桔梗湯(ききょうとう)
桔梗湯(ききょうとう)は、古典『傷寒論』および『金匱要略』に記載される非常にシンプルな処方で、どの腫れや痛みを鎮める代表的な方剤として、古くから広く用いられてきました。
成分(生薬)
甘草、桔梗
漢方的な考え方
古典では「少陰病、咽痛(いんつう)する者は桔梗湯之を主る」と記されています。のどに集まった熱や炎症を鎮め、通りを良くすることで不快な症状を改善します。
- ● のどのような腫れ・痛み:体の上部に熱が集まり、喉(喉のど)に局所炎症が起きている状態。
- ● 桃扁炎・扁桃周囲炎:喉喉部の熱と腫れが強く、つばを飲み込むなどの痛みが激しい状態。
- ● せき:のどの粘膜への刺激が気道に影響し、反射的にせきが出やすい状態です。
構成生薬の役割
- ● 腫れを外へさばく:桔梗(ききょう)が、のどや胸の通りを良くし、炎症による腫れや痛みを外へさばく方向に働きます。
- ● 痛みを鎮める調和:甘草(かんぞう)が、どのような急な刺激を優先し、痛みを鎮めながら全体を穏やかにまとめます。
- ● 切れ味のある働き:生薬数は少ないもの、のどの違和感という局所的な症状に直接取り組む、シャープな構成です。
効能・効果(添付文書)
体力に関わらず使用でき、のどがはれて痛み、ときにせきがでるものの次の諸症: 扁桃炎、扁桃周囲炎
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