更年期の動悸に漢方|ドキドキ・不安を8つの体質から考える

監修:堀口和彦(東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師)|更新日:2026-06-14

突然、胸がドキドキする。寝ようとすると心臓の音が気になる。動悸が起こると「何か悪い病気では」と不安になる。

更年期の動悸は、自律神経・心の緊張・血や水の不足が重なって起こることがあります。

更年期には、女性ホルモンの変動により、自律神経が揺らぎやすくなります。その結果、動悸、息苦しさ、不安感、のぼせ、不眠、めまい、冷えなどが同時に現れることがあります。

漢方では、動悸を単に「心臓だけの問題」として見ません。気の高ぶり、血の不足、潤い不足、水の停滞、冷え、熱、巡りの悪さを見ながら、なぜ拍動を強く感じるのかを考えます。

このページでは、更年期の動悸を、堀口和彦メソッドの8つの体質から整理します。ストレスで起こる動悸、疲労で出る動悸、寝る前に気になる動悸、めまいやむくみを伴う動悸では、漢方の考え方も養生も変わります。

あなたの動悸は、どの体質から来ているでしょうか。

ドキドキだけで判断せず、不安・不眠・のぼせ・めまい・冷え・むくみまで含めて体質を見ていきましょう。

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更年期の動悸とは

更年期の動悸とは、心臓がドキドキする、脈が速く感じる、胸の拍動が気になる、寝ようとすると鼓動が強く感じられるといった症状です。息苦しさ、不安感、のぼせ、発汗、不眠、めまいを伴うこともあります。

更年期症状には、ほてり、のぼせ、発汗、動悸、冷え、疲れやすさ、イライラ、不眠など、身体と心の両方の症状が含まれます。*①②

動悸は更年期の自律神経の揺らぎで起こることもありますが、心臓や甲状腺、貧血、不整脈などが関係することもあります。特に胸痛、息切れ、失神、片側の手足のしびれなどを伴う場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。

動悸は、不安を呼びやすい症状です。

「また動悸が起きたらどうしよう」と考えることで、さらに交感神経が高ぶり、動悸を感じやすくなることがあります。漢方では、動悸そのものだけでなく、その背景にある不安、緊張、冷え、疲労、巡りの悪さを見ていきます。

なぜ更年期に動悸が起こりやすいのか

更年期の動悸には、女性ホルモンの変動、自律神経の乱れ、ストレス、睡眠不足、ほてり、冷え、体力低下などが重なります。

1ホルモンが変動する

更年期には女性ホルモンが大きく変動します。体はその変化に対応しようとして、ホルモン分泌の司令系が忙しく働きます。

2自律神経が揺らぐ

ホルモンの変動は、自律神経にも影響します。交感神経が高ぶると、動悸、不安、のぼせ、不眠が出やすくなります。

3拍動に敏感になる

心身が緊張していると、普段は気にならない心臓の拍動を強く感じやすくなります。夜や安静時に気になりやすい方もいます。

更年期症状が日常生活に支障をきたすほどつらい場合は、更年期障害として治療対象になります。動悸が続く、強い不安がある、生活に支障がある場合は、婦人科や内科で相談することも大切です。*①②

漢方では「心」と「肝」の過敏状態として見る

漢方では、動悸には「心」と「肝」が深く関係すると考えます。心は精神や血脈をつかさどり、肝は気の巡りと感情の伸びやかさに関わります。

ストレスや緊張で肝の気が高ぶると、自律神経が乱れ、心臓の拍動を強く感じやすくなります。また、血や潤いが不足すると、心が十分に養われず、神経が過敏になり、些細な刺激で動悸や不眠が起こりやすくなります。

一方で、水分が胸やみぞおちに停滞して気の流れを邪魔する場合、冷えで心身のポンプ機能が弱る場合、血の巡りが悪く心臓に負担がかかる場合もあります。同じ動悸でも、背景の体質は大きく異なります。

