冷えに漢方|手足が冷える・下半身が冷える・冷えのぼせを体質別に考える

監修:堀口和彦|更新日:2026-06-24

手足がいつも冷たい。下半身だけ冷える。顔はほてるのに足元は冷える。夏でも冷房がつらい。

冷えは、単に「体温が低い」「寒がり」というだけの問題ではありません。熱をつくる力、熱を運ぶ血流、気の巡り、水分代謝、胃腸の働き、睡眠、ストレスが関係します。

漢方では、冷えを大きく「熱をつくれない冷え」と「熱を運べない冷え」に分けて考えます。芯から冷えるのか、手足だけ冷えるのか、下半身が冷えるのか、冷えのぼせがあるのかで、体質の見方が変わります。

同じ冷えでも、ストレスで巡らない気滞タイプ、血行不良の血瘀タイプ、水が停滞する湿痰タイプ、熱をつくれない気虚・陽虚タイプ、血が足りない血虚タイプでは、合う漢方薬も養生も変わります。

あなたに合う冷えの漢方がわかる

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KanpoNow診断データで見る冷えの傾向

直近30日

7,586件

KanpoNowで行われたAI漢方診断の件数です。

冷え症状

452件・6%

症状ランキングでは15位。主訴としてはやや控えめです。

手足が冷える

1,968件・26%

約4人に1人が、体質として手足の冷えを自覚していました。

相談者の傾向

女性95%・平均46歳

40代・50代の女性に多い傾向がありました。

数字から分かること

「冷え」を症状として選んだ方は6%でしたが、「手足が冷える」と答えた方は26%でした。

これは、多くの方が冷えを「いつものこと」「体質だから仕方ない」と受け止め、主な悩みとしては挙げていない可能性を示しています。

冷え体質 1

気滞 25%

気の巡りが滞り、ストレスや自律神経の乱れから末端まで熱が届きにくい体質です。

冷え体質 2

血瘀 23%

血行不良により、手足の冷え、冷えのぼせ、肩こりにつながりやすい体質です。

冷え体質 3

湿痰 14%

水分代謝が滞り、下半身の冷え、むくみ、重だるさにつながりやすい体質です。

気虚・血虚

気虚13%・血虚9%

熱をつくる力や、熱を運ぶ血の不足によって冷えやすくなります。

あなたの冷えは、熱をつくれない冷えでしょうか。熱を運べない冷えでしょうか。

手足の冷え、下半身の冷え、冷えのぼせ、むくみ、疲労感、胃腸、ストレスまで含めて確認します。

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冷えとは

冷えとは、手足、下半身、お腹、腰、背中などが冷たく感じる状態です。実際に体温が低い場合もありますが、体温は正常でも、末端や下半身だけが冷たく感じることがあります。

冷えは体質や生活習慣と関係することが多い一方で、貧血、甲状腺機能低下、血流障害、自律神経の乱れ、薬の影響などが関係することもあります。急に強くなった冷えや、しびれ、痛み、色の変化を伴う冷えは注意が必要です。

冷えは、単なる寒がりではありません。

漢方では、冷えを「熱をつくる力」「熱を運ぶ力」「熱を邪魔する水分停滞」「気血の巡り」から見ます。温めるだけでなく、巡らせる、補う、余分な水をさばく視点が大切です。

