だるさに漢方|疲れが取れない・体が重い・手足がだるい悩みを体質別に考える
監修:堀口和彦|更新日:2026-06-24
寝ても疲れが取れない。体が重くて動く気になれない。夕方になるとぐったりする。手足がだるい。
だるさは、単なる疲れとは限りません。胃腸の弱り、睡眠不足、ストレス、水分代謝の停滞、冷え、血流低下、過労、更年期の自律神経の揺らぎなどが重なって起こることがあります。
漢方では、だるさを大きく「不足」と「渋滞」に分けて考えます。エネルギーそのものが足りないのか、体内に余分な水や老廃物がたまって巡らないのかで、整え方が変わります。
同じだるさでも、重だるい湿痰タイプ、疲れやすい気虚タイプ、ストレスで巡らない気滞タイプ、冷えて動けない陽虚タイプでは、合う漢方薬も養生も変わります。
あなたに合うだるさの漢方がわかる
AI漢方診断で体質を確認するKanpoNow診断データで見るだるさの傾向
7,587件
KanpoNowで行われたAI漢方診断の件数です。
1,590件・21%
症状ランキング1位。最も多く選ばれた症状です。
1,990件・26%
約4人に1人が、体質として手足のだるさを自覚していました。
女性97%・平均47歳
40代・50代の女性に多い傾向がありました。
数字から分かること
だるさは症状ランキング1位で、体質チェックでも約4人に1人が「手足がだるい」と回答していました。
これは、だるさが一時的な疲労だけでなく、水分代謝、胃腸、自律神経、血流、睡眠、冷えと深く関係する不調である可能性を示しています。
湿痰 30%
水分代謝が滞り、体が重い、むくむ、雨の日にだるい状態につながりやすい体質です。
気虚 17%
エネルギー不足により、疲れやすい、息切れしやすい、胃腸が弱い状態につながりやすい体質です。
気滞 17%
気の巡りが滞り、ストレスや自律神経の乱れから疲労感が抜けにくい体質です。
血瘀11%・陰虚8%
血流低下や潤い不足により、重だるさ、ほてり、不眠を伴うことがあります。
あなたのだるさは、水分停滞でしょうか。エネルギー不足でしょうか。ストレスによる巡りの悪さでしょうか。
体の重さ、手足のだるさ、むくみ、冷え、睡眠、胃腸、ストレスまで含めて確認します。
AI漢方診断でだるさ体質を確認する目次
だるさとは
だるさとは、体が重い、疲れが取れない、動く気になれない、手足が重い、朝からぐったりする、夕方になると疲れ切るといった状態です。
運動後、睡眠不足、長時間のストレスの後に一時的なだるさが出ることはあります。ただし、長く続く、急に強くなった、体重減少や発熱、息切れ、動悸、強い眠気などを伴う場合は、病気が隠れていないか確認が必要です。*①
だるさは「補えばよい」とは限りません。
体力が不足している方には補う視点が必要です。一方で、水分や老廃物が停滞して重だるい方に、栄養のあるものを無理に足すと、かえって胃腸に負担がかかることがあります。
なぜだるさが起こるのか
漢方では、だるさを大きく「不足」と「渋滞」に分けます。エネルギーが足りないだるさと、エネルギーはあるのに巡らないだるさでは、整え方が変わります。
胃腸が弱く、気を作れないと、疲れやすい、息切れ、食欲不振が出やすくなります。
湿痰がたまると、体が重い、むくむ、雨の日にだるいといった重だるさになります。
ストレスや血流低下で巡りが悪くなると、寝てもすっきりしないだるさにつながります。
だるさは、睡眠、胃腸、冷え、水分の摂り方、ストレス、運動不足、月経周期、更年期の変化などが複雑に関係します。
漢方では「不足」と「渋滞」に分けて見る
漢方では、だるさを一律に疲労として扱わず、「足りない」のか「巡らない」のかを見ます。
気虚・血虚
胃腸の弱り、栄養不足、睡眠不足で、気血を作れないタイプです。
湿痰
余分な水分や老廃物が停滞し、体が鉛のように重いタイプです。
気滞・血瘀
ストレスや血流低下により、エネルギーが全身に行き渡らないタイプです。
陽虚・陰虚
冷えて動けない、または過労で潤いを消耗しているタイプです。
だるさを8つの体質で見る
だるさでは、特に湿痰、気虚、気滞が関係しやすくなります。冷えが強い場合は陽虚、ほてりや不眠がある場合は陰虚、貧血傾向がある場合は血虚、肩こりや冷えのぼせがある場合は血瘀、暑がりや便秘がある場合は湿熱も見ます。
