肩こりに漢方|首筋の張り・肩甲骨まわり・重だるさを体質別に考える
監修:堀口和彦|更新日:2026-06-22
首筋がパンパンに張る。肩甲骨まわりが重い。芯から締め付けられる。マッサージをしても、すぐに戻ってしまう。
肩こりは、誰にでも起こる身近な不調です。ただし、慢性的に続く肩こり、首こり、頭痛、眼精疲労、背中の張りを伴う場合は、肩だけでなく全身の巡りや回復力を見直すサインかもしれません。
漢方では、肩こりを単なる筋肉の疲れとは考えません。気の滞り、血の巡りの悪さ、水や老廃物の停滞、胃腸の弱り、睡眠不足、冷えなどが、首・肩まわりの交通渋滞を起こしている状態として見ます。
同じ肩こりでも、ストレスでパンパンに張る気滞タイプ、芯から重痛い血瘀タイプ、ズッシリ重い湿熱・湿痰タイプ、背中や肩甲骨からこる気虚タイプでは、合う漢方薬も養生も変わります。
KanpoNow診断データで見る肩こりの傾向
7,612件
KanpoNowで行われたAI漢方診断の件数です。
1,478件・19%
症状ランキングでは2位。相談が非常に多い症状です。
4,937件・65%
約3人に2人が、体質として肩こりを自覚していました。
女性94%・平均47歳
40代・50代の女性に多い傾向がありました。
数字から分かること
「肩こり」を症状として選んだ方は19%でしたが、「肩がこる」と答えた方は65%でした。
これは、肩こりを「いつものこと」「年齢のせい」「仕事柄しかたない」として、主な悩みとして認識していない方が多い可能性を示しています。
気滞 22%
ストレスや緊張で気が滞り、首筋や肩がパンパンに張りやすい体質です。
血瘀 15%
血行不良により、肩・首まわりのこりや重痛さが続きやすい体質です。
血虚 11%
血が不足し、筋肉に栄養が届きにくく、こりやすい体質です。
約48%
気滞・血瘀・血虚を合わせると、診断者の約半数に関係していました。
目次
肩こりとは
肩こりとは、首、肩、肩甲骨まわり、背中の上部に、張り、重だるさ、こわばり、痛みを感じる状態です。デスクワーク、スマホ、眼精疲労、運動不足、ストレス、冷え、睡眠不足などで起こりやすくなります。
多くは筋肉の緊張や血流低下が関係しますが、首の神経、頸椎、心臓や肺、内臓、歯の噛みしめ、目の不調などが背景にあることもあります。しびれ、胸痛、強い痛み、急な悪化を伴う場合は注意が必要です。*①
肩こりは、もみほぐすだけでは戻りやすいことがあります。
漢方では、肩に何が滞っているのかを見ます。気なのか、血なのか、水なのか。あるいは、胃腸の弱りや睡眠不足で筋肉を養う力が不足しているのかを見極めます。
なぜ肩こりが起こるのか
東洋医学では、体の中を気、血、水が巡ることで健康が保たれると考えます。肩こりは、首・肩まわりでこの巡りが妨げられた状態です。
ストレス、姿勢、集中作業により、首や肩の筋肉がこわばります。気滞タイプに多い肩こりです。
酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物が残ります。芯から重い、頑固な血瘀タイプの肩こりです。
余分な水分や疲労物質がたまり、ズッシリ重い肩こりや頭重感につながります。
首・肩まわりは、頭と体をつなぐ要所です。気、血、水の流れが集まりやすく、ストレス、冷え、姿勢不良、眼精疲労があると、ここで滞りが起こりやすくなります。
漢方では首・肩まわりの「交通渋滞」として見る
漢方では、肩こりを「何が滞っているか」「何が不足しているか」で整理します。首筋がパンパンに張るのか、芯から締め付けられるのか、ズッシリ重いのか、背中や肩甲骨からこるのか、寝起きに強いのかによって、体質の見立てが変わります。
気滞
ストレスや緊張で気が上に滞り、首筋が張るタイプです。
血瘀
血の巡りが悪く、頑固で締め付けられるようなタイプです。
湿熱・湿痰
水や老廃物が停滞し、頭重感やむくみを伴うタイプです。
気虚
胃腸が弱く、筋肉を養う力が不足するタイプです。
肩こりを8つの体質で見る
肩こりでは、特に気滞、血瘀、湿熱・湿痰、気虚、陰虚、血虚が関係しやすくなります。冷えが強い場合は陽虚、急な寒気やこわばりでは寒邪の影響も考えます。
気滞
首筋がパンパンに張り、頭痛やイライラを伴うタイプです。