なぜ冷えが起こるのか

漢方では、冷えを大きく2つに分けます。ひとつは、熱をつくる力が不足している冷え。もうひとつは、つくった熱を手足や下半身まで運べない冷えです。

1 熱をつくれない

胃腸の弱り、筋力低下、腎の弱りにより、体の中心から温める力が不足します。

2 熱を運べない

血流低下、気の滞り、血の不足により、手足の末端まで熱が届きにくくなります。

3 水が冷えを生む

余分な水分が下半身に停滞すると、保冷剤のように冷えと重だるさを生みます。

冷えは、冷たい飲食、薄着、運動不足、睡眠不足、ストレス、水分の摂りすぎ、月経周期、更年期の変化などが複雑に関係します。

漢方では「熱をつくれない冷え」と「熱を運べない冷え」に分けて見る

漢方では、冷えを単純に「温める」だけでなく、どこで熱の問題が起きているのかを見ます。

熱をつくれない

陽虚・気虚

胃腸や腎の力が弱く、体の芯から冷えやすいタイプです。

熱を運べない

血瘀・血虚

血流低下や血の不足で、手足末端まで熱が届きにくいタイプです。

巡りが悪い

気滞

ストレスで気が滞り、手足は冷えるのに顔はほてるタイプです。

水が冷える

湿痰

余分な水が下半身に停滞し、冷えと重だるさを生むタイプです。

冷えを8つの体質で見る

冷えでは、特に気滞、血瘀、湿痰、気虚、陽虚、血虚が関係しやすくなります。ほてりや寝汗があれば陰虚、熱こもりと末端の冷えが混在する場合は湿熱も見ます。

冷えのぼせ

気滞

ストレスで気が滞り、顔はほてるのに手足は冷えるタイプです。

血行不良

血瘀

末端の冷え、肩こり、生理痛、冷えのぼせを伴いやすいタイプです。

下半身の冷え

湿痰

余分な水が下にたまり、むくみと重だるさを伴うタイプです。

胃腸虚弱

気虚

熱をつくるエネルギーが不足し、疲れやすく冷えるタイプです。

芯から冷える

陽虚

腎の温める力が弱く、低体温や夜間尿を伴いやすいタイプです。

血が足りない

血虚

熱を運ぶ血が不足し、顔色の悪さや乾燥を伴うタイプです。

ほてりもある

陰虚

潤い不足により、ほてり、寝汗、手足の熱感と冷えが混在するタイプです。

熱こもり

湿熱

体内に熱と湿がこもり、上半身は熱く末端は巡りにくいタイプです。

あなたの体質に合った冷えの漢方が分かります。

手足の冷え、下半身の冷え、冷えのぼせ、むくみ、疲労、胃腸、ストレスまで含めて体質を見ます。

あなたに合う冷えの漢方がわかる
1. ストレス性の冷えのぼせ

気滞(きたい)体質の冷え

気滞は、ストレスや緊張で気の巡りが滞りやすい体質です。冷えでは、手足は冷えるのに顔はほてる、イライラや不眠を伴う冷えのぼせとして現れます。

病態の考え方

熱は気に導かれて全身に運ばれます。ストレスで気が滞ると、中心や上半身に熱がこもり、手足の末端には熱が届きにくくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

イライラ、緊張、不眠を伴う冷えのぼせでは、抑肝散(よくかんさん)などが検討されることがあります。

胸脇部の張り、ストレス、手足の冷えを伴う場合には、四逆散(しぎゃくさん)などを考えることがあります。

更年期ののぼせ、イライラ、冷えのぼせでは、加味逍遙散(かみしょうようさん)なども候補になります。

養生のポイント

気滞タイプでは、気分の停滞が冷えを強めます。深呼吸、散歩、軽い運動、楽しい予定を作ることが、気の巡りと熱の巡りを助けます。

2. 血行不良型の冷え

血瘀(けつお)体質の冷え

血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。冷えでは、手足の末端が冷える、肩こり、頭痛、冷えのぼせ、生理痛を伴うタイプとして現れます。

病態の考え方

熱は血によって全身に運ばれます。血の巡りが悪くなると、体の中心には熱があるのに、手足の先や下半身には届きにくくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

血の巡りを整え、冷えのぼせ、肩こり、生理痛を伴う冷えでは、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)などが検討されることがあります。

体力があり、下腹部の張りや便秘、血の滞りを伴う場合には、通導散(つうどうさん)などを考えることがあります。

冷え、むくみ、月経不順を伴う場合には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)なども候補になります。

養生のポイント

血瘀タイプでは、同じ姿勢、冷え、運動不足が末端の冷えを悪化させます。足首、ふくらはぎ、股関節、肩甲骨を動かし、入浴で全身の巡りを整えましょう。

3. 水分停滞・下半身の冷え

湿痰(しったん)体質の冷え

湿痰は、水分代謝が悪く、余分な水や濁りが体に停滞しやすい体質です。冷えでは、下半身の冷え、むくみ、重だるさとして現れます。

病態の考え方

余分な水分は、体の中で保冷剤のように働くことがあります。水が下半身にたまると、足先だけでなく、太ももや腰まで冷えやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

下半身の冷え、腰まわりの冷え、水分停滞がある場合には、苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)などが検討されることがあります。

疲れやすく、汗をかきやすく、水ぶとり傾向がある場合には、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)などを考えることがあります。

むくみ、頭重感、めまい、水分の偏りを伴う場合には、五苓散(ごれいさん)なども候補になります。

養生のポイント

湿痰タイプでは、水分のガブ飲み、冷たい飲み物、甘いもの、体を冷やす飲食が冷えを悪化させます。温かいものを少しずつ摂り、下半身を冷やさないようにしましょう。

4. 胃腸虚弱・エネルギー不足の冷え

気虚(ききょ)体質の冷え

気虚は、生命エネルギーである気を作る力が不足しやすい体質です。胃腸が弱く、食べ物から十分に熱を作れないため、全身の冷えやだるさとして現れます。

病態の考え方

熱を作るには、食べ物を消化し、気に変える力が必要です。胃腸が弱いと、熱源そのものが足りず、体が温まりにくくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

胃腸を温め、冷えや胃腸虚弱を整える処方として、人参湯(にんじんとう)などが検討されることがあります。

気力と体力が落ち、疲労感や冷えを伴う場合には、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などを考えることがあります。