湿痰
水分代謝が滞り、体が重く、むくみや低気圧で悪化しやすいタイプです。
気虚
気を作る力が弱く、食欲不振や息切れを伴いやすいタイプです。
気滞
気が滞り、気分の落ち込み、イライラ、胸やお腹の張りを伴うタイプです。
血瘀
肩こり、冷えのぼせ、シミやクマを伴いやすいタイプです。
陰虚
過労や睡眠不足で潤いを消耗し、疲れているのに眠れないタイプです。
陽虚
体を温める力が弱く、足腰のだるさや夜間尿を伴いやすいタイプです。
血虚
血が不足し、めまい、立ちくらみ、疲れ目、不安感を伴うタイプです。
湿熱
暑がり、便秘、多汗、食べすぎ、飲酒で悪化しやすいタイプです。
湿痰(しったん)体質のだるさ
湿痰は、水分代謝が悪く、余分な水や濁りが体に停滞しやすい体質です。だるさでは、体がズッシリ重い、下半身がだるい、むくみやすい、雨の日や低気圧で悪化するタイプとして現れます。
病態の考え方
余分な水分や老廃物が体にたまると、気の巡りを妨げます。エネルギーが足りないというより、体の中に邪魔物が多く、巡りが重くなっている状態です。
見られやすい症状
- 体がズッシリ重い
- 手足、特に下半身がだるい
- むくみやすい
- 雨の日や低気圧で悪化する
- 頭が重い、めまいがある
- 水分や甘いものを摂ると重くなる
漢方の考え方・処方例
下肢の倦怠感、むくみ、全身の重だるさがある場合には、九味檳榔湯(くみびんろうとう)などが検討されることがあります。
疲れやすく、汗をかきやすく、水ぶとり傾向がある場合には、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)などを考えることがあります。
水分の偏り、むくみ、頭重感、めまいを伴う場合には、五苓散(ごれいさん)なども候補になります。
養生のポイント
湿痰タイプでは、水分のガブ飲み、冷たい飲み物、甘いもの、食べすぎが体を重くします。水分は喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ摂りましょう。
気虚(ききょ)体質のだるさ
気虚は、生命エネルギーである気を作る力が不足しやすい体質です。胃腸の働きが弱く、食べ物から十分に気を作れないため、疲れやすさ、息切れ、食欲不振として現れます。
病態の考え方
気は、体を動かし、内臓を働かせ、全身を支えるエネルギーです。気が不足すると、朝からだるい、少し動くと疲れる、声や表情に力がない状態になります。
見られやすい症状
- 疲れやすい
- 朝からだるい
- 食欲がない、たくさん食べられない
- 息切れしやすい
- 声に力がない
- 胃腸が弱く、食後に眠くなる
漢方の考え方・処方例
気力が出ない、疲れが取れない、胃腸が弱いタイプでは、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などが検討されることがあります。
気力と体力がともに落ち、疲労感が強い場合には、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などを考えることがあります。
食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすい場合には、六君子湯(りっくんしとう)なども候補になります。
病後・術後の体力低下や疲労倦怠では、人参養栄湯(にんじんようえいとう)などが検討されることがあります。
養生のポイント
気虚タイプでは、無理に栄養価の高い食事を詰め込むと、かえって胃腸に負担がかかります。空腹感に合わせて、温かく消化のよい食事を適量摂りましょう。
気滞(きたい)体質のだるさ
気滞は、ストレスや緊張で気の巡りが滞りやすい体質です。だるさでは、気分が落ち込む、イライラする、胸やお腹が張る、ため息が多いといった形で現れます。
病態の考え方
気の量が極端に少ないわけではなく、巡りが悪くなっている状態です。動かずにこもっているとさらに巡りが悪くなり、夜に眠れず疲労が蓄積することがあります。
見られやすい症状
- ストレスでだるさが強くなる
- 気分が落ち込む
- イライラしやすい
- 胸やお腹が張る
- ため息が多い
- 休日にかえって調子が崩れる
漢方の考え方・処方例
