防已(ぼうい)
次の要点
- どう生薬? 予防はオオツヅラフジ( Sinomenium acutum )のつる性植物の茎や根を乾燥させた生薬で、祛風勝湿・利水消腫・止痛のはたらきが知られます。むくみ・汗かき体質、水滞による重だるさ、関節痛などの改善を目指して配合されています。
- 内容は? 特徴成分としてシノメニンなどのアルカロイドを含み、鎮痛・抗炎症に関する報告があります。
- 注意点 体質により胃部不快・めまいなどが出ることがあります。 長期連用・高使用量は避け、腎機能低下や心疾患がある場合は専門家にご相談します。
防已の基礎データ
- 感想: ぼうい
- ベース原・由来: オオツヅラフジ( Sinomenium acutum ( Thunb .) Rehder et EH Wilson )の茎や根。日本薬局方に収載。
- 主成分:アルカロイド(シノメニンなど)、樹脂様成分など。
- 性味:苦 / 寒〜涼 帰経: 脾臓・膀胱。
伝統的な使われ方
水滞(むくみ・汗かき体質・体が重いだるい)や、風湿による関節痛・筋肉痛、神経痛などに対して用いられてきました。
この生薬を含む漢方薬の例
- 疎経活血湯(そけいかっけつとう)(関節痛、腰痛、神経痛など)
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)(むくみ、肥満など)
- 木防已湯(もくぼういとう)(むくみなど)
安全性と受験の目安
体質や体調により胃部不快・めまい・しびれ感などが出る場合があります。むくみが急に不快になる、息切れする、あるいは激しい眼痛・発熱を伴う場合は医療機関へ。自己判断での長期連用は避けます。
- すぐに相談:強い浮腫、息切れ・胸痛、関節の腫れと高熱、しびれの症状。
- 服薬中:持病や他剤を併用している場合は自己判断での継続・中止を避け、専門家へ。
※このページは一般的な情報提供を目的としています。診断や治療の決定には医療専門家の判断が必要です。
よくある質問
Q. 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)との関係は?
A. 本方は水太り・汗かきで疲れやすい体質のむくみ・関節痛などを目標とした処方で、予防己が利水・止痛、黄耆が補気・固表を担っています。
Q.どんな体質・症状に向きますか?
A. 水滞(むくみ・汗かき・体の重だるさ)や、風湿の関節痛・筋肉痛、神経痛に向いています。体質に応じて黄耆・蒼朮・麻黄・石膏などと組み合わせます。
*参考・出典
- 公益社団法人 東京生薬協会「ボウイ(防已)」 ①
- ツムラ「漢方ビュー|生薬辞典:防已」 ②
- 富山大学 和漢医薬総合研究所「伝統医薬DB:防已」 ③
- MSDマニュアル家庭版(受験目安の一般情報)④