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六味丸(ろくみがん)
六味丸(ろくみがん)
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○分類
第二類医薬品
○成分(含有の生薬)
地黄 山茱萸 山薬 沢瀉 茯苓 牡丹皮
○効能・効果
体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの次の諸症:排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、かゆみ、夜尿症、しびれ
○漢方的な考え方
六味丸(ろくみがん)は、宋代の医書『小児薬証直訣』を原典とする処方で、生命力の基盤である「腎」の陰が不足した状態、いわゆる腎陰虚を基本病態として構成された代表的な補陰方です。
古典では、腎は成長・発育・老化・排尿・水分代謝を司る重要な臓とされ、この腎の陰が消耗すると、体を潤し、熱を制御する力が弱まり、ほてりや口渇、排尿異常、しびれなどが現れると考えられてきました。
『小児薬証直訣』では、六味丸は小児の虚弱体質や発育不良に用いられていましたが、後世には成人や高齢者の慢性的な消耗状態にも広く応用されるようになりました。
六味丸は、体力が著しく低下しているわけではないものの、長期的な消耗により腎の潤いが不足し、冷えとほてりが混在するような状態を目標に構成されています。
- 腎陰虚:体を潤し、熱を抑える力が不足した状態
- 排尿異常:頻尿・夜尿・残尿感などが出やすい状態
- 虚熱:手足のほてり、口渇、皮膚のかゆみが出やすい状態
- 慢性疲労:長期の消耗により回復力が低下した状態
地黄は腎陰を補い、体の潤いを回復させる中心薬です。
山茱萸・山薬は補った腎陰を保持し、消耗を防ぐ役割を担います。
沢瀉・茯苓は水分代謝を整え、余分な水や熱が滞らないように導きます。
牡丹皮はこもった虚熱を冷まし、補いすぎによる熱の偏りを防ぎます。
このように六味丸は、「補いながら滞らせない」構造を持ち、腎陰の不足によって生じる排尿異常やほてり、慢性的な不調を、内側から穏やかに調える基本処方として位置づけられます。
〇注意事項
- 次の方は、事前に薬剤師又は登録販売者にご相談ください。
医師の治療中/妊娠中又は妊娠の可能性がある/薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある/ 持病がある又は他の医薬品を使用している - 使用中又は使用後に、体調の変化や異常を感じた場合は 直ちに使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
- 小児の手の届かないところに保管し、 直射日光・高温多湿を避けて保管してください。
