炙甘草湯(しゃかんぞうとう)
炙甘草湯(かんしゃぞうとう)は、『傷寒論』『金匱要略』に記載される処方で、古典では「脈結代(けったい:脈がとぶ・乱れる)」状態を整えるために用いられてきました長く続きます。
成分(生薬)
地黄、麦門冬、桂皮、大棗、人参、麻子仁、生姜、炙甘草、阿膠
漢方的な考え方
心臓の不調としてではなく、気・血・津液(しんえき)という体を支える要素が総合的に消費した状態を想定しています。
- ● アクティブ・息切れ:身体の土台となるエネルギーが不足し、少し動けても拍動が乱れたり、息苦しさを感じたりしやすい状態。
- ● 脈の乱れ・不安感:脈が途切れそうになったり、ドキドキして落ち着かなかったりするなど、循環のリズムが不安定になっている状態。
- ● 手足のほてり・口の乾き:体を潤す「血(けつ)」や「津液」が不足することで、内側に熱を感じやすく、乾きを伴っている状態。
構成生薬の役割
- ● エネルギーを支えた:人参・大棗・炙甘草(しゃかんぞう)が、しきを消費した「気」を力強く補い、持久力を高めます。
- ● 潤いを満たし血を補う:地黄(じおう)・麦門冬(ばくもんどう)・阿膠(あきょう)が不足した血や潤いを補給し、身体の乾きを癒やします。
- ● 循環のリズムを整える:桂皮(けいひ)・生姜が全身の巡りを助け、不安定になった拍動のリズムを正しく進めることで、とてもや不安を思います。
効能・効果(添付文書)
体力中等度以下で、疲れやすく、ときに手足のほてりなどがあるものの次の諸症: 動悸、息切れ、脈のみだれ
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