ストレス、胸脇部の張り、気の滞りがある場合には、四逆散(しぎゃくさん)などが検討されることがあります。
イライラ、緊張、不眠を伴う場合には、抑肝散(よくかんさん)などを考えることがあります。
更年期ののぼせ、イライラ、疲労感を伴う場合には、加味逍遙散(かみしょうようさん)なども候補になります。
養生のポイント
気滞タイプでは、寝てばかりいるとかえって巡りが悪くなることがあります。散歩、買い物、掃除、軽い運動など、気分よく体を動かす時間を作りましょう。
血瘀(けつお)体質のだるさ
血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。だるさでは、肩こり、首こり、冷えのぼせ、手足の冷え、シミやクマを伴う重だるさとして現れます。
病態の考え方
血の巡りが悪いと、筋肉や内臓に酸素や栄養が届きにくくなります。老廃物も残りやすくなり、寝てもすっきりしない、体がこわばるようなだるさにつながります。
見られやすい症状
- 肩こり、首こりが強い
- 手足が冷える
- 顔はのぼせるのに足が冷える
- シミ、くすみ、目の下のクマが気になる
- 頭痛、めまいを伴う
- 同じ姿勢で悪化する
漢方の考え方・処方例
血の巡りを整え、のぼせ、肩こり、冷えを伴うだるさでは、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)などが検討されることがあります。
体力があり、下腹部の張りや便秘、血の滞りを伴う場合には、通導散(つうどうさん)などを考えることがあります。
養生のポイント
血瘀タイプでは、同じ姿勢、冷え、運動不足がだるさを強めます。肩甲骨、股関節、ふくらはぎを動かし、入浴や散歩で血流を整えましょう。
陰虚(いんきょ)体質のだるさ
陰虚は、体を潤し、熱を鎮め、回復させる陰が不足しやすい体質です。だるさでは、疲れているのに眠れない、ほてる、焦る、口が渇くといった形で現れます。
病態の考え方
過労、睡眠不足、ストレス、エナジードリンクなどで無理に頑張り続けると、体を冷却し回復させる陰が消耗します。相対的に熱が余り、さらに疲れやすくなります。
見られやすい症状
- 疲れているのに眠れない
- 手足のほてり、寝汗がある
- 口や喉が渇く
- 焦燥感がある
- 目が乾く
- ドリンク剤で一時的に頑張ってしまう
漢方の考え方・処方例
潤い不足、空咳、ほてり、疲労感を伴う場合には、滋陰降火湯(じいんこうかとう)などが検討されることがあります。
腎の潤い不足、ほてり、口渇、疲れやすさがある場合には、六味丸(ろくみがん)などを考えることがあります。
養生のポイント
陰虚タイプでは、無理に頑張るほど消耗します。夜更かし、飲酒、サウナ、辛いもの、エナジードリンクを控え、睡眠で回復する時間を確保しましょう。
陽虚(ようきょ)体質のだるさ
陽虚は、体を温め、生命活動を動かす原動力が不足しやすい体質です。だるさでは、芯から冷える、低体温、足腰がだるい、夜間尿があるタイプとして現れます。
病態の考え方
陽気が不足すると、内臓の働き、血流、水分代謝が弱くなります。体が温まらず、動き出す力が出ないため、朝からだるい、冷えると動けない状態になりやすくなります。
見られやすい症状
- 体の芯から冷える
- 足腰がだるい
- 夜間尿がある
- むくみやすい
- 下痢や軟便になりやすい
- 冷えるとだるさが悪化する
漢方の考え方・処方例
下半身の冷え、夜間尿、足腰のだるさを伴う場合には、八味地黄丸料(はちみじおうがんりょう)などが検討されることがあります。
深部の冷え、むくみ、ふらつき、下痢を伴う場合には、真武湯(しんぶとう)などを考えることがあります。
お腹の冷え、腸の動きの弱さ、腹部の張りを伴う場合には、大建中湯(だいけんちゅうとう)なども候補になります。
養生のポイント
陽虚タイプでは、冷たい飲食、薄着、冷房でだるさが悪化しやすくなります。お腹、腰、足首を温め、温かい食事と入浴を意識しましょう。
血虚(けっきょ)体質のだるさ
血虚は、心身を養う血が不足しやすい体質です。だるさでは、ふらつき、立ちくらみ、疲れ目、不安感、顔色の悪さを伴いやすくなります。
病態の考え方
血は、全身の臓器や筋肉、脳、目に栄養を届ける材料です。血が不足すると、動くための材料が足りず、体も心も疲れやすくなります。
