便秘に漢方|コロコロ便・お腹の張り・すっきり出ない悩みを体質別に考える
監修:堀口和彦|更新日:2026-06-24
便が硬い。コロコロ便しか出ない。お腹が張る。出てもすっきりしない。便秘薬を飲むとお腹が痛くなる。
便秘は、単に「便が出ない」だけの問題ではありません。腸の動き、便の潤い、胃腸の力、ストレス、冷え、血流、生活リズムが重なって起こります。
漢方では、便秘を「下剤で出す」だけでは考えません。胃気が下に降りているか、腸が乾いていないか、気が滞っていないか、血の巡りが悪くないか、冷えて腸が動けなくなっていないかを見ます。
同じ便秘でも、お腹が張る気滞タイプ、骨盤内の巡りが悪い血瘀タイプ、コロコロ便の陰虚タイプ、冷えて押し出せない気虚・陽虚タイプでは、合う漢方薬も養生も変わります。
KanpoNow診断データで見る便秘の傾向
7,581件
KanpoNowで行われたAI漢方診断の件数です。
586件・8%
症状ランキングでは13位。主訴として選ぶ方も一定数いました。
1,417件・19%
約5人に1人が、硬い便を体質として自覚していました。
女性97%・平均46歳
40代・50代の女性に多い傾向がありました。
数字から分かること
「便秘」を症状として選んだ方は8%でしたが、「便が硬い」と答えた方は19%でした。
これは、便秘を「いつものこと」「体質だから仕方ない」と受け止め、主な悩みとして挙げていない方がいる可能性を示しています。
気滞 28%
気の巡りが滞り、ストレスや自律神経の乱れからお腹が張りやすい体質です。
血瘀 27%
血行不良により、骨盤内の巡りが滞り、頑固な便秘につながりやすい体質です。
湿痰 14%
水分代謝が滞り、重だるさや胃腸の停滞を伴いやすい体質です。
気虚10%・陰虚9%
押し出す力の不足や腸の潤い不足で、出にくさやコロコロ便につながります。
あなたの便秘は、ストレスでしょうか。血流の滞りでしょうか。腸の乾燥でしょうか。
硬い便、コロコロ便、お腹の張り、冷え、のぼせ、疲労感、便秘薬で腹痛が出るかまで含めて確認します。
AI漢方診断で便秘体質を確認する目次
便秘とは
便秘とは、便が出にくい、便が硬い、強くいきまないと出ない、出てもすっきりしない、残便感がある、お腹が張るといった状態です。
毎日出ないことだけが便秘ではありません。排便回数だけでなく、便の硬さ、排便のしにくさ、残便感、腹部膨満感、生活への支障を合わせて考えることが大切です。*①②
便秘は「出せばよい」だけではありません。
強い下剤で一時的に出しても、腸が乾いている方、冷えて腸が動かない方、ストレスで腸が緊張している方では、腹痛や消耗につながることがあります。体質に合わせて整えることが大切です。
なぜ便秘が起こるのか
東洋医学では、便秘の根本に「胃気」の停滞があると考えます。胃気とは、食べ物を上から下へ運び、消化吸収から排泄までを進める下向きの力です。
ストレスや緊張で胃腸の動きが乱れ、お腹が張り、便が出にくくなります。
骨盤内の血流や水分代謝が滞ると、下腹部の張りや重だるさを伴う便秘になります。
腸が乾くとコロコロ便になり、気や陽気が不足すると押し出す力が弱くなります。
便秘は、食物繊維や水分だけで解決しないことがあります。冷え、ストレス、睡眠不足、運動不足、月経周期、更年期、胃腸の弱りを合わせて見る必要があります。
漢方では「胃気の停滞」として見る
漢方では、便秘を腸だけの問題ではなく、気・血・水・精のバランスが大腸に現れた状態として見ます。
気滞
ストレスで腸が緊張し、便秘と下痢を繰り返すこともあります。
血瘀
骨盤内の巡りが悪く、下腹部の張りや冷えのぼせを伴う便秘です。
陰虚
腸の潤いが不足し、硬く乾いた便になりやすいタイプです。
気虚・陽虚
押し出す力や温める力が不足し、便意が弱くなりやすいタイプです。
便秘を8つの体質で見る
便秘では、特に気滞、血瘀、陰虚、湿熱、気虚・陽虚が関係しやすくなります。重だるさや胃腸停滞が強い場合は湿痰、血と潤いの不足がある場合は血虚も見ます。
気滞
お腹が張る、ガスが多い、便秘と下痢を繰り返すタイプです。
血瘀
