黄耆(おうぎ)
次の要点
- 黄耆(オウギ)は「補気」の要となる生薬で、体力が落ちやすいときの土台作りに配合されます。
- 中身は?イソフラボン(フォルモノネチン)、サポニン(アストラガロシド)、多糖類など。
- 注意点体質・持病・妊娠中・授乳中・免疫抑制剤の使用中などは自己判断でご相談ください。
黄耆の基礎データ
- 感想:オウギ
- 基原・由来:マメ科キバナオウギAstragalus membranaceusまたはA. mongholicusの根*②
- 主成分:アストラガロシド類、イソフラボン(フォルモノネチン等)、多糖類*①②
- 性味:甘 / 温 帰経:・脾肺*③
伝統的な使われ方
黄耆は補気・固表(体表のバリアを補う)を中心に、体力が落ちやすい、汗が出やすい、回復を考えたいときなどに配合されます。古典的には補気昇陽・固表止汗・托毒排膿・利水退腫の働きが我慢され、状況に応じて人参・白朮・当帰などと組み合わせます。
この生薬を含む漢方薬の例
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)(むくみ・関節の腫れ痛など)
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)(補弱体質・疲れやすい等)
- 黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)(体力低下・汗が出やすい等)
- 玉屏風散(ぎょくへいふうさん)(風邪をひきやすい体質の改善等)
- 加味帰脾湯(かみきひとう)(貧血、不眠症、精神不安など)
安全性と受験の目安
一般に大きな問題は少ないとされますが、免疫抑制剤との相互作用の可能性や、妊娠中・授乳中の安全性データが制限される点が指摘されています。サプリ等での長期多量摂取は避け、持病や併用薬がある場合は医療専門家にご相談ください。
- すぐ相談:皮疹・かゆみ、息苦しさなど異常を感じたとき
- 服薬中:免疫抑制剤や抗がん剤などを使用中、自己判断での開始/中止は避けてください
※このページは一般的な情報提供を目的としています。診断や治療の決定には医療専門家の判断が必要です。
よくある質問
Q.黄耆はいつでも使えますか?
A. 体力が落ちやすい、汗をかきやすい、回復を思いつきたいときなどに、他の生薬と併用して補気・固表を狙って用いられます。
Q. 安全性はどうですか?
A. 比較的安心とされますが、免疫抑制剤との相互作用の可能性や、妊娠中・授乳中の使用については不明な点があります。個別事情は専門家にご相談ください。*④