見られやすい症状
- ふらつき、立ちくらみがある
- 疲れ目、目のかすみがある
- 顔色が悪い、貧血気味
- 不安感、動悸がある
- 眠りが浅い、夢が多い
- 月経や出産後に疲れやすい
漢方の考え方・処方例
胃腸を助けて血を作り、心身の元気を回復させる処方として、加味帰脾湯(かみきひとう)などが検討されることがあります。
血を補いながら水分代謝や巡りを整え、冷えやむくみを伴う場合には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などを考えることがあります。
養生のポイント
血虚タイプでは、食事を抜く、夜更かし、目の酷使がだるさを強めます。温かい食事、睡眠、画面作業の休憩で血を養いましょう。
湿熱(しつねつ)体質のだるさ
湿熱は、余分な水分や老廃物に熱が加わった体質です。だるさでは、暑がり、多汗、便秘、食べすぎ、飲酒、メタボ傾向と重なりやすくなります。
病態の考え方
体内に湿と熱がたまると、巡りが悪くなり、体が重く、内側に熱がこもります。栄養不足というより、余分なものが停滞しているだるさです。
見られやすい症状
- 体が重く、暑がり
- 多汗、のぼせがある
- 便秘がち
- お腹まわりが気になる
- 飲酒や夜食で悪化する
- イライラしやすい
漢方の考え方・処方例
余分な熱や老廃物を排出し、便秘、のぼせ、重だるさを伴う場合には、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などが検討されることがあります。
胸脇部の張り、便秘、ストレス、熱こもりがある場合には、大柴胡湯(だいさいことう)などを考えることがあります。
養生のポイント
湿熱タイプでは、栄養を足すより、余分なものをためないことが大切です。飲酒、夜食、脂っこい食事を控え、便通と運動習慣を整えましょう。
だるさの漢方薬は、不足か渋滞かで選びます
「疲れているから補う」と一律に決めるのではなく、エネルギー不足なのか、水分停滞なのか、ストレスで巡らないのか、冷えて動けないのかを確認することが大切です。
年代・性別・生活から見るだるさ
女性のだるさ
女性は月経、妊娠、出産、更年期によって血や気を消耗しやすくなります。月経後や出産後のだるさでは血虚、冷えやむくみを伴うだるさでは湿痰や陽虚、更年期では気滞や血瘀も重なりやすくなります。
更年期世代のだるさ
更年期では、ホルモン変化、自律神経の乱れ、睡眠不足、冷え、のぼせ、むくみ、血流低下が重なりやすくなります。疲れが抜けないだけでなく、不眠、動悸、めまい、イライラも合わせて確認します。
水分の摂りすぎによるだるさ
健康のために水をたくさん飲んでいる方でも、胃腸が弱い場合は余分な水が湿痰となり、体を重くすることがあります。喉が渇いていないのに無理に飲む習慣は見直しましょう。
ドリンク剤・エナジードリンクとだるさ
疲れているときに刺激で無理に頑張ると、一時的に動けても、後からさらにだるさが強くなることがあります。特に陰虚タイプでは、無理に燃焼させるより、睡眠で回復することが重要です。
だるさを整える生活養生
1. 無理にたくさん食べない
気虚や湿痰タイプでは、栄養のあるものをたくさん食べるほど胃腸が疲れることがあります。空腹感に合わせて、温かく消化のよい食事を適量摂りましょう。
2. 水分のガブ飲みを避ける
湿痰タイプでは、水分の摂りすぎが体の重だるさを悪化させます。水分は喉の渇きに応じて、常温または温かいものを少しずつ摂りましょう。
3. 日中に少し動く
気滞や血瘀タイプでは、横になってばかりいると巡りが悪くなります。疲れすぎない範囲で、散歩、掃除、買い物など、気分よく体を動かしましょう。
4. 冷えを遠ざける
陽虚タイプでは、冷たい飲食、薄着、冷房でだるさが悪化しやすくなります。お腹、腰、足首を冷やさないようにしましょう。
5. 睡眠で気・血・陰を充電する
活動で消耗した気、血、陰は、睡眠で回復します。厚生労働省も健康づくりの中で休養・睡眠を重視しています。夜更かしを避け、回復する時間を確保しましょう。
堀口和彦メソッドで見るだるさ
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よくある質問
だるさには、どの漢方薬がよいですか?
だるさだからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。水分停滞の湿痰、エネルギー不足の気虚、ストレスによる気滞、冷えの陽虚、血の不足の血虚など、体質によって考え方が変わります。
疲れているときは、栄養のあるものをたくさん食べた方がよいですか?
体質によります。胃腸が弱い気虚タイプや、湿痰タイプでは、たくさん食べることで胃腸に負担がかかり、かえってだるくなることがあります。消化のよいものを適量摂ることが大切です。
水をたくさん飲むと、だるさは改善しますか?
体質によります。湿痰タイプでは、喉が渇いていないのに水分を多く摂ると、体が重くなることがあります。水分は喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ摂るのがおすすめです。
エナジードリンクでだるさをごまかしてもよいですか?
一時的に動けることはありますが、消耗が強い方では後からさらに疲れが出ることがあります。特に不眠、ほてり、焦燥感がある陰虚タイプでは、刺激で頑張るより睡眠で回復することが大切です。
更年期のだるさも漢方で考えられますか?
考えられます。更年期では、ホルモン変化、自律神経の乱れ、睡眠不足、冷え、むくみ、血流低下がだるさと重なることがあります。体質全体から見ることが大切です。
受診の目安
以下のような場合は、体質によるだるさと決めつけず、医療機関に相談してください。
- だるさが急に強くなった場合
- 発熱、寝汗、体重減少を伴う場合
- 息切れ、胸痛、動悸を伴う場合
- 強い眠気、意識がぼんやりする場合
- 手足の脱力、しびれ、歩きにくさがある場合
- 食欲低下、吐き気、黄疸、むくみがある場合
- 気分の落ち込みが強く、日常生活に支障がある場合
- 数週間以上続き、休んでも改善しない場合
- 服薬を変更してからだるさが出た場合
- 妊娠中・授乳中、持病がある、服薬中の場合
だるさは、体からの大事なサインです。
睡眠不足やストレスで起こることもありますが、貧血、甲状腺疾患、心臓・肺・肝臓・腎臓の病気、感染症、薬の影響、うつ状態などが関係することもあります。長く続く場合や危険なサインがある場合は、早めに医療機関で確認してください。
参考・出典
AI漢方診断へ
だるさは、同じ「疲れる」症状でも、体質によって考え方が変わります。
水分が停滞しているのか、気が不足しているのか、気が巡らないのか、冷えて動けないのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。
だるさに合う漢方を、体質から確認する
体の重さ、手足のだるさ、むくみ、疲労感、冷え、胃腸、睡眠、ストレス、生活背景まで含めて確認します。
防已黄耆湯、補中益気湯、十全大補湯、六君子湯、加味逍遙散などを確認できます。
漢方薬一覧へ当社の関連サービス「うち漢方」から、堀口先生へ直接相談できます。回答には2〜3日いただいております。
堀口先生へ相談する(外部サイト)だるさの出方と全身症状から、体質に合う漢方を確認します。
あなたに合うだるさの漢方がわかる※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、高齢の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。だるさが急に強くなった、発熱・体重減少・息切れ・胸痛・強い眠気・脱力・黄疸・むくみなどを伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。
堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師
光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。