肩こりの漢方|首筋の張り・肩甲骨まわり・更年期の肩こりを体質別に考える

首と肩のこりに悩む女性

首筋がパンパンに張る。肩甲骨まで重い。頭痛や目の疲れも続く。もんでも、すぐに戻ってしまう。

肩こりの漢方は、症状名だけでは決まりません。ストレスで張るのか、血流が滞って芯から重いのか、水分停滞で頭重やめまいを伴うのか、胃腸や睡眠の弱りで回復しにくいのかによって、比較する漢方薬が変わります。

首こり肩甲骨の張り頭痛眼精疲労冷え・むくみ更年期更年期の肩こり

症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。

肩こりは、体質によって合う漢方が違います。

肩こりの漢方は、体質によって選びます。KanpoNow のAI漢方診断で肩こりによく選ばれるのは、加味逍遙散・環元清血飲・桂枝茯苓丸料・四逆散・疎経活血湯・大柴胡湯・釣藤散です。

KanpoNow は、症状から体質を考え、体質に必要な働きを持つ生薬の組み合わせ(漢方)を選びます。

いくつかの質問に答えると、肩こりのタイプと体質から、合う漢方を選びます(約3分・無料)。

肩こりのAI漢方診断をする

肩こり:あなたはどのタイプ?

AI漢方診断は、肩こりをタイプに分けて、体質に合う漢方を選びます。ここでは、肩こりでよく選ばれるタイプと漢方を紹介します。

よく選ばれるタイプ

ストレスで気が滞りやすいタイプの肩こり

イライラしやすく、体に張りを感じる

加味逍遙散かみしょうようさん

更年期にカッとなる、汗が出る、足は冷える、肩がこる、気分が揺れるなど、のぼせと冷えが入り混じる方におすすめです。

血の巡りが滞り、熱がこもりやすいタイプの肩こり

血圧が高めで、ストレスを感じやすい

環元清血飲かんげんせいけついん

締めつけられるような痛みや同じ場所に続く痛みがある肩こり・頭痛、高血圧に伴うのぼせ・頭の重さがある方におすすめです。

血の巡りが滞りやすいタイプの肩こり

むくみやすく、生理前半に強く痛むタイプ

桂枝茯苓丸料けいしぶくりょうがんりょう

顔がのぼせ、足が冷え、肩こりや頭重が強いなど、気持ちの症状よりも血の巡りの滞りによる体の症状が目立つ更年期の方におすすめです。

ストレスで気が滞り、胃やお腹が痛みやすいタイプの肩こり

手足が冷え、ストレスで痛みがでる

四逆散しぎゃくさん

体力は中くらい以上で、ストレスで気の巡りが滞りやすく、イライラに胃痛や腹痛を伴いやすい方におすすめです。

夜や湿気で痛みが強まるタイプの肩こり

夜や湿気で強まる刺すような痛みがあり、筋肉がひきつる

疎経活血湯そけいかっけつとう

血が不足しがちで巡りも滞りやすく、夜間や湿気の多いときに悪化する、刺すような痛みが出やすい方によく用いられます。

体力があり、イライラと便秘があるタイプの肩こり

イライラが強く、胃のあたりが張る

大柴胡湯だいさいことう

便秘で内側の圧が抜けず、上半身に熱や緊張がかたよって、肩こりや頭痛が出る方におすすめです。

気が上にのぼりやすく、頭や目に出やすいタイプの肩こり

イライラでめまいや頭痛が起こる

釣藤散ちょうとうさん

血圧が高めで、のぼせ、イライラ、頭痛、肩こりが重なる方によく用いられます。

ほかに選ばれるタイプ

のぼせやすく、気持ちが高ぶりやすいタイプの肩こり

興奮(イライラ)強く、便秘もしている

柴胡加竜骨牡蛎湯さいこかりゅうこつぼれいとう

体力は中くらい以上で、のぼせる・手足が熱い・血圧が高めといった熱っぽさがあり、イライラ・不眠・不安・動悸が出やすい方によく用いられます。

血が不足し、むくみやすいタイプの肩こり

冷え性で、むくみやすい

当帰芍薬散とうきしゃくやくさん

血が不足して水がたまりやすく、冷えや疲れやすさとともに肩こりが出る方におすすめです。

気と血が不足し、巡りも滞りがちなタイプの肩こり

冷えて疲れやすく、経血に塊が出るタイプ

芎帰調血飲第一加減きゅうきちょうけついんだいいちかげん

血の巡りの悪さと冷え、気の巡りの滞りが重なり、肩こり、頭痛、重だるさ、疲れやすさが慢性化している方におすすめしています。

あなたの肩こりは、どのタイプ?

