直近30日間のAI漢方診断件数
めまいに漢方|ぐるぐる回る・ふわふわする・立ちくらみを体質別に考える
めまいの漢方は、「回る」「ふわふわする」「クラッとする」を分けて考えます。
周囲がぐるぐる回る、雲の上を歩くようにふわふわする、立ち上がると目の前が暗くなる。めまいの出方によって、確認すべき原因と比較する漢方薬は変わります。
吐き気、耳鳴り・難聴、頭痛、首肩こり、冷え、むくみ、血圧、胃腸、疲労、ストレス、月経・更年期まで確認し、症状と体質の重なりから候補を整理します。
症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。
めまいで候補となる漢方薬
次の処方は、めまいで比較される代表例です。回転感、浮動感、立ちくらみ、耳の症状、血圧、胃腸、冷え、月経・更年期によって向き不向きが変わります。
| 漢方薬 | 比較する状態 |
|---|---|
| 半夏白朮天麻湯 | 胃腸虚弱、頭重、ふらつき、低血圧傾向、吐き気 |
| 五苓散 | 口渇と尿量の偏り、むくみ、低気圧、頭痛・吐き気 |
| 苓桂朮甘湯 | 立ちくらみ、動悸、気が上がる感じ、水分停滞 |
| 真武湯 | 冷え、むくみ、軟便・下痢、ふらつき、体力低下 |
| 柴胡加竜骨牡蛎湯 | 不安、動悸、不眠、血圧変動、ふわふわ感 |
| 女神散 | 更年期、のぼせ、ふらつき、肩こり、自律神経の乱れ |
| 柴胡桂枝乾姜湯 | 冷えのぼせ、疲労、不安、寝汗、耳鳴り |
| 加味帰脾湯 | 疲労、血色不良、不眠、不安、立ちくらみ |
突然の激しいめまい、神経症状、急な難聴、胸痛・失神などがある場合は、漢方選びより医療機関での確認を優先してください。
すぐ受診したいめまい
ろれつが回らない、片側の手足に力が入らない・しびれる、意識がぼんやりする、激しい頭痛、歩けない、胸痛・失神、急な難聴、嘔吐が続いて水分が取れない場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
めまいと全身の状態をまとめて確認する
AI漢方診断であなたの漢方を見つける目次
KanpoNow AI診断データで見るめまい
2026年6月24日集計では、直近30日間のAI漢方診断7,575件のうち、459件・約6%が「めまい」を症状として選択し、2,510件・約33%が体質質問で「めまいすることがある」と回答していました。
症状選択と体質質問は設問の役割が異なるため、同じ人数の重複としては扱いません。
めまいを症状として選択・約6%
めまいすることがある・約33%
平均年齢47歳と掲載されていた集計
AI診断データは、以下の堀口先生の相談データとは別の母集団です。件数や割合を合算・直接比較しません。
堀口先生のめまい相談・初期処方選定データ
堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データから、成人本人の相談でめまい・ふらつき・立ちくらみを主訴として確認し、初期回答の選定処方を確認できた36件を公開統計母集団として整理しました。
これは改善実績や効果の集計ではありません。体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録される場合があります。
体質判定
一緒に記録された症状
初期回答で選定された漢方薬
件数は効果や推奨順位ではなく、相談時の記録と初期回答における出現件数です。代表相談例6件は、このグラフの分母・分子として別に加算していません。
めまいの代表相談例
相談データから、めまいの出方が異なる6件を公開用に要約しました。個人情報、改善経過、購入・配送情報は掲載していません。
生理前や疲労時に、周囲が回って吐き気が出る
周囲や自分が回って見える回転性のめまいがあり、強い吐き気、肩こり、疲れやすさ、胃腸の弱りが重なっていました。月経周期、風邪、疲労、ストレスとの関係も確認されました。
回転性めまいの後に、立ちくらみと耳鳴りが続く
回転性めまいの後から、立ちくらみや視覚との不一致感が続き、低い耳鳴り、不安感、睡眠の浅さも確認されました。
ほかの相談例4件を見る
一日中ふわふわし、低血圧傾向と胃腸虚弱がある
長く続く浮動感と、ときどきクラッとする感覚がありました。低血圧傾向、軟便、やせやすさ、緊張との関係も確認されました。
初期回答で選定された漢方薬:半夏白朮天麻湯
立ちくらみと冷えのぼせが、生理前のむくみに重なる
立ちくらみに加え、顔の熱感と手足の冷え、生理前後のむくみ、イライラ、血色の悪さが重なる相談でした。
低気圧や疲労でふわふわし、首肩と目もつらい
疲労、ストレス、天候変化の前に浮動感が出やすく、起き上がるときの軽い回転感、首肩こり、眼精疲労、頭痛、胃腸虚弱が重なっていました。
朝から午前中に、ふわっとするめまいと動悸が出る
通勤時を含む朝から午前中に、ふわっとするめまい、動悸、頭痛、肩こり、吐き気、食欲低下が出やすく、月経前後の変化も確認されました。
めまいは「回転感」「浮動感」「失神しそうな感覚」を分けて考える
めまいには、内耳の病気、脳の病気、血圧変動、貧血、不整脈、薬、脱水、低血糖、ストレスなど、さまざまな原因があります。漢方で体質を整理する前に、危険な症状や治療が必要な病気を見逃さないことが大切です。
ぐるぐる回る
内耳の平衡感覚の異常が多い一方、神経症状や激しい頭痛を伴う場合は脳の病気も確認します。
ふわふわ・揺れる
自律神経、首肩こり、薬、睡眠、ストレス、内耳の病気などを幅広く確認します。
クラッとする
起立性低血圧、脱水、貧血、不整脈、低血糖、食事不足などを確認します。
| めまいの出方 | 確認したい背景 | 漢方で比較する体質 |
|---|---|---|
| 周囲や自分がぐるぐる回る | 耳鳴り・難聴、吐き気、頭位、神経症状 | 湿痰、陽虚、湿熱 |
| 雲の上のようにふわふわする | ストレス、睡眠、首肩こり、更年期、薬 | 気滞、血瘀、気虚 |
| 立ち上がると目の前が暗くなる | 血圧、脱水、貧血、食事、心拍 | 気虚、血虚、陽虚 |
| 低気圧で頭重・むくみと悪化 | 水分の偏り、尿量、胃腸、頭痛 | 湿痰、気虚 |
| 急な難聴・ろれつ障害・片麻痺 | 内耳や脳の緊急疾患 | 漢方より先に医療機関で確認 |
めまいを8つの体質で見る
めまいでは、湿痰・気滞・気虚・血虚が中心になることが多い一方、冷え、耳鳴り、のぼせ、肩こり、月経・更年期によって陽虚・陰虚・血瘀・湿熱も確認します。
ストレスでふわふわし、動悸やのどのつかえを伴う
緊張、不安、のぼせ、胸やのどのつかえ、睡眠の乱れ