下腹部の張り、冷えのぼせ、肩こりを伴う頑固な便秘です。
陰虚
腸の潤い不足で、コロコロした硬い便になりやすいタイプです。
湿熱
食べすぎ、飲酒、便やおならの臭い、のぼせを伴うタイプです。
気虚
便意が弱く、疲れると出にくいタイプです。
陽虚
お腹が冷え、腸の動きが弱くなるタイプです。
湿痰
水分代謝が滞り、胃もたれや体の重さを伴うタイプです。
血虚
血が不足し、腸を潤す力が弱くなるタイプです。
気滞(きたい)体質の便秘
気滞は、ストレスや緊張で気の巡りが滞りやすい体質です。便秘では、お腹が張る、ガスが多い、便が出そうで出ない、便秘と下痢を繰り返すタイプとして現れます。
病態の考え方
胃気は本来、上から下へ流れます。しかし、ストレスで肝の気が滞ると、胃腸の動きも止まりやすくなります。腸が緊張して痙攣し、排便がスムーズに進まない状態です。
見られやすい症状
- お腹が張る
- ガスやおならが多い
- 便意はあるのに出にくい
- 便秘と下痢を繰り返す
- 排便後もすっきりしない
- ストレスで悪化する
漢方の考え方・処方例
便が硬く出にくい、腸の潤い不足と気の停滞が重なる便秘では、麻子仁丸料(ましにんがんりょう)などが検討されることがあります。
腹痛を伴い、緊張でお腹がこわばるような便秘では、小建中湯(しょうけんちゅうとう)などを考えることがあります。
腹部膨満感、下半身の重だるさ、気の滞りが強い場合には、九味檳榔湯(くみびんろうとう)なども候補になります。
養生のポイント
気滞タイプでは、我慢や緊張が続くと腸もこわばります。腹式呼吸、散歩、軽いストレッチでお腹と横隔膜をゆるめ、気を下へ流しましょう。
血瘀(けつお)体質の便秘
血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。便秘では、骨盤内のうっ血、下腹部の張り、冷えのぼせ、肩こり、頭痛を伴う頑固な便秘として現れます。
病態の考え方
下腹部や骨盤内で血の巡りが悪くなると、大腸や直腸の働きにも影響します。そこに熱がこもると、のぼせ、イライラ、頑固な便秘が出やすくなります。
見られやすい症状
- 頑固な便秘
- 下腹部の張り、押すと痛い
- 顔はのぼせるのに足が冷える
- 肩こり、頭痛がある
- 生理痛や月経不順があった
- 便秘するとイライラが増える
漢方の考え方・処方例
骨盤内の瘀血と便秘、のぼせ、精神的な高ぶりがある場合には、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などが検討されることがあります。
体力があり、下腹部に圧痛があり、便秘しがちな場合には、通導散(つうどうさん)などを考えることがあります。
下腹部に熱感や痛みがある便秘では、大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)などを検討することがあります。
養生のポイント
血瘀タイプでは、座りっぱなし、冷え、運動不足が便秘を悪化させます。骨盤まわりを温め、股関節を動かし、入浴や散歩で下腹部の巡りを整えましょう。
陰虚(いんきょ)体質の便秘
陰虚は、体を潤す水分や栄養が不足しやすい体質です。便秘では、腸の中が乾いて、ウサギのフンのようなコロコロ便、硬い便として現れます。
病態の考え方
腸の潤いが不足すると、便の水分が足りず、硬く小さな塊になります。便意はあるのに硬くて出にくい、強い下剤で腹痛が出るという方では、潤して出す視点が大切です。
見られやすい症状
- コロコロした硬い便
- 便意はあるが出にくい
- 口や喉が渇く
- 肌や粘膜が乾燥しやすい
- 手足のほてり、寝汗がある
- 強い便秘薬で腹痛が出やすい
漢方の考え方・処方例
腸を潤して便を軟らかくし、自然な排便を促す処方として、麻子仁丸料(ましにんがんりょう)などが検討されることがあります。
乾燥、空咳、ほてり、皮膚の乾燥を伴う便秘傾向では、滋陰降火湯(じいんこうかとう)などを考えることがあります。
養生のポイント
陰虚タイプでは、辛いもの、飲酒、夜更かし、発汗のしすぎが潤いを消耗します。水分は冷たいものを大量に飲むのではなく、温かい汁物や煮物で補いましょう。
