血とうるおいが不足しがちなタイプの不眠
手足がほてり、唇が乾く
温経湯うんけいとう
体の芯は冷えているのに手足がほてり、唇が乾くなど、血の不足と巡りの滞りで心身が休まらず、眠りが浅い方におすすめです。
不眠の漢方は、「眠れない」という症状名だけでは決まりません。
寝つけない、夜中に目が覚める、朝早く目が覚める、眠りが浅い。さらに、不安、動悸、ほてり、冷え、夜間尿、胃腸の不調など、何が重なっているかで候補は変わります。
症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。
不眠は、体質によって合う漢方が違います。
不眠の漢方は、体質によって選びます。KanpoNow のAI漢方診断で不眠によく選ばれるのは、温経湯・温胆湯・黄連阿膠湯・加味帰脾湯・桂枝加竜骨牡蛎湯・柴胡加竜骨牡蛎湯・柴胡桂枝乾姜湯・酸棗仁湯です。
KanpoNow は、症状から体質を考え、体質に必要な働きを持つ生薬の組み合わせ(漢方)を選びます。
いくつかの質問に答えると、不眠のタイプと体質から、合う漢方を選びます(約3分・無料)。
不眠のAI漢方診断をするAI漢方診断は、不眠をタイプに分けて、体質に合う漢方を選びます。ここでは、不眠でよく選ばれるタイプと漢方を紹介します。
血とうるおいが不足しがちなタイプの不眠
手足がほてり、唇が乾く
温経湯うんけいとう
体の芯は冷えているのに手足がほてり、唇が乾くなど、血の不足と巡りの滞りで心身が休まらず、眠りが浅い方におすすめです。
胃腸が弱く、気持ちが落ち着かないタイプの不眠
眠りが浅く、胸辺りがつかえる
温胆湯うんたんとう
眠りが浅い、夢が多い、ささいなことでビクッとするなど不安が強く、胃のムカムカや胸のつかえもある方におすすめです。
うるおいが不足し、のぼせて眠りにくいタイプの不眠
横になってもじっとしていられない、胸苦しさなどはある
黄連阿膠湯おうれんあきょうとう
体は疲れているのに頭や胸の奥が冴えて眠れない、横になってもざわざわして落ち着かない方におすすめです。
疲れやすく、気持ちが張りつめやすいタイプの不眠
気持ちが張りつめやすく、胃腸が弱いほう
加味帰脾湯かみきひとう
体力が落ち、気と血が不足して心が休まらず、眠りが浅い方におすすめです。
疲れやすく、神経が過敏になりやすいタイプの不眠
神経過敏になりやすく、手足が冷える
桂枝加竜骨牡蛎湯けいしかりゅうこつぼれいとう
疲れているのに神経が高ぶり、眠りが浅い、夢が多い、途中で目が覚めるなど、体の弱りからくる不眠がある方におすすめです。
のぼせやすく、気持ちが高ぶりやすいタイプの不眠
興奮(イライラ)強く、便秘もしている
柴胡加竜骨牡蛎湯さいこかりゅうこつぼれいとう
疲れているのに神経が高ぶり、胸がざわついて眠れない方におすすめです。ささいな音に驚く、夢が多い、へその上で拍動を感じるといったこともあります。
冷えと緊張が重なるタイプの不眠
手足が冷え、寝汗で目が覚める
柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとう
ささいな音が気になる、胸がざわつく、動悸がする、疲れているのに寝つけない方によく用いられます。
疲れているのに眠れないタイプの不眠
疲れているのに、眠れない
酸棗仁湯さんそうにんとう
体は疲れているのに布団に入ると目が冴え、眠っても浅く、夢が多く、熟睡感がない方におすすめです。
ストレスで気が滞りやすいタイプの不眠
イライラしやすく、体に張りを感じる
加味逍遙散かみしょうようさん