立ちくらみ、顔色不良、目のかすみを伴う
月経、食事不足、疲労、動悸、眠りの浅さ

耳鳴り、ほてり、寝汗とともにふらつく
口渇、目の乾燥、夜の熱感、不眠、耳鳴り

首肩のこり、頭痛、冷えのぼせとめまいが重なる
固定した肩こり、目の疲れ、月経痛、くすみ

疲れるとクラッとし、朝や立ち上がりがつらい
疲労、食欲低下、息切れ、声に力がない、胃腸虚弱

ぐるぐる回り、吐き気や頭重、天候変化を伴う
胃の水っぽさ、むくみ、雨の日の悪化、食欲低下

冷え、むくみ、下痢、夜間尿とふらつきが重なる
下半身の冷え、軟便、体力低下、尿の乱れ

頭が重く、のぼせ・吐き気・イライラを伴う
飲酒、便秘、顔の赤み、熱感、胃腸の不調

めまいで比較される漢方薬
同じ「めまい」に使われる処方でも、向いている状態は同じではありません。回転感、浮動感、立ちくらみ、吐き気、耳の症状、体力、胃腸、冷え、月経・更年期を含めて比較します。
| 漢方薬名 | 比較する症状・状態 | 体質の考え方 | 見分けるポイント |
|---|---|---|---|
| 半夏白朮天麻湯 | ふらつき、頭重、胃腸虚弱、低血圧傾向 | 気虚+湿痰 | 胃腸、食欲、冷え、頭重を確認 |
| 五苓散 | 回転感、吐き気、むくみ、低気圧 | 水分の偏り | 口渇と尿量、天候、頭痛を確認 |
| 苓桂朮甘湯 | 立ちくらみ、動悸、のぼせる感じ | 水滞+気逆 | 起立時、動悸、尿、冷えを確認 |
| 真武湯 | 冷え、下痢、むくみ、ふらつき | 陽虚+水滞 | 便、尿、体力、下半身の冷えを確認 |
| 柴胡加竜骨牡蛎湯 | 不安、不眠、動悸、血圧変動、浮動感 | 気滞・高ぶり | 精神的緊張、便通、体力を確認 |
| 女神散 | 更年期、のぼせ、ふらつき、肩こり | 血の道症・気血の偏り | 月経・更年期、のぼせ、便通を確認 |
| 柴胡桂枝乾姜湯 | 冷えのぼせ、疲労、耳鳴り、不安 | 虚弱+寒熱錯雑 | 冷えと熱、寝汗、口渇を確認 |
| 加味帰脾湯 | 血色不良、疲労、不眠、不安、立ちくらみ | 気血両虚 | 食欲、月経、睡眠、動悸を確認 |
| 当帰芍薬散 | 冷え、むくみ、めまい、月経の変化 | 血虚+水滞 | 血色、月経、低血圧傾向を確認 |
| 加味逍遙散 | 更年期・PMS、イライラ、冷えのぼせ、ふらつき | 気滞+血虚 | 気分、月経、肩こり、便通を確認 |
漢方薬の効能・効果や注意事項は製品ごとに異なる場合があります。実際に使用する製品の添付文書を確認してください。
めまいを整理する生活養生
1. めまいの出方を記録する
回転・浮動・立ちくらみ、持続時間、頭位、食事、天候、月経、耳の症状を記録します。
2. 発作時は転倒を防ぐ
急に動かず、座るか横になり、階段・運転・入浴など危険な行動を避けます。
3. 起立はゆっくり行う
寝起きや長時間座った後は、足首を動かしてからゆっくり立ち上がります。
4. 水分を極端に増減しない
脱水を避けつつ、持病や医師の指示がある場合はその方針を優先します。
5. 胃腸・睡眠を整える
食事を抜く、暴飲暴食、睡眠不足は、立ちくらみや吐き気を悪化させることがあります。
6. 薬と血圧を確認する
薬の開始・変更時期、家庭血圧、脈拍を記録し、処方薬を自己判断で中止せず医師・薬剤師へ相談します。
よくある質問
めまいには、どの漢方薬が使われますか?
半夏白朮天麻湯、五苓散、苓桂朮甘湯、真武湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、女神散、柴胡桂枝乾姜湯、加味帰脾湯、当帰芍薬散などが比較されます。回転感、浮動感、立ちくらみ、吐き気、耳の症状、冷え、胃腸、月経・更年期によって候補は変わります。
ぐるぐる回るめまいと、ふわふわするめまいでは選び方が違いますか?
違う場合があります。回転性では内耳の病気や水分の偏り、吐き気、耳鳴り・難聴を確認します。浮動性では自律神経、血圧、貧血、首肩のこり、薬、ストレスなども含めて原因を整理します。
