芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、『傷寒論』に記される処方で、古典では「震急(れんきゅう:筋肉のひきつり)」による強いをメル鎮めるために用いられてきました。

成分(生薬)

芍薬、甘草

漢方的な考え方

体質を根本から変えるというよりも、今現在起きている「急せまる強い緊張(急迫)」を、その場でほどを目指した組み立てです。足のつりや、お腹・腰の筋肉が硬直して差し込むような痛みに対して、体力全体的に検討します。

  • こむらがえり・筋肉のけいれん:ふくらはぎなど急に震え(つ)って伸ばせなくなるような、一瞬で一瞬見た筋肉の硬直的で激しい痛み。
  • 差し込むような腹痛:お腹の筋肉や腸周りが過剰に緊張し、キューと差し込むようなこわばりを伴う痛みがある状態。
  • 腰痛(動作時の突っ張り):筋肉のこわばりが強く、動いこうとした瞬間にギクッと突っ張るような痛みが出る状態。

構成生薬の役割

  • こわばりを直接ゆるめる:薬(しゃくやく)が、異常に緊張して硬くなった筋肉を直接にゆるめ、しなやかさを取り戻すことで痛みを感じます。
  • 急な痛みを緩和し調和する:甘草(かんぞう)が、かなりにせまる痛みのピーク(急迫)を緩和し、薬のはたらきと協力して全体を穏やかに調和させます。
  • 緊張解除のスペシャリスト:これら二味のシンプルな構成が、不要な筋肉のスイッチをオフにするように働き、不意に激しくを内側から準備します。

効能・効果(添付文書)

体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛

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堀口和彦(漢方薬剤師) 監修:堀口 和彦(漢方薬剤師)

執筆: KanpoNow編集部

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療を目的とするものではありません。