病後・術後の体力低下、冷え、疲労倦怠では、人参養栄湯(にんじんようえいとう)なども候補になります。

養生のポイント

気虚タイプでは、胃腸を冷やすと熱を作る力がさらに落ちます。冷たい飲食を避け、温かく消化のよい食事を適量摂りましょう。

5. 芯から冷える冷え

陽虚(ようきょ)体質の冷え

陽虚は、体を温める力そのものが不足しやすい体質です。冷えでは、芯から冷える、低体温、足腰の冷え、夜間尿、むくみを伴うタイプとして現れます。

病態の考え方

陽気は、体を温め、内臓や血流、水分代謝を動かす原動力です。陽気が不足すると、外から温めてもすぐ冷え、体の芯から温まりにくくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

下半身の冷え、夜間尿、足腰のだるさを伴う場合には、八味地黄丸料(はちみじおうがんりょう)などが検討されることがあります。

深部の冷え、むくみ、ふらつき、下痢を伴う場合には、真武湯(しんぶとう)などを考えることがあります。

冷えによる関節痛や体のこわばりがある場合には、桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)なども候補になります。

養生のポイント

陽虚タイプでは、睡眠不足、薄着、冷房、冷たい飲食が冷えを悪化させます。お腹、腰、足首を温め、夜更かしを避けて生命力を守りましょう。

6. 熱を運ぶ血が足りない冷え

血虚(けっきょ)体質の冷え

血虚は、体を養う血が不足しやすい体質です。冷えでは、熱を運ぶ血が足りず、手足の冷え、顔色の悪さ、乾燥、疲れ目を伴います。

病態の考え方

血は、熱と栄養を全身に運ぶ器です。血が不足すると、体の表面や手足の末端まで熱を運びにくくなり、冷えやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

血を補いながら水分代謝と巡りを整え、冷えやむくみを伴う場合には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが検討されることがあります。

手足の末端が強く冷え、しもやけや冷えによる痛みを伴う場合には、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)などを考えることがあります。

不安、不眠、動悸、疲労感を伴う場合には、加味帰脾湯(かみきひとう)なども候補になります。

養生のポイント

血虚タイプでは、食事不足、夜更かし、目の酷使が冷えを悪化させます。温かい食事、睡眠、画面作業の休憩で血を養いましょう。

7. ほてりと冷えが混在するタイプ

陰虚(いんきょ)体質の冷え

陰虚は、体を潤し、熱を落ち着かせる陰が不足しやすい体質です。冷えでは、手足が冷える一方で、ほてり、寝汗、口の渇き、不眠を伴うことがあります。

病態の考え方

陰が不足すると、体を内側から落ち着かせる力が弱くなります。上半身や夜間に熱感が出る一方で、末端の巡りは悪く、冷えとほてりが混在します。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

腎の潤い不足、ほてり、口渇、疲れやすさがある場合には、六味丸(ろくみがん)などが検討されることがあります。

潤い不足、空咳、ほてり、疲労感を伴う場合には、滋陰降火湯(じいんこうかとう)などを考えることがあります。

養生のポイント

陰虚タイプでは、夜更かし、飲酒、辛いもの、サウナ、過度な発汗で潤いを消耗します。温めすぎより、睡眠と潤いの回復を優先しましょう。

8. 熱こもりと末端の冷え

湿熱(しつねつ)体質の冷え

湿熱は、余分な水分や老廃物に熱が加わった体質です。上半身には熱がこもる一方で、巡りが悪く、手足や下半身が冷えることがあります。

病態の考え方

飲酒、食べすぎ、便秘、運動不足、ストレスが重なると、体内に熱と湿がこもります。中心には熱があっても、末端には熱が届かず、のぼせと冷えが混在します。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

余分な熱や老廃物を排出し、便秘、のぼせ、重だるさを伴う場合には、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などが検討されることがあります。

胸脇部の張り、便秘、ストレス、熱こもりがある場合には、大柴胡湯(だいさいことう)などを考えることがあります。

養生のポイント

湿熱タイプでは、温めるだけではのぼせが強くなることがあります。飲酒、夜食、脂っこい食事を控え、便通と運動で巡りを整えましょう。

冷えの漢方薬は、冷える場所と体質で選びます

「冷えにはこの漢方」と一律に決めるのではなく、芯から冷えるのか、手足だけ冷えるのか、下半身が冷えるのか、冷えのぼせがあるのかを確認することが大切です。

冷えのぼせ・巡り不良

気滞・血瘀を中心に見ます。

加味逍遙散を見る
芯から冷える・足腰

陽虚を中心に見ます。

八味地黄丸料を見る
むくみ・下半身の冷え

湿痰を中心に見ます。

防已黄耆湯を見る

年代・性別・生活から見る冷え

女性の冷え

女性は月経、妊娠、出産、更年期によって血や気の巡りが揺らぎやすくなります。血虚、血瘀、気滞が重なると、手足の冷え、冷えのぼせ、肩こり、生理痛が出やすくなります。

更年期世代の冷え

更年期では、ホルモン変化、自律神経の乱れ、血流低下、筋力低下により、冷えとのぼせが混在しやすくなります。ホットフラッシュがあるのに足元は冷える、という状態も珍しくありません。