血瘀
芯から締め付けられるような頑固な肩こりです。
湿熱
重だるさ、のぼせ、便秘、メタボ傾向を伴うタイプです。
湿痰
頭重感、むくみ、重だるさが目立つタイプです。
気虚
背中や肩甲骨から張り、疲れると悪化するタイプです。
陰虚
寝起きに肩こりが強く、睡眠で軽くなりやすいタイプです。
血虚
血が不足し、目の疲れや筋肉の栄養不足を伴うタイプです。
寒邪
冷えやかぜの初期に、首すじが急にこわばるタイプです。
気滞(きたい)体質の肩こり
気滞は、ストレス、緊張、怒り、我慢、根を詰める作業によって、気の巡りが滞りやすい体質です。肩こりでは、首筋がパンパンに張り、肩に力が入りっぱなしになるタイプです。
病態の考え方
気は、本来全身をのびやかに巡ります。しかし、精神的な緊張が続くと、気が上半身や頭に集まり、首・肩まわりで滞ります。その結果、筋肉がこわばり、張るような肩こりになります。
見られやすい症状
- 首筋がパンパンに張る
- 肩に力が入り、抜けにくい
- ストレスで肩こりが悪化する
- ガンガンする頭痛を伴う
- イライラ、緊張、ため息が多い
- 胸やのどのつかえを感じる
漢方の考え方・処方例
胸から首・肩にかけての緊張、のどの違和感、気分のふさぎがある場合には、香蘇散(こうそさん)などが検討されることがあります。
緊張すると血圧が上がりやすく、頭痛を伴う肩こりでは、釣藤散(ちょうとうさん)などを考えることがあります。
ストレスや精神的な緊張が強く、怒りっぽさ、こわばり、不眠などを伴う場合には、抑肝散(よくかんさん)などが検討されることがあります。
養生のポイント
気滞タイプでは、集中し続けるほど肩が固まります。仕事や家事の合間に、肩を回す、深呼吸する、外に出る、音楽を聴くなど、こまめな気分転換を入れましょう。
血瘀(けつお)体質の肩こり
血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。筋肉に酸素や栄養が届きにくく、古い疲労が残るため、芯から締め付けられるような頑固な肩こりになります。
病態の考え方
血の巡りが悪くなると、首・肩まわりの筋肉に老廃物が残りやすくなります。もんでも一時的にしか楽にならず、一日中重く、目の奥の痛みや頭痛を伴うことがあります。
見られやすい症状
- 芯から重く、締め付けられるようにこる
- 一日中続く頑固な肩こり
- マッサージしてもすぐ戻る
- 目の奥が痛い、眼精疲労がある
- 手足が冷える、冷えのぼせがある
- 肩こりと頭痛、便秘を伴う
漢方の考え方・処方例
血の巡りを整え、のぼせと手足の冷え、肩こり、頭痛を伴う場合には、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)などが検討されることがあります。
便秘や下腹部の張り、頭痛、肩こりが強い場合には、通導散(つうどうさん)などを考えることがあります。
養生のポイント
血瘀タイプでは、同じ姿勢を長く続けることが負担になります。肩だけでなく、股関節、背中、肩甲骨を動かし、少し汗ばむ程度の運動で血を巡らせましょう。
湿熱(しつねつ)体質の肩こり
湿熱は、余分な水分、老廃物、熱が体内にこもりやすい体質です。肩こりでは、ズッシリ沈み込むような重さ、頭重感、のぼせ、便秘、汗を伴いやすくなります。
病態の考え方
飲酒、脂っこい食事、夜食、運動不足、便秘が重なると、体内に湿と熱が停滞します。すると筋肉の回復が遅れ、首・肩に重だるいこりが残りやすくなります。
見られやすい症状
- 肩がズッシリ重い
- 頭も重い、ぼーっとする
- 暑がりで汗をかきやすい
- 便秘、のぼせがある
- 血圧、血糖、尿酸値が気になる
- 飲酒や食べすぎで悪化する
漢方の考え方・処方例
余分な熱や老廃物を排出し、重だるさ、便秘、のぼせを伴う肩こりでは、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などが検討されることがあります。
胸脇部やみぞおちの張り、便秘、熱こもり、体格がしっかりした方の肩こりでは、大柴胡湯(だいさいことう)などを考えることがあります。
養生のポイント