ここに無いタイプもあります。どのタイプかは、肩こりの出方だけでなく、ほかの症状や体質と合わせて決まります。

肩こりの漢方診断をする(無料)

いくつかの質問に答えるだけ・約3分

KanpoNow AI漢方診断のデータ

肩こりで診断した方のいま

KanpoNow の AI漢方診断では、2026年11月5日までに 6,628件の診断で「肩こり」が選ばれています。多い体質は「気滞」(気が張って詰まりやすい・25%)と「湿痰」(余分な水がたまりやすい・24%)でした。一緒に選ばれたお悩みは「頭痛」「肥満・ダイエット」「疲れ」です。よく選ばれている漢方は「桂枝茯苓丸料」「加味逍遙散」「環元清血飲」です。このうち更年期の年代(40〜50代の女性)は 4,611件(70%)で、多い体質は「気滞」(25%)と「湿痰」(25%)でした。

時点・毎朝更新

多い体質

気が張って、詰まりやすい気滞25%
余分な水がたまりやすい湿痰24%
血のめぐりが、とどこおりやすい血瘀21%
血が足りず、乾きやすい血虚9%
そのほか21%

一緒に選ばれたお悩み

押すと、そのお悩みの漢方のページ(例:頭痛の漢方)が開きます

※ 診断で選ばれた漢方の例で、効き目をお約束するものではありません。

急な強い痛み、胸痛・息苦しさ・冷や汗、片側のしびれや脱力、ろれつ・視覚の異常、発熱、外傷後の痛みがある場合は、漢方で様子を見ず受診を優先してください。

堀口先生の相談データから見る、肩こり相談の特徴

堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データから、肩こりを主訴とした相談(36件)を整理しました。

体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録される場合があります。

体質判定で多く確認された体質

気滞
27件
血虚
20件
陰虚
13件
湿痰
11件
血瘀
9件
陽虚
8件
気虚
5件
湿熱
4件

複数体質を含みます。件数は効果や推奨順位を示すものではありません。

一緒に記録された症状

便通の乱れ
20件
不安・緊張
12件
疲労・気力低下
12件
冷え
10件
むくみ
9件
頭痛・頭重
8件
めまい・ふらつき
6件
イライラ・高ぶり
6件
腰痛・関節痛
6件
不眠・睡眠の乱れ
6件
目の疲れ・眼精疲労
4件
ほてり・のぼせ
4件

肩こりと同時に確認された症状です。1人に複数記録されます。

初期回答で選定された漢方薬

柴胡桂枝乾姜湯
7件
柴胡加竜骨牡蛎湯
7件
温経湯
4件
防風通聖散
4件
加味帰脾湯
3件
女神散
3件
荊芥連翹湯
3件
当帰芍薬散
3件
桂枝茯苓丸料
3件
抑肝散
2件

堀口先生の初期回答で選定された記録の出現件数です。肩こりへの効果や推奨順位を示すものではありません。

36件では、気滞、血虚、陰虚が多く、便通の乱れ、不安・緊張、疲労、冷え、むくみ、頭痛などが併記されていました。肩こりを局所だけでなく、心身の緊張、回復力、胃腸、水分代謝、冷えまで含めて見る必要性が表れています。