動悸の出方 漢方で見たい背景 よくある体質
ストレスや緊張でドキドキする 肝の気が滞り、自律神経が高ぶる 気滞
不安・ふらつき・眠りの浅さを伴う 心を養う血が不足している 血虚
ほてり・寝汗・焦燥感を伴う 潤い不足で心がオーバーヒートする 陰虚
冷えのぼせ・肩こり・頭痛を伴う 血の巡りが悪く、熱が上に偏る 血瘀
めまい・むくみ・胃のチャポチャポを伴う 水分が停滞し、気が上に突き上がる 湿痰
少し動くだけで息切れ・動悸がする 心を動かす気が不足している 気虚・陽虚

動悸は「心臓だけを見る」症状ではありません。

漢方では、動悸の背景にある心身の過敏さ、気の滞り、血の不足、水の停滞、冷え、熱、疲労を合わせて見ます。ただし、危険な動悸を見逃さないことが大前提です。

更年期の動悸を8つの体質で見る

更年期の動悸では、気滞、血虚、陰虚が中心になりやすい体質です。血瘀、湿痰、気虚、陽虚、湿熱も、冷えのぼせ、めまい、むくみ、息切れ、熱感などを伴う動悸として関係します。

緊張・不安

気滞

ストレスや緊張で気が滞り、胸のドキドキや不安が出やすいタイプです。

不安・ふらつき

血虚

心を養う血が不足し、動悸、不安、不眠、立ちくらみが出やすいタイプです。

ほてり・寝汗

陰虚

潤い不足で心が熱を持ち、焦燥感や不眠を伴う動悸が出やすいタイプです。

冷えのぼせ

血瘀

血の巡りが悪く、熱が上半身に偏り、のぼせと動悸が出るタイプです。

めまい・むくみ

湿痰

水分が停滞し、気が上に突き上がり、めまいや動悸が出るタイプです。

疲労・息切れ

気虚

心を動かす気が不足し、少し動くだけで動悸や息切れが出るタイプです。

冷え・弱い脈

陽虚

体を温める力が弱く、冷え、むくみ、夜間尿を伴うタイプです。

熱感・メタボ

湿熱

余分な熱と老廃物がこもり、血管や心臓に負担がかかりやすいタイプです。

動悸の出方には、体質のヒントがあります。

緊張で出るのか、寝る前に出るのか、疲れると出るのか、めまいやむくみを伴うのか。全体の症状から見ていきましょう。

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1. ストレスと緊張による動悸

気滞(きたい)体質の動悸

気滞は、気の巡りが滞りやすい体質です。更年期の動悸では、ストレス、緊張、不安、イライラにより、胸がドキドキするタイプとして現れます。

病態の考え方

精神的な緊張やストレスが続くと、肝の気が滞り、自律神経が乱れやすくなります。交感神経が高ぶることで、心臓の拍動を強く感じたり、胸がつかえたりします。

気滞タイプでは、動悸そのものに加えて、胸やみぞおちの張り、のどのつかえ、不眠、のぼせ、ため息などが出やすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

このタイプでは、気の滞りを解き、心身の強い緊張感や不安感を鎮め、自律神経の働きを整える考え方をとります。代表的には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などが用いられることがあります。

気分がふさぎ、喉や食道のつかえ感があり、不安神経症のような動悸がある場合には、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などを検討することもあります。

養生のポイント

気滞タイプでは、動悸に意識を向けすぎるほど不安が強まり、さらに拍動を感じやすくなることがあります。まずは息を吐く時間を長くし、肩と胸の力を抜くことを意識しましょう。

2. 心を養う血の不足による動悸

血虚(けっきょ)体質の動悸

血虚は、心身を養う「血」が不足しやすい体質です。更年期の動悸では、心を十分に養えず、不安感、ふらつき、不眠を伴うタイプとして現れます。

病態の考え方

血には、心を養い、精神を安定させる働きがあると考えます。血が不足すると、心が落ち着きにくくなり、普段なら気にならない拍動を強く感じやすくなります。

このタイプでは、疲れているのに眠れない、夢が多い、立ちくらみがある、顔色が悪い、貧血気味といった症状が重なりやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

このタイプでは、胃腸の働きを高めて血を作り、心身の疲労を回復させながら、不安感、不眠、動悸を整える考え方をとります。代表的には、加味帰脾湯(かみきひとう)などが用いられることがあります。