湿熱タイプでは、飲酒、夜食、脂っこい食事、便秘が肩こりを重くします。体を動かし、便通を整え、体内に熱と老廃物をためないことが大切です。
湿痰(しったん)体質の肩こり
湿痰は、水分代謝が悪く、余分な水や濁りが体に停滞しやすい体質です。肩こりでは、首や肩が重く、むくみ、頭重感、めまい、吐き気を伴うことがあります。
病態の考え方
水分を処理する力が落ちると、首・肩まわりにも重だるさが出ます。喉が渇いていないのに水分を多く摂る、冷たい飲み物が多い、胃腸が弱い方では悪化しやすくなります。
見られやすい症状
- 肩が重だるい
- 頭が重い、めまいがある
- 首筋や顔がむくむ感じがある
- 吐き気、胃もたれを伴う
- 雨の日や湿気で悪化する
- 水分をよく飲むが、体が重い
漢方の考え方・処方例
湿と痰が絡み、腕が上がりにくい、四十肩・五十肩のような肩まわりのこわばりや痛みでは、二朮湯(にじゅつとう)などが検討されることがあります。
めまい、頭重感、水の停滞が強い場合には、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)などを考えることがあります。
養生のポイント
湿痰タイプでは、水分のガブ飲み、冷たい飲み物、甘いもの、食べすぎが肩こりを重くすることがあります。喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ飲みましょう。
気虚(ききょ)体質の肩こり
気虚は、生命エネルギーである気を作る力が不足しやすい体質です。胃腸が弱く、筋肉を養うエネルギーを作れないため、背中や肩甲骨まわりから張ってくる肩こりになりやすくなります。
病態の考え方
胃腸が弱ると、筋肉に必要な気血を十分に作れません。食後に胃が張る、背中が張る、そこから肩こりや頭痛に広がる方では、胃腸の働きを見ます。
見られやすい症状
- 背中や肩甲骨から肩がこる
- 食べると胃が張る
- 胃痛、胃もたれ、胃酸過多がある
- 疲れると肩こりが悪化する
- 頭痛に発展することがある
- 胃腸が弱く、食欲に波がある
漢方の考え方・処方例
胃の痛み、胃酸過多、胃炎、背中や肩の張りを伴う場合には、安中散(あんちゅうさん)などが検討されることがあります。
胃腸の働きを整えながら、背中の張りや肩こりも同時に見たい場合には、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)などを考えることがあります。
養生のポイント
気虚タイプでは、肩をもむだけではなく、胃腸を休ませることが大切です。食べすぎを避け、温かく消化のよい食事をとり、疲れをためないようにしましょう。
陰虚(いんきょ)体質の肩こり
陰虚は、体を潤し、休ませ、回復させる力が不足しやすい体質です。睡眠不足や過労が続くと、血を巡らせる力や筋肉をゆるめる力が落ち、寝起きの肩こりとして現れます。
病態の考え方
睡眠は、日中に消耗した陰と血を回復する時間です。十分に眠れていないと、筋肉の修復が追いつかず、朝から肩が重い、首がこる、疲れが抜けない状態になります。
見られやすい症状
- 寝起きに肩こりが強い
- 睡眠不足や過労で悪化する
- 目が乾く、口が渇く
- ほてり、寝汗を伴う
- 眠りが浅い
- 少し休むと軽くなる
漢方の考え方・処方例
陰虚タイプでは、まず睡眠と休息で回復力を立て直すことが大切です。ほてり、不眠、潤い不足が強い場合には、体質に応じて陰を補う処方を検討します。
眠りの浅さが重なる方は、不眠に漢方も参考にしてください。
養生のポイント
陰虚タイプでは、たっぷり眠ることが肩こり対策になります。夜更かし、長時間のスマホ、過度な発汗を避け、早めに休む日を作りましょう。
血虚(けっきょ)体質の肩こり
血虚は、心身を養う血が不足しやすい体質です。目や筋肉に必要な栄養が届きにくく、眼精疲労、めまい、疲労感を伴う肩こりとして現れます。
病態の考え方
長時間のPC作業やスマホ、睡眠不足、食事不足が続くと、血が消耗します。血が不足すると、筋肉の回復が遅れ、目の疲れと肩こりが一緒に出やすくなります。
見られやすい症状
- 目の疲れ、かすみがある
- 肩こりと頭痛が出やすい
- めまい、立ちくらみがある
- 疲れやすい
- 顔色が悪い、爪がもろい
