が出ている」と確認し、まず肩、あご、みぞおちの力をゆるめます。

2. 吐く息をゆっくり長くする

息苦しさを感じる時ほど、無理に大きく吸わず、細く長く吐くことを意識します。強い息苦しさや胸痛がある場合は、呼吸法だけで様子を見ないでください。

3. 睡眠不足を放置しない

睡眠不足は、焦燥感、動悸、考えすぎを強めることがあります。起床時刻を大きくずらさず、夜は画面、仕事、照明の刺激を少しずつ減らします。

4. カフェイン・飲酒・空腹を確認する

コーヒー、エナジードリンク、飲酒、食事抜きは、動悸や不安感と重なることがあります。量だけでなく、摂る時間と体調の変化を記録します。

5. 胃腸を休ませる

不安が強い時は、胃がこわばり、吐き気、胃もたれ、下痢・便秘が起こることがあります。温かく消化しやすい食事を、無理のない量で摂ります。

6. 発作の場面と身体症状を記録する

時間、場所、睡眠、食事、カフェイン、月経周期、動悸や息苦しさを簡単に記録すると、医療機関や薬剤師へ相談する際の判断材料になります。

よくある質問

不安には、どの漢方薬が使われますか?

柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝乾姜湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、加味帰脾湯、抑肝散、半夏厚朴湯、加味逍遙散などが候補になります。ただし、動悸、息苦しさ、喉のつかえ、不眠、疲労、更年期症状などの組み合わせで比較する処方は変わります。

なぜ「不安」という症状だけで漢方薬を選べないのですか?

同じ不安でも、緊張で胸や喉がつかえる人、疲労と血の不足で心細くなる人、神経が高ぶり動悸や不眠が出る人、胃腸の弱りや冷えが土台にある人がいます。症状の現れ方と全身の体質をまとめて確認する必要があります。

半夏厚朴湯と柴胡加竜骨牡蛎湯は、どう違いますか?

半夏厚朴湯は、喉のつかえ、胸の圧迫感、吐き気、気分のふさぎなど、気滞と湿痰が目立つ場合に比較します。柴胡加竜骨牡蛎湯は、動悸、不眠、イライラ、便秘、のぼせなど、神経の高ぶりと内にこもる熱が強い場合に比較します。

柴胡桂枝乾姜湯と桂枝加竜骨牡蛎湯は、どう違いますか?

柴胡桂枝乾姜湯は、冷えのぼせ、疲労、口渇、動悸、月経や更年期の変化などが重なる場合に比較します。桂枝加竜骨牡蛎湯は、体力が低めで、神経過敏、驚きやすさ、寝汗、不眠、動悸が目立つ場合に比較します。

疲労や不眠を伴う不安では、何を比較しますか?

胃腸の弱りと血の不足がある場合は加味帰脾湯、心身が消耗して眠りが浅い場合は酸棗仁湯、神経過敏と虚弱がある場合は桂枝加竜骨牡蛎湯などを比較します。食欲、眠り、めまい、動悸の組み合わせが判断材料になります。

動悸・息苦しさ・パニック感がある場合、漢方だけで様子を見てよいですか?

繰り返す発作、強い胸痛、失神、冷や汗、脈の著しい乱れ、日常生活を避けるほどの予期不安がある場合は、医療機関での評価を優先してください。漢方薬は、必要な診断や治療を受けながら体質面を相談する選択肢です。

更年期や月経周期に伴う不安も、漢方で考えられますか?

考えられます。月経前や更年期に、不安、動悸、イライラ、のぼせ、冷えのぼせ、不眠が重なる場合は、気滞、血虚、血瘀、陰虚などを確認し、加味逍遙散や柴胡桂枝乾姜湯などを比較することがあります。

抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬を飲んでいても、漢方薬を併用できますか?

併用できる場合はありますが、薬の種類、持病、年齢、眠気、肝腎機能などによって判断が必要です。処方薬を自己判断で中止・減量せず、漢方薬を追加する前に医師または薬剤師へ相談してください。

相談データで件数が多かった漢方薬を選べばよいですか?

いいえ。件数は効果、人気、推奨順位ではありません。不安だけでなく、動悸、不眠、疲労、便通、肩こり、めまい、月経・更年期などを含めて、堀口先生が初期回答で選定した記録の出現件数です。

AI漢方診断では、不安について何を確認しますか?

不安の強さや場面に加え、動悸、息苦しさ、喉・胸のつかえ、不眠、イライラ、疲労、胃腸、便通、めまい、冷え、ほてり、月経・更年期などをまとめて確認します。症状と体質の重なりから候補となる漢方薬を絞り込みます。

受診の目安

次のような場合は、体質による不安と決めつけず、医療機関へ相談してください。

  • 胸痛、失神、冷や汗、強い息切れ、脈の著しい乱れがある
  • 突然の強い発作や予期不安を繰り返し、外出、仕事、家事に支障がある
  • 強い抑うつ、希死念慮、自傷・他害の衝動がある
  • 躁状態、幻覚、妄想、強い混乱、眠らなくても平気な状態がある
  • 食事や水分が取れない、急に体重が減る、嘔吐が続く
  • 甲状腺疾患、心疾患、貧血、低血糖、薬の影響が疑われる
  • 薬の開始・変更、カフェイン、アルコール、サプリメントの使用後から症状が強くなった
  • 妊娠中・産後・授乳中、持病がある、複数の薬を服用している

参考・出典

症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。

不安感だけでなく、動悸、息苦しさ、喉のつかえ、不眠、疲労、胃腸、便通、めまい、冷え、ほてり、月経・更年期などをまとめて分析し、候補となる漢方薬を絞り込みます。

不安の現れ方と全身の状態を、まとめて確認する

AI漢方診断で、あなたに合う漢方を見つける

※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療・服薬指示を行うものではありません。漢方薬は体質、症状、持病、年齢、妊娠・授乳、服薬状況によって適否が異なります。抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬などを自己判断で中止・減量しないでください。胸痛、失神、強い息苦しさ、脈の著しい乱れ、強い抑うつ、希死念慮、自傷・他害の衝動、幻覚・妄想などがある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

監修者プロフィール
堀口和彦

堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師

光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。

著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。