運動不足と冷え

筋肉は熱を作る大切な場所です。運動不足が続くと、熱の産生が落ち、血流も低下します。冷えが強い方では、急に激しい運動をするより、散歩や階段、軽い筋トレから始めるとよいでしょう。

冷飲食・水分の摂りすぎと冷え

冷たい飲み物、アイス、冷えたビール、生野菜、体を冷やす飲食を年中摂る習慣は、胃腸の熱源を弱めます。また、喉が渇いていないのに水分を多く摂ると、湿痰となって下半身の冷えやむくみにつながることがあります。

冷えを整える生活養生

1. 熱を逃がさない服装にする

冷えがある方は、薄着を避け、首元、お腹、腰、股関節、足首を冷やさないことが大切です。特にお腹まわりと下半身を温めると、全身の冷えが楽になることがあります。

2. 冷たい飲食を控える

冷たい水、アイス、冷えたビール、体を冷やす飲食を日常的に摂ると、胃腸の働きが落ち、熱をつくる力が弱くなります。温かい飲み物や火を通した食事を意識しましょう。

3. 水分のガブ飲みを避ける

喉が渇いていないのに水分を多く摂ると、余分な水が体に停滞し、下半身の冷えやむくみを強めることがあります。水分は喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ摂りましょう。

4. 筋肉を動かして熱をつくる

散歩、階段、スクワット、ふくらはぎの運動など、無理のない範囲で筋肉を動かすことが、冷え対策になります。特に下半身を動かすと、末端まで血が巡りやすくなります。

5. 睡眠で腎の力を守る

夜更かしや過労は、体を温める力を消耗します。冷えが強い方は、睡眠時間を確保し、体の回復力を守ることが大切です。

冷えの養生は、体質によって変わります。

温めるべきか、巡らせるべきか、水をさばくべきか、気血を補うべきか。まずは体質を確認してみましょう。

あなたに合う冷えの漢方がわかる

堀口和彦メソッドで見る冷え

よくある質問

冷えには、どの漢方薬がよいですか?

冷えだからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。ストレスで巡らない気滞、血行不良の血瘀、水分停滞の湿痰、熱をつくれない気虚・陽虚、血が足りない血虚など、体質によって考え方が変わります。

冷えのぼせも冷え症ですか?

冷え症の一つとして考えられます。顔や上半身はほてるのに、手足や下半身が冷える状態で、気滞や血瘀、更年期の自律神経の乱れが関係することがあります。

水をたくさん飲むと冷えは改善しますか?

体質によります。湿痰タイプでは、喉が渇いていないのに水分を多く摂ると、余分な水が下半身に停滞し、冷えやむくみが悪化することがあります。温かいものを少しずつ摂るのがおすすめです。

冷えには運動がよいですか?

多くの場合、無理のない運動は冷え対策になります。筋肉は熱を作るため、散歩や下半身の軽い運動で熱産生と血流を助けることができます。ただし、強い疲労がある場合は体質に合わせた加減が必要です。

更年期の冷えも漢方で考えられますか?

考えられます。更年期では、ホルモン変化、自律神経の乱れ、血流低下、冷えのぼせ、むくみ、不眠が重なりやすくなります。40代後半以降に冷えが増えた方は、更年期の冷えに漢方も参考にしてください。

受診の目安

以下のような場合は、体質による冷えと決めつけず、医療機関に相談してください。

冷えは、体からの大事なサインです。

生活習慣や体質と関係することが多い一方で、貧血、甲状腺機能低下、血流障害、神経障害、薬の影響などが関係することもあります。急な変化や危険なサインがある場合は、早めに医療機関で確認してください。

参考・出典

AI漢方診断へ

冷えは、同じ「冷える」症状でも、体質によって考え方が変わります。

熱をつくれないのか、熱を運べないのか、水分が停滞しているのか、気が滞っているのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。

冷えに合う漢方を、体質から確認する

手足の冷え、下半身の冷え、冷えのぼせ、むくみ、疲労感、胃腸、睡眠、ストレス、生活背景まで含めて確認します。

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※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、高齢の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。急な強い冷え、片側だけの冷え、手足の色の変化、強い痛みやしびれ、胸痛、息切れ、強いむくみなどがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

監修者プロフィール
堀口和彦

堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師

光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。

著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。