※1人に複数の体質・症状・漢方を記録しているため、%の合計は100になりません。

肩こりの代表相談例

相談内容を公開用に要約し、改善経過や個人を特定しうる情報は掲載していません。代表相談例は統計の分母・分子とは別に管理しています。

39歳女性の相談

首・肩の緊張に、眼精疲労・頭痛・めまいが重なる

常に体へ力が入り、首こりと肩こり、眼精疲労、緊張型頭痛が強く、疲労や天候変化でふわふわするめまいも出ると相談されました。

首こり・眼精疲労頭痛・めまい

体質の考え方
気虚と血虚を中心に、胃腸の弱りと冷えがあり、筋肉と自律神経を支える余裕が不足した状態として整理しました。

初期回答で選定された漢方薬
柴胡桂枝乾姜湯、加味帰脾湯

46歳女性の相談

左肩と肩甲骨が重く、頭痛・冷え・胃の水っぽさを伴う

慢性的な左肩と肩甲骨のこりに加え、頭痛、冷え、食後に胃がちゃぷちゃぷする感覚があり、水分を取る量に対して尿が少ないと相談されました。

肩甲骨のこり頭痛・水分停滞

体質の考え方
陽虚と湿痰を中心に、温める力と胃腸の水分処理が弱り、首肩へ重だるさが残る状態として整理しました。

初期回答で選定された漢方薬
半夏白朮天麻湯、葛根湯

ほかの相談例4件を見る

45歳女性の相談

強い首肩痛と頭痛に、便秘・むくみ・不眠が重なる

強い肩こり、首の痛み、頭痛が続き、痛みで眠れないことがあり、便秘と片側下肢のむくみ、更年期の変化も気になると相談されました。

首肩痛・頭痛便秘・むくみ

体質の考え方
緊張と血流の滞りを見ながら、便通、むくみ、不眠を含む全身の巡りを合わせて整理しました。

初期回答で選定された漢方薬
柴胡加竜骨牡蛎湯、桃核承気湯

34歳男性の相談

首・肩・肩甲骨の熱感とこりが、過労・不眠・軟便に重なる

長時間労働のあとから首を動かすと痛み、肩や僧帽筋に無意識に力が入り、肩甲骨周辺のこり、夜の熱感、強い疲労、睡眠不足、軟便が続くと相談されました。

首肩の熱感過労・不眠

体質の考え方
気滞と湿痰を中心に、蓄積した疲労と熱感、胸腹部から背中へ続く緊張が重なる状態として整理しました。

初期回答で選定された漢方薬
葛根黄連黄芩湯、四逆散

35歳女性の相談

胃の不調とストレスに、右背中・肩の張りが連動する

胃のむかつき、みぞおちの違和感、げっぷやガスが続き、右背中に筋肉痛のような痛み、肩こり、めまい、冷え、疲労感があると相談されました。

胃腸・みぞおち背中・肩の張り

体質の考え方
胃腸の過敏さと胸腹部の気の滞りを中心に、ストレスと冷えが背中や肩の緊張へつながる状態として整理しました。

初期回答で選定された漢方薬
四逆散、安中散

45歳男性の相談

長年の前かがみ作業で、首・肩甲骨・腰のこわばりが続く

長期間の前かがみ作業と首への冷風をきっかけに、首こり、肩甲骨内側の深いこり、僧帽筋のこわばり、腰痛、冷え、眠りの浅さが続くと相談されました。

姿勢・慢性疲労冷え・不眠

体質の考え方
血流低下と冷えを背景に、慢性的な筋肉疲労と神経の過敏さが重なる状態として整理しました。

初期回答で選定された漢方薬
当帰四逆加呉茱萸生姜湯、桂枝加竜骨牡蛎湯

肩こりは、こりの場所と全身症状を一緒に整理します

肩こりは、姿勢や筋肉疲労だけでなく、ストレス、睡眠不足、眼精疲労、冷え、胃腸の弱りなどが重なることがあります。漢方では、どこがどのようにこり、何が一緒に起きているかを確認します。

1. こる場所と感覚

首筋、僧帽筋、肩甲骨、背中のどこか。パンパン、ズッシリ、締め付け、熱感、痛み、しびれを分けます。

2. 一緒に出る症状

頭痛、眼精疲労、めまい、むくみ、冷え、便通、胃もたれ、不眠、のぼせを確認します。

3. 悪化する条件

長時間の同じ姿勢、画面作業、緊張、天候、冷房、月経・更年期、過労、睡眠不足との関係を見ます。

更年期の肩こり

更年期の年代(40〜50代)の女性には、肩こりや首のこりが、汗・冷え・眠りの乱れ・疲れなどと一緒に出ることがあります。ただ、肩こりは更年期だけのものではなく、姿勢、パソコン作業、運動不足、ストレス、冷房なども関係します。いつから・どこが・腕が上がるか・しびれや頭痛があるかを確かめ、体質から考えます。