更年期特有のイライラ、のぼせと冷えが混在する中で動悸がある場合には、加味逍遙散(かみしょうようさん)などを検討することもあります。

養生のポイント

血虚タイプでは、睡眠不足、無理なダイエット、目の酷使が血を消耗させます。動悸を落ち着かせるためにも、血を養う食事と休息を確保しましょう。

3. 冷却水不足による虚熱の動悸

陰虚(いんきょ)体質の動悸

陰虚は、心身を潤し、熱を鎮める「陰」が不足しやすい体質です。更年期の動悸では、ほてり、寝汗、口の渇き、焦燥感、不眠を伴う激しい動悸として現れることがあります。

病態の考え方

陰は、体の冷却水のようなものです。陰が不足すると、心がオーバーヒートしやすくなり、神経が過敏になります。

そのため、寝る前に胸の鼓動が気になる、些細な刺激でドキドキする、手足がほてる、口が渇く、寝汗をかくといった状態になりやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

このタイプでは、潤い不足からくる神経過敏を落ち着かせ、心の興奮を鎮める考え方をとります。代表的には、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)などが用いられることがあります。

のぼせ気味で顔が赤く、イライラして落ち着かない場合には、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)などを検討することもあります。

養生のポイント

陰虚タイプでは、夜更かし、飲酒、辛いもの、長風呂、サウナ、スマートフォンの見すぎが負担になります。夜は潤いを回復し、心を鎮める時間と考えましょう。

4. 血流の滞りと熱の偏りによる動悸

血瘀(けつお)体質の動悸

血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。更年期の動悸では、冷えのぼせ、肩こり、頭痛、のぼせ、不眠を伴うタイプとして現れることがあります。

病態の考え方

血の巡りが悪くなると、全身に血を送る心臓にも負担がかかります。また、熱が上半身に偏ることで、頭や顔はのぼせるのに手足は冷えるというアンバランスが起こります。

この状態では、胸の拍動を強く感じたり、肩こりや頭痛、首こりとともに動悸が出たりすることがあります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

このタイプでは、滞った血の巡りを良くし、のぼせと冷えのアンバランスを整えることで、動悸を和らげる考え方をとります。代表的には、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などが用いられることがあります。

血の巡りを促し、血管に停滞する老廃物を流す考え方として、環元清血飲(かんげんせいけついん)などを検討することもあります。

養生のポイント

血瘀タイプでは、動悸だけでなく、肩や首のこり、冷えのぼせも一緒に整えることが大切です。軽い有酸素運動、入浴、首肩まわりのケアで巡りを助けましょう。

5. 水分の停滞と気の上逆による動悸

湿痰(しったん)体質の動悸

湿痰は、体内の水はけが悪く、余分な水分や濁りが停滞しやすい体質です。更年期の動悸では、めまい、立ちくらみ、頭重感、むくみ、胃のチャポチャポ感を伴うタイプとして現れます。

病態の考え方

胃腸の働きが低下すると、体内に余分な水分が停滞します。この水分が胸やみぞおちで気の流れを邪魔すると、気が上に突き上がり、動悸やめまいにつながることがあります。

湿痰タイプでは、心臓だけでなく、水分代謝、胃腸、めまい、むくみを一緒に見ることが大切です。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

このタイプでは、水分代謝を整え、体内に滞った水飲をさばきながら、上衝する気を落ち着かせる考え方をとります。代表的には、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などが用いられることがあります。

みぞおちにつかえがあり、息苦しさやむくみを伴う動悸では、木防已湯(もくぼういとう)などを検討することもあります。

養生のポイント

湿痰タイプでは、冷たい飲み物、水のガブ飲み、甘いもの、夜食が負担になります。胃腸を冷やさず、温かいものを少しずつとり、むくみやめまいも合わせて整えましょう。

6. 心気不足・疲労による動悸

気虚(ききょ)体質の動悸

気虚は、生命エネルギーである「気」を作る力が不足しやすい体質です。更年期の動悸では、少し動いただけで息切れや動悸がする、疲れやすいタイプとして現れます。

病態の考え方

気は、心臓を動かし、血を全身に巡らせる力でもあります。胃腸が弱く、気を十分に作れないと、心を動かす力も不足しやすくなります。

気虚タイプでは、緊張で動悸が出るというより、体力がないために心臓が頑張らざるを得ない状態です。息切れ、だるさ、食欲不振、疲労倦怠感を伴います。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

