産後不調に漢方|産後の疲れ・イライラ・気分の落ち込みを体質別に考える

監修:堀口和彦|更新日:2026-06-24

産後、気力が湧かない。疲れやすい。ちょっとしたことでイライラする。気分が落ち込む。乳腺炎や腱鞘炎をくり返す。

産後の不調は、単なる寝不足や育児疲れだけではありません。出産による気血の消耗、授乳による血の不足、ホルモン変動、自律神経の乱れ、睡眠不足、孤立感、育児ストレスが重なって起こります。

漢方では、産後不調を「気血が大きく消耗した状態」「血の道症」「自律神経の乱れ」「潤い不足による虚熱」として見ます。

同じ産後不調でも、疲労困憊の気虚・血虚タイプ、イライラや不安が強い気滞タイプ、乳腺炎や腱鞘炎をくり返す陰虚・虚熱タイプ、むくみや重だるさが強い湿痰タイプでは、合う漢方薬も養生も変わります。

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KanpoNow診断データで見る産後不調の傾向

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産後不調

40件・1%

症状ランキングでは45位。母数は少なめです。

相談者の傾向

女性100%・平均35歳

30代が80%、20代が10%でした。

データの見方

補助情報として使用

母数が少ないため、産後の一般的な病態と合わせて読み解きます。

産後不調体質 1

気滞 23%

ホルモン変動、育児ストレス、睡眠不足により、自律神経が乱れやすい体質です。

産後不調体質 2

湿痰 18%

水分代謝が滞り、むくみ、重だるさ、乳腺やリンパの停滞につながりやすい体質です。

産後不調体質 3

中庸 18%

もともとの体質が大きく偏っていなくても、出産・授乳・寝不足で不調が出ることがあります。

湿熱・血瘀

湿熱10%・血瘀10%

炎症、乳腺炎、腱鞘炎、下腹部の滞り、血流低下と関係することがあります。

産後の不調は、気血不足でしょうか。自律神経の乱れでしょうか。潤い不足による炎症でしょうか。

疲労感、気分の落ち込み、イライラ、不眠、授乳、乳腺炎、腱鞘炎、むくみまで含めて確認します。

AI漢方診断で産後体質を確認する

産後不調とは

産後不調とは、出産後に続く疲労感、気力低下、気分の落ち込み、イライラ、不眠、不安感、めまい、頭痛、肩こり、腰痛、腱鞘炎、乳腺炎、むくみ、冷え、食欲不振などの不調です。

産後は、分娩による体力消耗、出血、ホルモン変化、授乳、睡眠不足、育児環境の変化が一気に重なります。短期間で回復できる方もいますが、長引く場合や精神症状が強い場合は、医療機関や地域の産後ケアにつながることが大切です。*①②

産後不調は、気合いで乗り切るものではありません。

出産後の体は、気・血・陰を大きく消耗しています。休む、補う、巡らせる、神経を鎮めるという視点が必要です。

なぜ産後不調が起こるのか

漢方では、産後不調の中心を「気血の大きな消耗」と見ます。出産で体力を使い、出血し、発汗し、さらに授乳によって血が使われ続けるため、心身の土台が不足しやすくなります。

1 気血が消耗する

出産、出血、授乳、睡眠不足により、気力・体力・血が不足し、疲労感や気分の落ち込みにつながります。

2 自律神経が乱れる

ホルモン変動と育児ストレスにより気が滞り、イライラ、不安、不眠、涙もろさが出やすくなります。

3 潤い不足で熱がこもる

血や陰が不足すると冷却力が落ち、乳腺炎、口内炎、腱鞘炎など炎症性の不調が起こりやすくなります。

産後不調では、不足と滞りが同時に起こりやすくなります。補うだけでなく、気血水を巡らせ、自律神経を鎮め、炎症やむくみの背景も見ることが大切です。

漢方では「気血の消耗」と「血の道症」から見る

漢方では、産後の不調を「血の道症」の一つとして考えます。血の道症とは、月経、妊娠、出産、更年期など、女性ホルモンの大きな変化に伴って起こる精神神経症状や全身症状を含む考え方です。

疲労・気力低下

気虚・血虚

出産と授乳で気血が不足し、だるさ、気力低下、めまい、不眠が出るタイプです。

イライラ・不安

気滞

ホルモン変動と育児ストレスで気が滞り、怒りっぽさ、不安、過緊張が出るタイプです。

炎症・ほてり

陰虚・湿熱

潤い不足や熱こもりにより、乳腺炎、口内炎、腱鞘炎が長引きやすいタイプです。

むくみ・滞り

湿痰・血瘀

水分や血の巡りが滞り、むくみ、重だるさ、痛み、回復の遅れにつながるタイプです。

産後不調を体質別に見る

産後不調では、特に気虚・血虚、気滞、陰虚、湿痰、血瘀、湿熱が関係しやすくなります。もともと中庸体質の方でも、出産・授乳・寝不足が重なることで一時的に大きくバランスを崩すことがあります。