KanpoNow AI漢方診断のデータ

肩こりで診断した方のうち、40〜50代の女性は 4611件(70%)でした。

40〜50代の女性に多い体質

気が張って、詰まりやすい気滞25%
余分な水がたまりやすい湿痰25%
血のめぐりが、とどこおりやすい血瘀22%

40〜50代の女性によく選ばれている漢方

時点・毎朝更新 ※ 診断で選ばれた漢方の例で、効き目をお約束するものではありません。

更年期の年代の肩こりに、重なりやすいこと

ホルモンと自律神経のゆらぎ

汗・冷え・睡眠・気分が不安定になり、筋肉の緊張や疲れと重なることがあります。

姿勢と同じ作業の続き

パソコンやスマートフォン、前かがみの姿勢が続くと、首から肩・背中へ負担がかかります。

眠りが分かれる

寝汗や夜間の尿で眠りが途切れると、肩まわりの緊張や疲れが翌朝まで残りやすくなります。

更年期と決める前に、確かめること

  • 腕や手のしびれ、力が入らない、細かい動作がしにくい → 整形外科へ
  • 胸の痛み、息切れ、冷や汗、失神を伴う → すぐに医療機関へ
  • 激しい頭痛、ろれつが回らない、片側の手足や顔の異常 → 救急を優先
  • 肩が上がらない、着替えが難しい、夜に強く痛む → 整形外科へ

ほてり・不眠・イライラなど、更年期のほかの悩みもあわせて考えたい方は、更年期の漢方もご覧ください。

肩こりを8つの体質で見る

肩こりでは、気滞・血虚・血瘀だけでなく、胃腸の弱り、水分停滞、冷え、熱こもり、休息不足が重なることがあります。体質は一つとは限りません。

漢方で考える男女共通の8つの体質
8体質は、肩こりの原因を一つに決める分類ではなく、全身状態を整理するための視点です。
体質 肩こりの現れ方 一緒に見たい症状
気滞 ストレスで首筋がパンパンに張る 緊張、ため息、頭痛、胸や喉のつかえ
血虚 眼精疲労と疲労で筋肉が回復しにくい 目の疲れ、めまい、顔色の悪さ、眠りの浅さ
気虚 胃腸と体力が弱り、肩甲骨や背中まで重い 食欲低下、だるさ、息切れ、回復感のなさ
陰虚 過労と睡眠不足で首肩に熱感がこもる ほてり、口渇、寝汗、夜のこり・不眠
湿痰 頭重・めまい・むくみを伴う重だるい肩こり 胃もたれ、水分停滞、天候で悪化
血瘀 芯から重く、もんでも戻りやすい頑固なこり 固定した痛み、冷えのぼせ、月経・更年期
陽虚 冷えると首肩がこわばり、疲労が抜けにくい 手足や腰の冷え、軟便、低体温傾向
湿熱 のぼせ・便秘・重さを伴う肩こり 暑がり、発汗、便秘、飲酒・食べ過ぎ
気滞