湿熱(しつねつ)体質の便秘
湿熱は、余分な水分や老廃物に熱が加わった体質です。便秘では、のぼせ、暑がり、多汗、便やおならの臭い、食べすぎ、飲酒と関係しやすくなります。
病態の考え方
暴飲暴食、脂っこい食事、飲酒、運動不足が続くと、体内に湿と熱がこもります。腸にも熱がこもり、便が停滞しやすくなります。
見られやすい症状
- 便秘しやすい
- お腹まわりが気になる
- 暑がり、多汗
- 便やおならの臭いが強い
- 顔が赤い、のぼせる
- 食べすぎ、飲酒で悪化する
漢方の考え方・処方例
体内に停滞する余分な脂肪分や老廃物を、大便や小便として排出する方向では、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などが検討されることがあります。
脇腹からみぞおちにかけて張って苦しい、便秘、ストレス、熱こもりがある場合には、大柴胡湯(だいさいことう)などを考えることがあります。
養生のポイント
湿熱タイプでは、夜食、飲酒、脂っこい食事、食べすぎが便秘を悪化させます。夕食を軽めにし、便通を整え、体に熱と老廃物をためないことが大切です。
気虚(ききょ)体質の便秘
気虚は、胃腸を動かすエネルギーが不足しやすい体質です。便秘では、便意が弱い、いきむ力がない、疲れると出にくい便秘として現れます。
病態の考え方
気には、腸を動かし、便を下へ押し出す力があります。気が不足すると、便意そのものが弱くなり、何日も出ない、出ても細くて力がない便になりやすくなります。
見られやすい症状
- 便意が起きにくい
- いきむ力が弱い
- 疲れると便秘になる
- 食欲がない、胃腸が弱い
- 朝からだるい
- 便秘薬で疲れやすい
漢方の考え方・処方例
気を補い、胃腸の働きを底上げする処方として、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などが検討されることがあります。
胃腸が弱く、食欲不振や胃もたれを伴う場合には、六君子湯(りっくんしとう)などを考えることがあります。
疲労感が強く、気血ともに不足している場合には、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)なども候補になります。
養生のポイント
気虚タイプでは、強い下剤で無理に出すとさらに疲れやすくなることがあります。温かく消化のよい食事、睡眠、軽い散歩で胃腸の力を戻しましょう。
陽虚(ようきょ)体質の便秘
陽虚は、体を温める力が不足しやすい体質です。便秘では、お腹が冷えて腸が動かない、便意が弱い、冷えると出にくいタイプとして現れます。
病態の考え方
腸は冷えると動きが鈍くなります。陽気が不足すると、胃腸の動きと水分代謝が低下し、便秘、軟便、下痢を行き来することもあります。
見られやすい症状
- お腹が冷える
- 冷たい飲食で悪化する
- 便意が弱い
- 軟便や下痢を伴うことがある
- 下半身が冷える
- 疲れやすく、腰や膝がだるい
漢方の考え方・処方例
お腹を内側から温め、腸の動きと巡りを整える処方として、大建中湯(だいけんちゅうとう)などが検討されることがあります。
深部の冷え、下痢、ふらつき、むくみを伴う場合には、真武湯(しんぶとう)などを考えることがあります。
下半身の冷え、夜間尿、足腰の弱りがある場合には、八味地黄丸料(はちみじおうがんりょう)なども候補になります。
養生のポイント
陽虚タイプでは、朝の冷たい水や牛乳、冷たいサラダの摂りすぎが便秘を悪化させることがあります。お腹、腰、足首を温め、温かい飲食を意識しましょう。
湿痰(しったん)体質の便秘
湿痰は、水分代謝が悪く、余分な水や濁りが体に停滞しやすい体質です。便秘では、胃もたれ、体の重だるさ、お腹の張り、むくみを伴うことがあります。
病態の考え方
水分や食べ物の処理が滞ると、胃腸全体が重く動きにくくなります。食べすぎ、冷たい飲み物、甘いもの、運動不足が重なると、腸の流れも鈍くなります。
見られやすい症状
- お腹が重い、張る
- 胃もたれしやすい
- むくみやすい