- 眠りが浅く、夢が多い
漢方の考え方・処方例
血虚タイプでは、筋肉を養う血を補いながら、首・肩まわりの巡りを整えることが大切です。疲労感が強い場合には、気血を補う処方を検討することがあります。
血虚と気滞が重なり、のぼせ、冷え、イライラ、肩こりがある場合には、加味逍遙散(かみしょうようさん)などを考えることがあります。
養生のポイント
血虚タイプでは、目の酷使が肩こりにつながります。画面作業の合間に遠くを見る、目を温める、睡眠を確保する、食事を抜かないことが大切です。
寒邪(かんじゃ)による肩こり
寒邪は、冷えが体表に入り込み、筋肉を急にこわばらせる状態です。寒気、首すじのこわばり、頭重感、かぜの初期のような症状を伴うことがあります。
病態の考え方
冷えによって首・肩の筋肉が収縮し、気血の流れが悪くなります。慢性的な体質というより、冷えや外気による急性のこわばりとして考えます。
見られやすい症状
- 首すじから肩にかけて急にこわばる
- 寒気がする
- 頭が重い
- かぜの初期のような感じがある
- 冷えると悪化する
- 筋肉が急に突っ張る
漢方の考え方・処方例
首すじから肩にかけてこわばる、頭が重い、寒気がするような急性の肩こりでは、葛根湯(かっこんとう)などが検討されることがあります。
筋肉の急なけいれんや強い緊張を伴う痛みでは、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)などを頓服的に考えることがあります。
養生のポイント
寒邪タイプでは、首元を冷やさないことが大切です。襟のある服、スカーフ、温かい飲み物、入浴などで、首・肩まわりを温めましょう。
肩こりの漢方薬は、こり方と体質で選びます
「肩こりにはこの漢方」と一律に決めるのではなく、パンパンに張るのか、芯から重いのか、ズッシリ重いのか、背中や胃腸から来ているのかを確認することが大切です。
年代・性別・仕事・睡眠から見る肩こり
女性の肩こり
女性の肩こりは、血瘀や気滞が関係しやすくなります。生理前には気が滞りやすく、更年期にはホルモン変動や自律神経の乱れにより、血流低下、冷えのぼせ、首こり、頭痛が重なりやすくなります。
40代後半以降に肩こりが増えた方は、更年期の肩こりに漢方で、ホルモン変動・自律神経・血流の観点から詳しく確認できます。
男性・中年期の肩こり
男性や働き盛りの世代では、ストレスによる気滞、飲酒や食べすぎによる湿熱、血圧やメタボ傾向が肩こりに関わることがあります。ズッシリ重い肩こりでは、食事や便通も見直します。
デスクワーク・PC作業の肩こり
長時間同じ姿勢で画面を見続けると、首・肩まわりの筋肉が緊張し、血流が滞ります。眼精疲労も重なり、血虚・血瘀タイプの肩こりが出やすくなります。
睡眠不足と肩こり
睡眠は、疲労で消耗した陰と血を回復させる時間です。寝起きに肩こりが強い方は、日中の疲れを睡眠で回復しきれていない可能性があります。
肩こりを整える生活養生
1. こまめに気分転換する
常に集中し、緊張し続けていると、気が頭部や肩に滞ります。肩を回す、深呼吸する、立ち上がる、外に出るなど、こまめに気を動かしましょう。
2. 同じ姿勢を続けない
同じ姿勢でいる時間が長いほど、血流が滞ります。30〜60分に一度は立ち上がり、背伸び、肩甲骨回し、首の軽いストレッチを入れましょう。
3. 水分のガブ飲みを控える
湿痰タイプでは、水分の摂りすぎが重だるい肩こりにつながることがあります。喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ飲むことを意識しましょう。
4. たっぷり眠る
寝起きの肩こり、過労で悪化する肩こりでは、睡眠が大切です。早めに仕事を切り上げ、血と潤いを回復する時間を確保しましょう。
5. 首元を冷やさない
首や肩を冷やすと、筋肉がこわばり、気血の巡りが悪くなります。襟のある服、スカーフ、入浴、温かい飲食で、首・肩まわりを冷やさないようにしましょう。
堀口和彦メソッドで見る肩こり
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よくある質問
肩こりには、どの漢方薬がよいですか?