疲労困憊

気虚

気力・体力が不足し、朝から疲れる、育児だけで精一杯になるタイプです。

めまい・不眠

血虚

血が不足し、ふらつき、不眠、不安、動悸、母乳による消耗が出やすいタイプです。

イライラ

気滞

ホルモン変動と育児ストレスで、怒りっぽい、不安、過緊張が出るタイプです。

虚熱・炎症

陰虚

潤い不足で、ほてり、口内炎、乳腺炎、腱鞘炎が長引きやすいタイプです。

むくみ

湿痰

余分な水が停滞し、むくみ、重だるさ、乳腺やリンパの流れの悪さが出るタイプです。

痛み・滞り

血瘀

産後の血の巡りが滞り、下腹部の違和感、肩こり、頭痛、痛みが残るタイプです。

熱こもり

湿熱

乳腺炎、赤み、腫れ、便秘、イライラ、炎症が目立つタイプです。

あなたの体質に合った産後不調の漢方が分かります。

疲労、気分、授乳、不眠、乳腺炎、腱鞘炎、むくみ、冷えまで含めて体質を見ます。

あなたに合う産後不調の漢方がわかる
1. 疲労困憊・気力低下型

気虚・血虚体質の産後不調

気虚・血虚は、産後不調の基本となる体質です。出産で気と血を大きく消耗し、さらに授乳や寝不足で回復が追いつかない状態です。

病態の考え方

気は体を動かす力、血は心身を養う材料です。産後に気血が不足すると、体が重い、疲れやすい、気力が出ない、涙もろい、眠れない、ふらつくといった状態になります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

産後の気血を補い、体力低下、血の道症、乳腺や関節まわりの不調を整える処方として、芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)などが検討されることがあります。

産後の気血の消耗、疲労倦怠、体力低下が強い場合には、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などを考えることがあります。

不安、不眠、動悸、精神疲労、血の不足を伴う場合には、加味帰脾湯(かみきひとう)なども候補になります。

病後・産後の体力低下、食欲不振、疲労倦怠が強い場合には、人参養栄湯(にんじんようえいとう)などを考えることもあります。

養生のポイント

気虚・血虚タイプでは、まず休むことが治療です。赤ちゃんが寝たら一緒に横になる、家事を手放す、温かく消化のよい食事を少しずつ摂ることを優先しましょう。

2. イライラ・不安・自律神経乱れ型

気滞(きたい)体質の産後不調

気滞は、気の巡りが滞りやすい体質です。産後では、ホルモン変動、睡眠不足、育児ストレス、孤立感が重なり、イライラ、不安、涙もろさ、不眠として現れます。

病態の考え方

産後は、ホルモンの急激な変化により自律神経が揺らぎやすくなります。そこに育児の緊張や周囲のサポート不足が重なると、気が滞り、精神神経症状が強くなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

心身の緊張、不眠、不安、肩こり、イライラを伴う場合には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などが検討されることがあります。

怒りっぽさ、神経の高ぶり、育児中のイライラが強い場合には、抑肝散(よくかんさん)などを考えることがあります。

血を補いながら自律神経の乱れや血の道症を整える処方として、女神散(にょしんさん)などが検討されることもあります。

養生のポイント

気滞タイプでは、「イライラする自分が悪い」と責めるほど気が詰まります。まず一呼吸置き、下腹を意識した腹式呼吸を数回行い、助けを求めることを選択肢に入れましょう。

3. 潤い不足・虚熱・炎症型

陰虚(いんきょ)体質の産後不調

陰虚は、体を潤し、熱を鎮める陰が不足しやすい体質です。産後では、出産と授乳による血や潤いの消耗から、乳腺炎、腱鞘炎、口内炎、ほてり、不眠として現れることがあります。

病態の考え方

血や陰が不足すると、体を冷却する力が弱くなります。相対的に熱が余り、局所に炎症が出やすくなります。乳腺や腱、口内、皮膚に熱がこもることがあります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

産後の気血を補いながら、乳腺、関節、リンパまわりの巡りを整えて、産後の血の道症、気血の不足、巡りの乱れを総合的に整える処方として、芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)などが用いられることもあります。

