響声破笛丸(きょうせいはてきがん)

響音破笛丸(きょうせいはてきがん)は、中国古典『万病回春』に系譜をもつ処方で、声がかすれる、出にくいような「声と喉の不調」を整える目的で組み立てられています。

成分(生薬)

連翹、甘草、桔梗、薄荷、阿仙薬、縮砂、川芎、大黄、何首烏

漢方的な考え方

喉の使いすぎや炎症によって、声帯の鈍くなったり、潤いが不足したりした状態を想定しています。喉に集中した熱をさばきながら、通りをスムーズにしていきます。

  • しわがれ声:喉部(のど)に熱や滞りが生じ、声帯の柔軟な慌てられている状態。
  • 喉の不快:炎症や乾燥、気の滞りが絡み合い、喉に常に何かがつかえているような違和感がある状態。
  • 喉の酷使:職業などで声を使う機会が多く、喉の消費に対して自然な回復が追い続けない状態。

構成生薬の役割

  • 炎症を鎮め通りを良くする:桔梗が喉や胸の通りを助け、連翹・薄荷が集まった熱や炎症を穏やかに冷まします。
  • 滞りをほどき引き締める:川芎が巡りを整えて滞りを阻止、阿仙薬(あせんやく)が喉の違和感をキュッと引き締める方向に働きます。
  • 潤いを支える調和する:何首烏(かしゅう)が消費した潤いと体力を支え、大黄が熱の偏りをさばき、甘草が全体を優しく調和させます。

効能・効果(添付文書)

しわがれ声、咽喉不快

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堀口和彦(漢方薬剤師) 監修:堀口 和彦(漢方薬剤師)

執筆: KanpoNow編集部

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療を目的とするものではありません。