ストレスで自律神経が乱れ、のぼせ、寝つきの悪さ、不安、動悸、肩の緊張が出る方におすすめしています。強い不眠が続く場合は、医療機関へのご相談も大切です。
感情の波が大きいタイプの不眠
感情の波が大きく、ひきつけを起こしやすい
甘麦大棗湯かんばくたいそうとう
疲れているのに眠れない、眠りが浅い、あくびが何度も出るなど、心の栄養やうるおいが不足して眠れない方におすすめしています。強く興奮して眠れないタイプとは異なります。
ここに無いタイプもあります。どのタイプかは、不眠の出方だけでなく、ほかの症状や体質と合わせて決まります。
KanpoNow AI漢方診断のデータ
KanpoNow の AI漢方診断では、2026年11月5日までに 4,023件の診断で「不眠」が選ばれています。多い体質は「気滞」(気が張って詰まりやすい・34%)と「血虚」(血が足りず乾きやすい・16%)でした。一緒に選ばれたお悩みは「不安・気分のふさぎ」「疲れ」「更年期の悩み」です。よく選ばれている漢方は「酸棗仁湯」「温経湯」「加味帰脾湯」です。このうち更年期の年代(40〜50代の女性)は 2,670件(66%)で、多い体質は「気滞」(34%)と「陰虚」(17%)でした。
時点・毎朝更新
押すと、そのお悩みの漢方のページ(例:不安・気分のふさぎの漢方)が開きます
※ 診断で選ばれた漢方の例で、効き目をお約束するものではありません。
強い日中の眠気で運転や仕事が危険な場合、いびき・無呼吸、強い抑うつや希死念慮、胸痛・失神がある場合は、漢方より先に医療機関へ相談してください。
不眠には、睡眠時無呼吸、むずむず脚症候群、うつ病・不安症、甲状腺疾患、痛み、薬やアルコールの影響などが関係することがあります。
堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データから、不眠を主訴とした相談(36件)を整理しました。
体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録される場合があります。
公開統計母集団で最も多く記録された体質でした。
睡眠の翌日への影響も多く確認されました。
不眠と一緒に記録された代表的な症状です。
初期回答の選定記録で最も多く確認されました。
件数は効果、人気、推奨の順位ではありません。堀口先生が初期回答で選定した記録の出現件数です。
集計上の注意
公開統計は、成人本人の現在相談で、不眠が主訴として明示され、初期回答の選定漢方薬と体質を確認でき、高リスク所見のない36件に限定しました。AI診断データとは別母集団です。
以下は相談内容を公開用に要約した例です。改善経過は掲載せず、統計の分母・分子にも使用していません。
入眠はできても朝4時ごろに目が覚め、その後眠れない日が週に数回あり、日中のだるさと仕事への影響を相談されました。
体質の考え方:血虚・陰虚を中心に、気の不足と緊張が重なり、休息へ切り替わりにくい状態として整理しました。
仕事の忙しさと精神的ストレスが続き、寝つきにくさ、途中覚醒、朝の回復感のなさ、イライラ、朝の下痢を相談されました。
体質の考え方:心身の緊張で気が巡りにくく、胃腸の弱りと疲労も重なる不眠として整理しました。
寝つきの悪さが続き、一般的な睡眠薬では翌日の動きに影響を感じること、もともと胃腸が弱く軟便になりやすいことを相談されました。
体質の考え方:神経の緊張に、胃腸の弱りと心身の消耗が重なる状態として整理しました。
不眠、イライラ、気分の波、食欲低下、便秘が重なり、不規則な仕事と人間関係のストレスで不安が強くなることを相談されました。