肩こりだからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。ストレスでパンパンに張る気滞、血行不良の血瘀、重だるい湿熱・湿痰、胃腸虚弱の気虚、睡眠不足の陰虚など、体質によって考え方が変わります。
肩こりは、もみほぐせば治りますか?
一時的に楽になることはありますが、すぐに戻る場合は、気血水の滞り、冷え、胃腸の弱り、睡眠不足、姿勢、ストレスなどの背景を見ることが大切です。
首こりや肩甲骨まわりの張りも漢方で考えられますか?
考えられます。首筋の張りは気滞、芯から重いこりは血瘀、肩甲骨や背中からこる場合は気虚や胃腸の弱り、寝起きの肩こりは陰虚や睡眠不足の視点で見ることがあります。
更年期の肩こりも漢方で考えられますか?
考えられます。更年期では、ホルモン変化、自律神経の乱れ、血流低下、冷えのぼせ、不眠、イライラが肩こりと重なることがあります。40代後半以降に肩こりが増えた方は、更年期の肩こりに漢方も参考にしてください。
肩こりと頭痛・目の疲れは関係しますか?
関係することがあります。長時間のPC作業やスマホにより、目の疲れ、血流低下、首肩の緊張が重なると、肩こりと頭痛が一緒に出やすくなります。
受診の目安
以下のような場合は、体質による肩こりと決めつけず、医療機関に相談してください。
- 急に強い首・肩の痛みが出た場合
- 腕や手のしびれ、力が入りにくい症状を伴う場合
- 胸痛、息切れ、冷や汗、動悸を伴う場合
- 発熱、強い頭痛、吐き気を伴う場合
- 転倒や事故のあとから痛みが続く場合
- 夜間に強く痛む、安静にしても改善しない場合
- 肩が上がらない、可動域が急に狭くなった場合
- 服薬中、持病がある、妊娠中・授乳中の場合
肩こりは、体からの大事なサインです。
多くは筋肉の緊張や血流低下と関係しますが、頸椎、神経、心臓、肺、関節、目、歯の問題が隠れていることもあります。強い痛み、しびれ、胸痛、息切れを伴う場合は、早めに医療機関を受診してください。
参考・出典
体質チェックへ
肩こりは、同じ「肩がこる」症状でも、体質によって考え方が変わります。
ストレスで気が滞っているのか、血流が悪いのか、水や老廃物が停滞しているのか、胃腸や睡眠の回復力が落ちているのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。
肩こりに合う漢方を、体質から確認する
首筋の張り、肩甲骨の重さ、頭痛、眼精疲労、冷え、胃腸、睡眠、生活背景まで含めて確認します。
香蘇散、釣藤散、桂枝茯苓丸料、防風通聖散、大柴胡湯などを確認できます。
漢方薬一覧へ当社の関連サービス「うち漢方」から、堀口先生へ直接相談できます。回答には2〜3日いただいております。
堀口先生へ相談する(外部サイト)肩こりの出方と全身症状から、体質に合う漢方を確認します。
あなたに合う肩こりの漢方がわかる※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。急な強い痛み、手足のしびれ、胸痛、息切れ、冷や汗、発熱、事故後の痛みなどがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師
光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。