このタイプでは、消耗した気を支え、不足した血と潤いを補いながら、疲労を背景とした動悸や息切れを立て直す考え方をとります。代表的には、炙甘草湯(しゃかんぞうとう)などが用いられることがあります。

胃腸と心身の働きを高め、気力と体力を補う考え方として、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などを検討することもあります。

養生のポイント

気虚タイプでは、無理に運動で追い込むと動悸が悪化することがあります。まずは短い散歩、ゆっくりした家事、十分な休息から始め、疲れ切る前に休むことが大切です。

7. 冷えとポンプ機能低下による動悸

陽虚(ようきょ)体質の動悸

陽虚は、体を温める力が不足しやすい体質です。更年期の動悸では、芯からの冷え、夜間頻尿、下肢のむくみ、弱い脈、めまいを伴うタイプとして現れることがあります。

病態の考え方

陽気は、体を温め、心臓や腎の働きを支える原動力です。陽気が不足すると、血液や水分を全身に巡らせる力が弱くなり、冷え、むくみ、めまい、動悸が出やすくなります。

このタイプでは、冷えや疲労を背景に、心身のポンプ機能が弱っている状態として考えます。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

このタイプでは、身体を温め、心臓と腎の働きを助け、冷えやむくみ、めまいを伴う動悸を整える考え方をとります。代表的には、真武湯(しんぶとう)などを検討することがあります。

養生のポイント

陽虚タイプでは、冷えを我慢しないことが大切です。冷たい飲み物、薄着、夜更かしを避け、お腹、腰、足首を温めましょう。急な運動より、体を温める生活の立て直しが優先です。

8. 熱と老廃物の充満による動悸

湿熱(しつねつ)体質の動悸

湿熱は、余分な水分と熱が体内にこもりやすい体質です。更年期の動悸では、暑がり、多汗、便秘、メタボリック傾向、高血圧傾向を伴うタイプとして現れることがあります。

病態の考え方

湿熱では、過剰な栄養や熱、老廃物が体内に停滞し、血管や心臓に負担をかけやすくなります。体の内側に熱がこもるため、のぼせ、発汗、イライラ、動悸が出やすくなります。

便秘、飲酒、夜食、脂っこい食事、運動不足が重なると、湿熱が強まり、心身が興奮しやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

このタイプでは、体内に停滞する余分な脂肪分や老廃物を便や尿として排出し、こもった熱をさばく考え方をとります。代表的には、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などが用いられることがあります。

ただし、冷えが強い方、胃腸が弱い方、体力が落ちている方には合わない場合があります。自己判断で選ばず、薬剤師や医師に相談してください。

養生のポイント

湿熱タイプでは、飲酒、夜食、脂っこい食事、便秘が動悸やのぼせを悪化させることがあります。夕食を軽めにし、便通と睡眠を整えましょう。

更年期の動悸を整える生活養生

更年期の動悸は、漢方薬だけでなく、日常生活で自律神経を整え、心臓への負担を減らすことも大切です。特に、動悸が起こったときに慌てすぎないための対処法を持っておくと安心です。

1. 腹式呼吸で自律神経を整える

動悸を感じると、不安で呼吸が浅くなり、さらに胸がドキドキしやすくなります。まずは胸ではなく、下腹部を意識してゆっくり呼吸しましょう。

鼻から吸ってお腹をふくらませ、口から細く長く吐きます。吐く息を長めにすると、交感神経の高ぶりが落ち着きやすくなります。朝起床前と夜就寝前に10回ほど行うのもおすすめです。

2. 不安で心拍数を上げすぎない

怒り、不安、恐怖、焦りなどの強い感情は、心拍数を上げやすくします。「また動悸が起きたらどうしよう」と考えること自体が、動悸を感じやすくすることもあります。

不安を完全になくそうとするより、呼吸を整える、姿勢をゆるめる、温かい飲み物を少し飲む、安心できる場所に移動するなど、体から落ち着かせることを意識しましょう。

3. 首・肩・胸まわりの緊張をほぐす

首や肩、胸まわりが緊張していると、呼吸が浅くなり、動悸を感じやすくなります。特に、睡眠不足や過労が続いている方は、肩甲骨まわりや首すじのこりをやさしくほぐしましょう。