- 頭や体が重だるい
- 雨の日や湿気で不調が出やすい
- 甘いもの、冷たい飲み物で悪化する
漢方の考え方・処方例
胃腸の弱り、食欲不振、胃もたれ、湿痰を伴う便秘では、六君子湯(りっくんしとう)などが検討されることがあります。
のどや胸のつかえ、不安感、腹部膨満感を伴う場合には、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などを考えることがあります。
養生のポイント
湿痰タイプでは、水分のガブ飲み、甘いもの、冷たい飲み物、食べすぎが胃腸を重くします。温かい汁物や火を通した食事を中心にしましょう。
血虚(けっきょ)体質の便秘
血虚は、体を養う血が不足しやすい体質です。便秘では、血と潤いが不足し、腸が乾きやすくなることで、硬い便や出にくさにつながります。
病態の考え方
血は、腸や皮膚、筋肉を養う材料です。血が不足すると、腸の潤いも弱くなり、便が硬くなりやすくなります。月経、出産、過労、睡眠不足、食事不足でも悪化します。
見られやすい症状
- 便が硬い
- 肌や髪が乾燥しやすい
- めまい、立ちくらみがある
- 眠りが浅い
- 顔色が悪い、貧血気味
- 疲れやすい
漢方の考え方・処方例
血を補いながら水分代謝を整え、冷えや月経不順を伴う場合には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが検討されることがあります。
不安、不眠、動悸、疲労感を伴う場合には、加味帰脾湯(かみきひとう)などを考えることがあります。
養生のポイント
血虚タイプでは、食事を抜く、夜更かし、目の酷使が便秘を悪化させることがあります。温かい食事、睡眠、無理のない生活リズムで血を養いましょう。
便秘の漢方薬は、便の形と体質で選びます
「便秘にはこの漢方」と一律に決めるのではなく、硬い便なのか、お腹が張るのか、冷えて出ないのか、便秘薬で腹痛が出るのかを確認することが大切です。
年代・性別・生活から見る便秘
女性の便秘
女性は月経周期、妊娠・出産、更年期、冷え、骨盤内の血流低下により、便秘が起こりやすくなります。生理前は気滞、冷えのぼせや下腹部の張りがある場合は血瘀、硬い便では陰虚や血虚も見ます。
更年期世代の便秘
更年期では、ホルモン変化、自律神経の乱れ、筋力低下、腸の潤い不足、冷え、血流低下が重なりやすくなります。40代後半以降に便秘が増えた方は、更年期の便秘に漢方も参考にしてください。
高齢者の便秘
加齢に伴い、腸を潤す力、押し出す力、体を温める力が低下しやすくなります。硬い便には潤い、便意が弱い便秘には気、冷える便秘には陽気を合わせて見ます。
ストレスと便秘
ストレスが続くと、自律神経が乱れ、腸が緊張します。お腹が張る、ガスが多い、便秘と下痢を繰り返す方では、気滞の視点が重要です。
便秘を整える生活養生
1. 冷たい水や牛乳の一気飲みを避ける
朝の冷たい水や牛乳で一時的に出る方もいますが、胃腸が弱い方や冷えがある方では、胃気を冷やしてかえって便秘が悪化することがあります。温かい飲み物を少しずつ摂りましょう。
2. 火を通した根菜類や穀類を取り入れる
生野菜や冷たい食事が合わない方もいます。胃腸が弱い方は、火を通した根菜、味噌汁、雑炊、温かいご飯など、胃腸を冷やしにくい食事を意識しましょう。
3. 「の」の字マッサージをする
仰向けになり、おへそを中心に時計回りで「の」の字を描くように、やさしくお腹をさすります。食べ物の流れに沿って刺激し、腸の動きを助けます。
4. 散歩と腹式呼吸で腸を動かす
腸の働きは、自律神経と深く関係します。散歩、軽い運動、腹式呼吸で横隔膜を動かすと、お腹の緊張がゆるみ、排便しやすくなることがあります。
5. お腹・腰・足首を冷やさない
冷えがある方では、腸の動きが鈍くなりやすくなります。腹巻き、入浴、温かい飲食で、お腹と下半身を冷やさないようにしましょう。
堀口和彦メソッドで見る便秘
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よくある質問
便秘には、どの漢方薬がよいですか?