不眠、焦燥感、心身の消耗を伴う場合には、酸棗仁湯(さんそうにんとう)なども候補になります。

養生のポイント

陰虚タイプでは、夜更かし、スマホの見すぎ、無理な家事、辛いもの、冷たい飲食で回復が遅れます。目と脳を休め、睡眠と横になる時間を確保しましょう。

4. むくみ・重だるさ・水分停滞型

湿痰(しったん)体質の産後不調

湿痰は、水分代謝が滞りやすい体質です。産後では、むくみ、体の重だるさ、乳腺やリンパの流れの悪さ、頭重感として現れることがあります。

病態の考え方

産後は、体力低下と睡眠不足で水分代謝も落ちやすくなります。余分な水が停滞すると、むくみ、重だるさ、乳腺のつまり感、関節の重さにつながります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

水分の偏り、むくみ、頭重感、めまいを伴う場合には、五苓散(ごれいさん)などが検討されることがあります。

疲れやすく、汗をかきやすく、水ぶとり傾向がある場合には、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)などを考えることがあります。

胃腸が弱く、疲れやすく、むくみを伴う場合には、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)なども候補になります。

養生のポイント

湿痰タイプでは、水分のガブ飲みや冷たい飲食が体を重くします。喉の渇きに応じて温かいものを少しずつ飲み、身体を冷やさないようにしましょう。

5. 産後の滞り・痛み・回復遅延型

血瘀(けつお)体質の産後不調

血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。産後では、下腹部の違和感、肩こり、頭痛、腰痛、痛みの残りやすさ、回復の遅れとして現れることがあります。

病態の考え方

産後は、出血と回復の過程で血の巡りが大きく変化します。血の巡りが滞ると、痛み、こり、下腹部の重さ、冷えのぼせが出やすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

産後の血の道症、血の不足と滞りを総合的に整える処方として、芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)などが検討されることがあります。

血の巡りを整え、冷えのぼせ、肩こり、下腹部の滞りを伴う場合には、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)などを考えることがあります。

血を補いながら水分代謝と巡りを整え、冷えやむくみを伴う場合には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)なども候補になります。

養生のポイント

血瘀タイプでは、冷えと無理な動きが痛みやこりを強めます。産後早期は無理に運動せず、まず横になって休み、回復段階に応じて軽い散歩やストレッチへ進みましょう。

6. 乳腺炎・炎症・熱こもり型

湿熱(しつねつ)体質の産後不調

湿熱は、余分な水分や老廃物に熱が加わった体質です。産後では、乳腺炎、赤み、腫れ、熱感、便秘、イライラ、口内炎として現れることがあります。

病態の考え方

授乳や寝不足で消耗しているところに、乳腺やリンパの流れの滞り、食事の偏り、炎症が重なると、熱こもりが出やすくなります。強い痛みや発熱がある場合は医療機関での確認が必要です。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

産後の気血を補い、乳腺や関節まわりの巡りを整える処方として、芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)などが検討されることがあります。

のぼせ、強いイライラ、熱こもりが目立つ場合には、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)などを考えることがあります。

便秘、のぼせ、下腹部の張り、熱こもりがある場合には、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)なども候補になりますが、授乳中・産後早期は自己判断で使わず、必ず専門家に確認してください。

養生のポイント

湿熱タイプでは、甘いもの、脂っこいもの、冷たい飲食、寝不足が炎症を長引かせることがあります。強い発熱、赤み、痛みがある場合は、漢方だけで様子を見ず医療機関へ相談してください。

産後不調の漢方薬は、気血の消耗と自律神経を見て選びます

「産後だからこの漢方」と一律に決めるのではなく、疲労が中心なのか、イライラや不安が中心なのか、乳腺炎や腱鞘炎が中心なのか、むくみや冷えが中心なのかを確認することが大切です。

産後の疲労・血虚

気虚・血虚を中心に見ます。

十全大補湯を見る
不安・不眠・精神疲労

血虚・気滞を中心に見ます。

加味帰脾湯を見る
イライラ・神経高ぶり

気滞を中心に見ます。

抑肝散を見る

授乳・産後うつ・育児環境から見る産後不調

授乳と血虚

漢方では、母乳は血から作られると考えます。授乳中は赤ちゃんに栄養を分け与えるため、血虚が進みやすく、疲労感、めまい、不眠、不安、髪や肌の乾燥につながることがあります。

産後うつと血の道症

産後に気分が落ち込む、涙が出る、自責感が強い、楽しめない状態が続く場合、性格や努力不足の問題ではありません。ホルモン変動、睡眠不足、サポート不足などが関係する産後うつの可能性もあります。2週間以上続く場合や育児・生活に支障がある場合は、医療機関や地域の相談窓口につながることが大切です。

目の使いすぎとホルモン・自律神経

産後にスマホを長時間見続けると、目と脳が休まりにくくなります。漢方では目の酷使は血を消耗し、自律神経の回復を妨げると考えます。産後は目を休め、遠くを見る、目を閉じる時間を意識しましょう。