ただし、左胸の痛み、左肩や背中に放散する痛み、冷や汗、息切れを伴う場合は、こりと決めつけず医療機関を受診してください。

4. 適度な運動で血流を促す

安静にしすぎると、血流や筋力が落ち、かえって動悸を感じやすくなることがあります。一方で、急に強い運動をすると心臓に負担がかかることがあります。

体調が安定しているときに、散歩、軽いストレッチ、ゆっくりした自転車、家事など、心地よい範囲の有酸素運動を取り入れましょう。息が切れるほど追い込まないことが大切です。

5. カフェイン・飲酒・夜更かしを見直す

カフェイン、飲酒、睡眠不足、夜更かしは、動悸や不眠、のぼせを悪化させることがあります。特に寝る前に動悸が気になる方は、夕方以降のカフェインやスマートフォンの刺激を控えましょう。

陰虚や気滞タイプでは、情報刺激や睡眠不足が動悸を強めやすくなります。夜は心を鎮める時間として、照明を落とし、静かに過ごすことを意識してください。

動悸の養生は、体質によって変わります。

巡らせるべきか、補うべきか、冷ますべきか、温めるべきか。まずは体質を確認してみましょう。

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更年期の動悸は、ホットフラッシュ、不眠、イライラ、むくみ、めまい、体重増加と重なって現れることがあります。症状別に詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。

よくある質問

更年期の動悸には、どの漢方薬がよいですか?

更年期の動悸だからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。ストレスと緊張の気滞、不安やふらつきの血虚、ほてりや寝汗の陰虚、冷えのぼせの血瘀、めまいやむくみを伴う湿痰、疲労と息切れの気虚など、体質によって考え方が変わります。

動悸があるとき、まず何をすればよいですか?

胸痛、息切れ、失神、冷や汗、強いめまいなどがなければ、まずは座って安静にし、ゆっくり息を吐く腹式呼吸を行ってください。ただし、症状が強い、長く続く、繰り返す場合は医療機関で確認することが大切です。

寝る前に心臓の音が気になって眠れません。漢方で考えられますか?

考えられます。寝る前の動悸は、気滞による緊張、陰虚による神経過敏、血虚による不安感、不眠が関係することがあります。睡眠の問題が強い方は、更年期の不眠のページも参考にしてください。

動悸とめまいが一緒にあります。どんな体質が考えられますか?

漢方では、水分が停滞して気が上に突き上がる湿痰、血が不足する血虚、冷えが強い陽虚、血の巡りが悪い血瘀などを考えます。ただし、動悸とめまいが強い場合は、不整脈や貧血、血圧異常などの確認も必要です。

更年期の動悸は放っておいても大丈夫ですか?

一時的な自律神経の乱れによる動悸もありますが、胸痛、息切れ、失神、脈の乱れ、強い不安、めまいを伴う場合や、症状が繰り返す場合は受診してください。心臓、甲状腺、貧血、薬の影響などが関係することもあります。

受診の目安

以下のような場合は、更年期の動悸と決めつけず、医療機関を受診してください。急性症状が強い場合は、救急受診も検討してください。

動悸は、更年期だけで説明しないほうがよい症状です。

更年期の自律神経の乱れで起こることもありますが、不整脈、狭心症、心不全、甲状腺疾患、貧血、薬の影響、不安症などが関係することもあります。強い症状や繰り返す症状は、医療機関で確認してください。

参考・出典

体質チェックへ

更年期の動悸は、同じ「ドキドキ」でも、体質によって考え方が変わります。

緊張で起こるのか、血が不足しているのか、潤い不足で過敏になっているのか、水が停滞しているのか、冷えや疲労が関係しているのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。

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※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。動悸は心臓・甲状腺・貧血・不整脈・薬の影響などが関係する場合があります。胸痛、息切れ、失神、冷や汗、強いめまい、脈の異常がある場合は速やかに医療機関を受診してください。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、ホルモン補充療法を受けている方は、自己判断で服用せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。