ストレスで首筋がパンパンに張る

緊張、ため息、頭痛、胸や喉のつかえ

気滞体質で首や肩の緊張を感じる男性
見分けるポイント
  • 首肩に力が入る
  • ストレスで悪化
  • 緊張型頭痛
比較する漢方薬

このタイプの肩こりに合う漢方は、AI漢方診断で確かめられます。

同じ体質名でも、こりの場所、痛み、体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

血虚

眼精疲労と疲労で筋肉が回復しにくい

目の疲れ、めまい、顔色の悪さ、眠りの浅さ

血虚体質で目の疲れと肩こりを感じる女性
見分けるポイント
  • 眼精疲労
  • 疲れやすい
  • 眠りが浅い
比較する漢方薬

当帰芍薬散

同じ体質名でも、こりの場所、痛み、体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

気虚

胃腸と体力が弱り、肩甲骨や背中まで重い

食欲低下、だるさ、息切れ、回復感のなさ

気虚体質で背中と肩の疲れを感じる男性
見分けるポイント
  • 疲れると悪化
  • 胃腸が弱い
  • 背中・肩甲骨が重い
比較する漢方薬

このタイプの肩こりに合う漢方は、AI漢方診断で確かめられます。

同じ体質名でも、こりの場所、痛み、体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

陰虚

過労と睡眠不足で首肩に熱感がこもる

ほてり、口渇、寝汗、夜のこり・不眠

陰虚体質で夜の首肩の熱感を感じる女性
見分けるポイント
  • 睡眠不足
  • ほてり・寝汗
  • 夜に悪化
比較する漢方薬

四逆散

同じ体質名でも、こりの場所、痛み、体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

湿痰

頭重・めまい・むくみを伴う重だるい肩こり

胃もたれ、水分停滞、天候で悪化

湿痰体質で頭重感と肩の重さを感じる女性
見分けるポイント
  • 頭が重い
  • めまい・むくみ
  • 胃がちゃぷちゃぷ
比較する漢方薬

このタイプの肩こりに合う漢方は、AI漢方診断で確かめられます。

同じ体質名でも、こりの場所、痛み、体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

血瘀

芯から重く、もんでも戻りやすい頑固なこり

固定した痛み、冷えのぼせ、月経・更年期

血瘀体質で頑固な首肩のこりを感じる女性
見分けるポイント
  • 頑固で固定的
  • 冷えのぼせ
  • 月経・更年期
比較する漢方薬

桂枝茯苓丸料、桃核承気湯

同じ体質名でも、こりの場所、痛み、体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

陽虚

冷えると首肩がこわばり、疲労が抜けにくい

手足や腰の冷え、軟便、低体温傾向

陽虚体質で冷えによる肩のこわばりを感じる男性
見分けるポイント
  • 冷えると悪化
  • 手足・腰の冷え
  • 疲労・軟便
比較する漢方薬

このタイプの肩こりに合う漢方は、AI漢方診断で確かめられます。

同じ体質名でも、こりの場所、痛み、体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

湿熱

のぼせ・便秘・重さを伴う肩こり

暑がり、発汗、便秘、飲酒・食べ過ぎ

湿熱体質で首肩の重さと熱感を感じる女性
見分けるポイント
  • ズッシリ重い
  • のぼせ・発汗
  • 便秘・食べ過ぎ
比較する漢方薬

防風通聖散、大柴胡湯

同じ体質名でも、こりの場所、痛み、体力、持病、服用薬によって候補は変わります。

冷え・風邪初期による急性の首肩こり

寒気があり、首すじから肩へ急にこわばる場合は、慢性的な8体質とは別に、外からの冷えによる急性要因を考えます。かぜの初期で汗が出ておらず、頭重や筋肉痛を伴う場合には葛根湯などが比較されます。

ただし、発熱が強い、首を動かせない、激しい頭痛や吐き気がある場合は、自己判断で葛根湯を続けず受診してください。

よくある質問

肩こりには、どの漢方薬が使われますか?

AI漢方診断では、肩こりをタイプに分けて考えます。よく選ばれるのは、加味逍遙散、環元清血飲、桂枝茯苓丸料、四逆散、疎経活血湯、大柴胡湯、釣藤散などです。どれが合うかは、肩こりの出方とほかの症状・体質によって変わります。

なぜ「肩こり」という症状だけで漢方薬を選べないのですか?

同じ肩こりでも、ストレスで筋肉が緊張する人、血流が滞って芯から重い人、水分停滞で頭重やめまいを伴う人、胃腸や睡眠の弱りで回復しにくい人がいます。こり方と全身の体質をまとめて確認する必要があります。

首こりや肩甲骨まわりの張りも、同じように考えますか?

考えます。首筋がパンパンに張る場合は緊張や気滞、肩甲骨や背中まで重い場合は姿勢、疲労、胃腸、気虚、湿痰などを確認します。腕のしびれや筋力低下がある場合は、頸椎や神経の評価を優先してください。

ストレス型の肩こりと、血流が滞る肩こりはどう違いますか?