体質の考え方:気滞に、血と潤いの不足が重なり、夜になっても心身が鎮まりにくい状態として整理しました。
胃の調子の悪さ、体のだるさ、ぐらつくめまいとともに、夜にぐっすり眠れない状態が続いていると相談されました。
体質の考え方:胃腸の弱りで気を作りにくく、余分な水分が停滞する気虚・湿痰の方向から整理しました。
初期回答で選定:半夏白朮天麻湯
夜中に何度も目が覚める不眠に、肩こり、首こり、頭痛、むくみが重なっていることを相談されました。
体質の考え方:心身の緊張と血流の滞りが重なり、体のこわばりが睡眠を分断する状態として整理しました。
※1人に複数の体質・症状・漢方を記録しているため、%の合計は100になりません。
寝つきが悪い、中途覚醒、早朝覚醒、眠りが浅いでは、背景が同じとは限りません。まず、どの段階で睡眠が乱れるかを確認します。
不安、動悸、ほてり、寝汗、冷え、夜間尿、胃もたれ、肩こり、痛みなどが、睡眠を妨げる手がかりになります。
症状も体質も複数重なります。睡眠だけを抑えるのではなく、日中の疲労や全身の偏りを含めて候補を比較します。
不眠症は、睡眠問題に加えて日中の不調がある状態です。
入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒などが続き、日中の倦怠感、意欲低下、集中力低下などがある場合は、原因に応じた確認が必要です。
更年期の年代(40〜50代)の女性は、女性ホルモンの変動と年齢による眠りの変化が重なり、寝つけない・夜中に目が覚める・朝早く目が覚めるといった悩みが起こりやすくなります。ほてり・寝汗・動悸・不安・冷え・夜間の尿などが眠りを分けてしまうこともあるため、眠りだけでなく、ほかの症状と合わせて体質から考えます。
KanpoNow AI漢方診断のデータ
不眠で診断した方のうち、40〜50代の女性は 2670件(66%)でした。
40〜50代の女性に多い体質
40〜50代の女性によく選ばれている漢方
時点・毎朝更新 ※ 診断で選ばれた漢方の例で、効き目をお約束するものではありません。
ホルモンと体温調節のゆらぎ
夜の熱さや寝汗が、眠りを途切れさせるきっかけになります。
自律神経の緊張
仕事・介護・人間関係などの負担が重なると、夜になっても休むモードへ切りかわりにくくなります。
ほかの症状
冷え、夜間の尿、肩こり、頭痛、めまい、胃もたれなどが、寝つきや眠りの続きをじゃまします。
ほてり・不眠・イライラなど、更年期のほかの悩みもあわせて考えたい方は、更年期の漢方もご覧ください。
不眠では、気滞、血虚、陰虚、気虚、湿痰、血瘀、湿熱、陽虚が単独または複数で関係します。体質名はゴールではなく、どの方向から漢方薬を比較するかを整理するための手がかりです。
| 体質 | 不眠の現れ方 | 一緒に確認したい症状 |
|---|---|---|
| 気滞 | 考えごとで寝つけない | 不安、動悸、胸のつかえ |
| 血虚 | 多夢・浅い眠り | 疲労、めまい、物忘れ |
| 陰虚 | ほてり・寝汗で目が覚める | 口渇、乾燥、早朝覚醒 |
| 気虚 | 寝ても回復感がない | 食欲低下、朝のだるさ |
| 湿痰 | 頭重・胃もたれと浅い眠り | めまい、痰、むくみ |
| 血瘀 | 痛み・冷えのぼせで眠れない | 肩こり、頭痛、便秘 |
| 湿熱 | 暑さ・興奮で寝苦しい | 発汗、便秘、飲酒後の悪化 |
| 陽虚 | 冷え・夜間尿で目が覚める | 腰のだるさ、朝の冷え |
ストレスや緊張で気の巡りが滞り、布団に入ってから考えごとが止まらない、胸がざわつく、寝つけないという形で現れます。