立ち上がるとクラッとするめまいには、何を確認しますか?
起立性低血圧、脱水、貧血、食事不足、薬の影響、心臓の病気などを確認します。失神、胸痛、強い動悸がある場合は、漢方選びより受診を優先してください。
吐き気を伴う回転性めまいには五苓散ですか?
五苓散は、口渇と尿量の偏り、むくみ、頭重、低気圧との関係などがある場合に比較します。胃腸虚弱が強ければ半夏白朮天麻湯、冷えと下痢が強ければ真武湯など、全身状態で比較します。
めまいと耳鳴り・耳閉感が同時にある場合はどうしますか?
内耳の病気を確認するため、耳鼻咽喉科での評価が重要です。急に聞こえにくくなった場合は、できるだけ早く受診してください。漢方では耳の症状だけでなく、回転感、冷え、水分、疲労、睡眠なども確認します。
低気圧や雨の日に悪化するめまいはありますか?
あります。天候変化とともに頭重、むくみ、吐き気、耳の詰まり感が出る場合は、水分の偏りを確認します。ただし、繰り返すめまいは耳鼻咽喉科や神経内科で原因を確認してください。
更年期のめまいも体質から考えられますか?
更年期ではホルモン変化に加え、冷えのぼせ、睡眠、不安、肩こり、耳鳴り、血圧変動などが重なることがあります。更年期だけと決めつけず、急な難聴や神経症状がないかも確認します。
水分をたくさん飲めば、めまいは改善しますか?
原因によります。脱水では適切な補水が必要ですが、医師から水分量の指示を受けている病気もあります。自己判断で極端に増減せず、嘔吐が続く、水分が取れない、尿が少ない場合は受診してください。
相談データで件数が多かった漢方薬を選べばよいですか?
いいえ。件数は効果や推奨順位ではありません。堀口先生が相談時の体質と症状を確認し、初期回答で選定した処方の出現件数です。
AI漢方診断では、めまいについて何を確認しますか?
ぐるぐる・ふわふわ・立ちくらみなどの出方、吐き気、耳鳴り・難聴、頭痛、首肩こり、冷え、むくみ、血圧、胃腸、疲労、睡眠、ストレス、月経・更年期をまとめて確認します。
受診の目安
次のような場合は、体質によるめまいと決めつけず、医療機関へ相談してください。
- 突然、今までにない強いめまいが起きた
- ろれつが回らない、言葉が出にくい
- 片側の手足に力が入らない、しびれがある
- 意識がぼんやりする、失神した
- 激しい頭痛、物が二重に見える、歩けない
- 胸痛、強い動悸、息切れ、冷や汗を伴う
- 耳が急に聞こえにくい、急な耳鳴り・耳閉感がある
- 嘔吐が続き、水分が取れない、尿が少ない
- 発熱、首の強い痛み・硬さを伴う
- めまいが繰り返す、長く続く、薬の開始後に悪化した
参考・出典
症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。
めまいの出方だけでなく、吐き気、耳の症状、血圧、首肩こり、冷え、むくみ、胃腸、疲労、睡眠、ストレス、月経・更年期までまとめて分析し、候補となる漢方薬を絞り込みます。
めまいの出方と全身の状態を、まとめて確認する
AI漢方診断で、あなたに合う漢方を見つける※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。めまいには、内耳の病気、脳卒中、血圧異常、貧血、不整脈、低血糖、脱水、薬の影響などが関係する場合があります。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師へご相談ください。ろれつ障害、片側の脱力・しびれ、意識障害、激しい頭痛、歩行不能、胸痛・失神、急な難聴、嘔吐持続がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師
光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。