家族・周囲のサポート

産後不調は、本人だけで抱えるものではありません。家事、夜間対応、上の子の世話、食事づくり、通院、相談先の確保など、周囲の支援が回復に大きく関係します。

産後不調を整える生活養生

1. 産後1か月は徹底して横になる

産後早期は、体を起こして家事を頑張る時期ではありません。横になることで、心臓、筋肉、内臓を休ませ、血を作る時間を確保します。赤ちゃんが寝たら、自分も横になることを優先しましょう。

2. 目を使いすぎない

スマホ、読書、細かい作業は、産後の血と神経を消耗しやすくします。授乳中や寝かしつけ中にスマホを見続ける習慣を減らし、目を閉じる時間を作りましょう。

3. 温かく血を養う食事を摂る

冷たい飲食は胃腸の働きを落とし、気血を作る力を弱めます。温かいスープ、煮物、たんぱく質、鉄を含む食材を、胃腸に負担をかけない量で少しずつ摂りましょう。

4. イライラや不安を責めない

産後のイライラや不安は、ホルモン変動、寝不足、疲労による自然な反応でもあります。自分を責めるのではなく、深呼吸し、休み、助けを求める方向へ切り替えましょう。

5. 産後ケア・相談窓口を使う

気分の落ち込み、育児への不安、睡眠不足、授乳の悩みがある場合は、産婦健診、助産師、保健師、産後ケア、自治体の相談窓口を利用しましょう。一人で抱え込まないことが大切です。

産後不調の養生は、体質によって変わります。

補うべきか、巡らせるべきか、神経を鎮めるべきか、炎症を確認すべきか。まずは体質を確認してみましょう。

あなたに合う産後不調の漢方がわかる

堀口和彦メソッドで見る産後不調

よくある質問

産後不調には、どの漢方薬がよいですか?

産後不調だからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。疲労と気力低下が強い気虚・血虚、イライラや不安が強い気滞、乳腺炎や腱鞘炎が目立つ陰虚・湿熱、むくみが強い湿痰など、体質によって考え方が変わります。

授乳中でも漢方薬は使えますか?

使える場合もありますが、自己判断は避けてください。授乳中は赤ちゃんへの影響、母体の状態、含まれる生薬を確認する必要があります。特に大黄、麻黄、附子、強い瀉下作用のある処方などは、専門家に確認してください。

産後のイライラは性格の問題ですか?

性格の問題だけではありません。産後はホルモン変動、睡眠不足、疲労、育児ストレスにより自律神経が乱れやすくなります。漢方では気滞や血の道症として考えることがあります。

産後うつのような気分の落ち込みも漢方で考えられますか?

考えられますが、強い落ち込み、自責感、楽しめない状態、不眠、育児ができない状態が続く場合は、医療機関や地域の相談窓口につながることが大切です。漢方は体質を整える選択肢の一つですが、必要な医療支援を遅らせないことが重要です。

産後の乳腺炎や腱鞘炎も体質と関係しますか?

関係することがあります。産後の血や潤いの不足、乳腺やリンパの流れの滞り、熱こもりが重なると、炎症が起こりやすくなると考えます。ただし、発熱、強い痛み、赤み、腫れがある場合は医療機関に相談してください。

受診の目安

以下のような場合は、体質による産後不調と決めつけず、医療機関や地域の相談窓口に相談してください。

産後不調は、早く相談してよい不調です。

産後うつ、貧血、甲状腺疾患、感染症、乳腺炎、産後高血圧、出血、薬の影響などが関係することもあります。つらさを我慢せず、産婦人科、助産師、保健師、自治体の産後ケア、必要に応じて精神科・心療内科に相談してください。

参考・出典

AI漢方診断へ

産後不調は、同じ「つらい」症状でも、体質によって考え方が変わります。

気血が不足しているのか、気が滞っているのか、潤い不足で炎症が出ているのか、水分や血の巡りが滞っているのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。

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疲労感、気分の落ち込み、イライラ、不眠、授乳、乳腺炎、腱鞘炎、むくみ、冷え、生活背景まで含めて確認します。

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※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。産後不調には、産後うつ、貧血、甲状腺疾患、感染症、乳腺炎、産後高血圧、出血、薬の影響などが関係することもあります。授乳中の漢方薬は、処方内容や生薬によって注意が必要です。自己判断で服用・中止せず、医師または薬剤師にご相談ください。強い気分の落ち込み、自傷念慮、発熱、乳房の強い痛み、出血異常、強い頭痛、視界異常、息切れ、胸痛などがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

監修者プロフィール
堀口和彦

堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師

光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。

著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。