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。
心身を養う血が不足し、眠りが浅い、夢が多い、動悸や不安がある、朝の回復感が乏しいという形で現れます。

体を潤し鎮める力が不足し、疲れているのに目が冴える、夜中に熱感や寝汗で目が覚める、口や喉が乾く不眠として現れます。

気力・体力と胃腸の働きが弱り、眠っても疲れが取れない、朝起きられない、日中に眠いという形で現れます。

胃腸の弱りで余分な水分や濁りが停滞し、頭が重い、めまい、痰っぽい、胃がもたれる状態と睡眠の浅さが重なります。

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。
血の巡りが滞り、首肩のこり、固定した頭痛、下半身の冷えと上半身の熱感が睡眠を妨げる形で現れます。

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。
余分な熱と水分が体内にこもり、暑くて寝苦しい、イライラが鎮まらない、便秘や飲酒後に眠りが乱れる形で現れます。

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。
体を温め、水分を保持する力が弱り、手足や腰の冷え、夜間尿、朝のだるさで睡眠が途切れる形で現れます。

同じ体質名でも、併発症状や体力、持病、服用薬によって候補は変わります。
AI漢方診断では、不眠をタイプに分けて考えます。よく選ばれるのは、温経湯、温胆湯、黄連阿膠湯、加味帰脾湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝乾姜湯、酸棗仁湯などです。どれが合うかは、不眠の出方とほかの症状・体質によって変わります。
同じ不眠でも、神経が高ぶって寝つけない人、疲労と血の不足で眠りが浅い人、ほてりや寝汗で目が覚める人、胃腸や冷え、夜間尿で睡眠が分断される人がいます。症状と体質をまとめて確認する必要があります。
酸棗仁湯は、心身が消耗し、疲れているのに眠れない、夢が多い、熟睡感がない場合に比較します。柴胡加竜骨牡蛎湯は、動悸、イライラ、胸のつかえ、便秘など、神経の高ぶりと内にこもる熱が目立つ場合に比較します。
桂枝加竜骨牡蛎湯は、虚弱で神経過敏、驚きやすい、寝汗や動悸を伴う不眠で比較します。加味帰脾湯は、胃腸の弱り、疲労、血の不足、不安、多夢、物忘れなどが重なる場合に比較します。
同じ処方に決めず、目が覚めるきっかけを確認します。ほてり・寝汗、動悸・不安、冷え・夜間尿、痛み、いびき・無呼吸、飲酒、薬の影響などで考え方が変わります。長く続き日中に支障がある場合は医療機関にも相談してください。
潤い不足の陰虚、熱がこもる湿熱、更年期のホルモン変化などを確認します。酸棗仁湯や黄連阿膠湯、柴胡桂枝乾姜湯などを比較することがありますが、冷えや胃腸虚弱の有無で適否が変わります。
胃腸の弱りや水分停滞が睡眠と重なる場合は、温胆湯、六君子湯、半夏白朮天麻湯などを比較します。強いめまい、ろれつが回らない、片側の麻痺、激しい頭痛がある場合は、漢方より先に医療機関を受診してください。
併用できる場合はありますが、薬の種類、持病、年齢、日中の眠気によって判断が必要です。睡眠薬や抗不安薬を自己判断で中止・減量せず、漢方薬を追加する前に医師または薬剤師へ相談してください。
いいえ。件数は効果や推奨の順位ではありません。不眠だけでなく、不安、疲労、便通、肩こり、冷え、ほてり、胃腸、服用薬などを含めて、堀口先生が初期回答で選定した記録の出現件数です。
寝つき、中途覚醒、早朝覚醒、眠りの浅さに加え、不安、動悸、ほてり、寝汗、冷え、夜間尿、胃腸、便通、疲労、肩こりなどをまとめて確認します。症状と体質の重なりから、候補となる漢方薬を絞り込みます。
分けて考えます。仕事や家事で寝る時間が取れないのは「睡眠不足」、眠る時間はあるのに眠れず、昼間の生活に支障が出るのが「不眠」です。対策や相談先も変わります。
一緒に考えられる場合がありますが、自己判断で重ねたり、急にやめたりしないでください。漢方を使う場合も、処方医と薬剤師に、いま使っている薬をすべて伝えて相談してください。
次のような場合は、体質による不眠と決めつけず、医療機関に相談してください。
不眠だけでなく、ほかの症状も確かめてから、あなたの体質に合う漢方を選びます。
AI漢方診断をはじめる(無料)※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療・服薬指示を行うものではありません。漢方薬は体質、症状、持病、年齢、妊娠・授乳、服薬状況によって適否が異なります。睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬などを自己判断で中止・減量しないでください。強い日中の眠気、睡眠中の呼吸停止、胸痛、失神、強い抑うつ、希死念慮などがある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。