ストレス型は、緊張する場面で首肩に力が入り、ため息、イライラ、頭痛を伴いやすい傾向があります。血流の滞りが強い場合は、こりが固定的で、もんでも戻りやすく、冷えのぼせや月経・更年期の変化が重なることがあります。

肩こりと頭痛・眼精疲労を一緒に相談できますか?

相談できます。画面作業や同じ姿勢で首肩が緊張すると、眼精疲労や頭痛が重なることがあります。突然の激しい頭痛、視覚異常、ろれつの異常、片側の脱力がある場合は、漢方相談より受診を優先してください。

冷えや更年期に伴う肩こりでは、何を比較しますか?

手足や腰の冷えが強い場合は陽虚や血虚、冷えのぼせや月経・更年期の変化がある場合は血瘀や気滞を確認します。温経湯、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸料、加味逍遙散などを体質に応じて比較します。

マッサージをしてもすぐ戻る肩こりに、漢方は使えますか?

選択肢になる場合があります。ただし、姿勢、作業環境、睡眠、運動、眼精疲労、噛みしめなども同時に見直す必要があります。しびれ、筋力低下、強い夜間痛、外傷後の痛みがある場合は医療機関で確認してください。

痛み止めや筋弛緩薬を飲んでいても、漢方薬を併用できますか?

併用できる場合はありますが、薬の種類、持病、胃腸、肝腎機能、妊娠の有無などによって判断が必要です。処方薬を自己判断で中止せず、漢方薬を追加する前に医師または薬剤師へ相談してください。

相談データで件数が多かった漢方薬を選べばよいですか?

いいえ。件数は効果、人気、推奨順位ではありません。肩こりだけでなく、便通、疲労、不安、冷え、頭痛、むくみなどを含めて、堀口先生が初期回答で選定した記録の出現件数です。

AI漢方診断では、肩こりについて何を確認しますか?

首筋、肩、肩甲骨、背中のどこがつらいかに加え、頭痛、眼精疲労、めまい、冷え、むくみ、便通、胃腸、睡眠、疲労、ストレス、月経・更年期などをまとめて確認します。症状と体質の重なりから候補となる漢方薬を絞り込みます。

更年期になると、なぜ肩こりが強くなるのですか?

女性ホルモンの揺れで、汗・冷え・眠り・気分が不安定になり、筋肉の緊張や疲れと重なるためと考えられます。姿勢や作業、眠りの分断なども加わります。漢方では「張り・巡り・不足・水分」を、ほかの症状と合わせて体質から見ます。

肩が上がらない場合も、肩こりとして様子を見てよいですか?

腕が上がらない、着替えが難しい、夜に強く痛む場合は、肩関節の病気のことがあります。肩こりと決めつけず、整形外科で確かめてください。

受診の目安

次のような場合は、体質による肩こりと決めつけず、医療機関へ相談してください。

  • 胸痛、息苦しさ、冷や汗、動悸を伴う
  • 片側の腕や手にしびれ、脱力、力の入りにくさがある
  • ろれつが回らない、視覚異常、突然の激しい頭痛がある
  • 発熱、強い頭痛、吐き気、首の強いこわばりがある
  • 転倒、交通事故、スポーツ外傷のあとから痛みが続く
  • 筋力低下やしびれが進行している
  • 夜間も強く痛み、安静にしても改善しない
  • 肩が急に上がらない、可動域が著しく狭くなった
  • 妊娠中・授乳中、持病がある、複数の薬を服用している

参考・出典

肩こりに合う漢方を、体質から選ぶ

肩こりだけでなく、ほかの症状も確かめてから、あなたの体質に合う漢方を選びます。

AI漢方診断をはじめる(無料)

※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。肩こりには、筋肉の緊張や姿勢だけでなく、頸椎・神経、肩関節、心臓・肺、眼、耳鼻咽喉、歯、薬の影響などが関係することがあります。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。胸痛、息苦しさ、冷や汗、片側のしびれ・脱力、ろれつ・視覚の異常、突然の激しい頭痛、発熱、外傷後の痛みがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。