便秘だからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。お腹が張る気滞、骨盤内の血流が滞る血瘀、コロコロ便の陰虚、熱こもりの湿熱、冷えて押し出せない気虚・陽虚など、体質によって考え方が変わります。
コロコロ便にはどのような体質が関係しますか?
コロコロ便では、腸の潤いが不足する陰虚や、血と潤いが不足する血虚を考えることがあります。強い下剤で腹痛が出る方では、潤して自然に出す視点が大切です。
便秘薬でお腹が痛くなる場合も漢方で考えられますか?
考えられます。腸が乾いている方、気虚で体力が不足している方、冷えて腸が動きにくい方では、強い瀉下で腹痛や消耗が出ることがあります。自己判断で続けず、専門家に相談してください。
便秘解消のために水をたくさん飲んだ方がよいですか?
体質によります。湿痰や陽虚、胃腸虚弱がある方では、冷たい水のガブ飲みでかえって胃腸が冷え、重だるさや便秘が悪化することがあります。喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ摂るのがおすすめです。
更年期の便秘も漢方で考えられますか?
考えられます。更年期では、ホルモン変化、自律神経の乱れ、冷え、血流低下、腸の潤い不足が便秘と重なることがあります。40代後半以降に便秘が増えた方は、更年期の便秘に漢方も参考にしてください。
受診の目安
以下のような場合は、体質による便秘と決めつけず、医療機関に相談してください。
- 急に便通が変わった場合
- 血便、黒い便がある場合
- 体重減少、食欲低下を伴う場合
- 強い腹痛、嘔吐、お腹の強い張りがある場合
- 便が細くなった状態が続く場合
- 発熱や強い倦怠感を伴う場合
- 便秘と下痢を繰り返し、生活に支障がある場合
- 市販薬や便秘薬を長く使い続けている場合
- 50歳以降に新しく便秘が強くなった場合
- 妊娠中・授乳中、持病がある、服薬中の場合
便秘は、体からの大事なサインです。
生活習慣や体質と関係することが多い一方で、大腸の病気、薬の影響、甲状腺機能低下、神経の病気などが関係することもあります。急な変化や危険なサインがある場合は、早めに医療機関で確認してください。
参考・出典
AI漢方診断へ
便秘は、同じ「出にくい」症状でも、体質によって考え方が変わります。
気が滞っているのか、血の巡りが悪いのか、腸が乾いているのか、冷えて押し出す力が弱いのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。
便秘に合う漢方を、体質から確認する
硬い便、コロコロ便、お腹の張り、残便感、冷え、のぼせ、疲労感、生活背景まで含めて確認します。
麻子仁丸料、桃核承気湯、防風通聖散、大建中湯、補中益気湯などを確認できます。
漢方薬一覧へ当社の関連サービス「うち漢方」から、堀口先生へ直接相談できます。回答には2〜3日いただいております。
堀口先生へ相談する(外部サイト)便秘の出方と全身症状から、体質に合う漢方を確認します。
あなたに合う便秘の漢方がわかる※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。便秘に使われる漢方薬には大黄など瀉下作用のある生薬を含むものがあります。妊娠中・授乳中の方、持病がある方、服薬中の方、高齢の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。血便、黒色便、強い腹痛、嘔吐、急な便通変化、体重減少などがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師
光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。