息を吸う時や会話中に咳が出る例
1か月ほど咳が続き、息を吸った時や会話中に咳が誘発されていました。喉に痰が張り付くような感覚もありました。
風邪は治ったのに咳と痰が残る。乾いた咳が続く。痰が粘って切れず、冷気や会話で咳き込む。
気管支炎では、咳の期間、痰の色・量・粘り、発熱、喘鳴、息苦しさ、鼻炎・後鼻漏、治療中の病気と薬を確認する必要があります。
漢方では、黄色く粘る痰の湿熱、水っぽい痰の湿痰、粘膜が乾く陰虚、緊張で咳が出る気滞、病後の気虚などを分けます。ただし、高熱、強い呼吸困難、胸痛、血痰がある場合は医療機関を優先します。
気管支炎という病名だけで決めず、痰の性状、乾燥、熱、冷え、喉や胸の緊張、病後の体力を比較します。
| 症状の出方 | 比較する処方 | 一緒に確認すること |
|---|---|---|
| 黄色く粘る痰、強い咳、熱感、喘鳴 | 麻杏甘石湯 | 呼吸困難、胸痛、発熱、血圧、他の麻黄・甘草含有薬を確認します。 |
| 粘る痰が切れにくく、咳と痰が長引く | 清肺湯 | 痰の色・におい・血の混入、肺炎や慢性肺疾患の有無を確認します。 |
| 乾いた空咳、喉の乾燥、会話や冷気で咳き込む | 麦門冬湯 | 咳の期間、口渇、感染症、甘草を含む薬の重複を確認します。 |
| 緊張や会話で咳、胸苦しさ、喉のつかえを伴う | 神秘湯・半夏厚朴湯 | 喘息、心肺疾患、パニック発作、服用薬を確認します。 |
| 透明で薄い痰や鼻水が多く、冷えると悪化する | 小青竜湯・苓甘姜味辛夏仁湯 | 動悸、血圧、発汗、胃腸の弱さ、他の麻黄・甘草含有薬を確認します。 |
| 風邪後の咳が長引き、疲労・食欲低下を伴う | 人参養栄湯・補中益気湯 | 肺炎、体重減少、貧血、持病、治療中の薬を確認します。 |
吸入薬、咳止め、去痰薬、抗菌薬などを自己判断で中止せず、使用中の薬と持病を医師または薬剤師へ伝えてください。
次の場合は、AI診断や漢方選びだけで様子を見ないでください。
気管支炎と全身の状態をまとめて確認する
AI漢方診断であなたの漢方を見つける目次
2026年6月26日時点の直近30日間の診断件数
「気管支炎」が選択された件数。全体の約1%
男性8%、平均年齢50歳
30代19%
AI診断では、血瘀25%、湿痰23%、気虚13%が上位でした。
気管支炎を選択した方の診断結果を集計したもので、医療機関の診断件数や治療成績を示すものではありません。
堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データを整備した「気管支炎症例」から、風邪後に長引く咳、痰、喉の乾燥、気道の違和感などが主要な相談テーマとして確認できた全5件を整理しました。
体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録される場合があります。
自動抽出34件を原文確認し、喘息・咳喘息や慢性気管支炎の診断・治療中、吸入薬や抗菌薬の使用、強い呼吸症状、血痰、肺・心臓の医療背景、逆流性食道炎、家族相談、別症状が主訴の例など29件を一般公開集計から除外しました。
原文確認済みの相談群
初期処方選定を明確に確認できた群
男性0件
36〜49歳
原文確認済み5件のため、割合グラフや処方ランキングは掲載していません。
一緒に記録された項目:疲労・体力低下2件、乾いた咳・空咳1件、水様・白い痰1件、ストレス・緊張・運動1件。
記録された体質:湿熱4件、血瘀2件、陽虚2件、気虚1件、気滞1件、血虚1件。
初期回答で明確に確認した処方:神秘湯2件、麻杏甘石湯2件、清肺湯1件、麦門冬湯1件、荊芥連翹湯1件、防風通聖散1件。
代表相談例6件は表示専用に選定した別母集団で、相談件数の分母・分子には使用していません。AI診断データとの合算・割合の直接比較もしません。
初期相談時の咳・痰の出方と、堀口先生が初期回答で選定した漢方薬を、個人が特定されないよう要約しています。改善経過や効果を示す症例ではありません。
1か月ほど咳が続き、息を吸った時や会話中に咳が誘発されていました。喉に痰が張り付くような感覚もありました。
風邪が治った後も咳だけが数か月続き、同じ経過を以前にも繰り返していました。疲れや生活の乱れも一緒に確認されました。
車のエアコンや、咳をしてはいけないと意識する会議中などに、喉が刺激されて激しく咳き込む状態がありました。
咳が出ない時もある一方、出始めると止まりにくく、1か月ほど頻度が増えていました。アレルギー、肩こり、便秘傾向も確認されました。
1か月半ほど空咳と白い痰が続き、胸や背中のこわばり、睡眠不足、ストレスも重なっていました。
風邪の後に咳が3週間ほど続き、鼻水が喉へ流れて痰と咳を誘発する感覚がありました。
6件は表示専用です。公開相談群5件や初期処方選定確認群4件の統計には使用していません。
痰の色や量だけでなく、乾燥、冷え、緊張、疲労、胸背部のこわばりを確認します。体質名だけで処方を固定せず、持病と服用薬を含めて比較します。
余分な水分に熱が絡み、黄色く粘る痰、強い咳、熱感、喉の渇きが出やすいタイプです。

気道を潤す体液が不足し、乾いた咳、喉の乾燥、粘って切れにくい痰が続きやすいタイプです。

ストレスや緊張で気が滞り、喉のつかえ、胸苦しさ、会話中の咳が出やすいタイプです。

水分代謝が滞り、透明で薄い痰、鼻水、体の重だるさ、冷えで悪化する咳が出やすいタイプです。

肺と全身を支える気が不足し、風邪後の咳が長引く、息切れ、疲れ、食欲低下が出やすいタイプです。

血流が滞り、長引く炎症、胸や背中のこわばり、肩こりと咳が続きやすいタイプです。

気道粘膜を養う血が不足し、風邪後の咳、喉の違和感、疲労、乾燥が長引きやすいタイプです。

体を温める力が不足し、冷気や雨天で咳、薄い痰、下痢、むくみが悪化しやすいタイプです。

急性気管支炎は、風邪などの上気道感染に続いて咳が起こることが多く、咳だけが数週間残る場合があります。一方、長引く咳には、肺炎、喘息・咳喘息、百日咳、後鼻漏、胃食道逆流症、薬剤性咳嗽、COPDなどが関係することがあります。
透明で薄い痰か、黄色く粘る痰か、血が混じるかで確認すべき病態が変わります。
喉や気道が乾き、会話や冷気で咳が誘発される場合は、粘膜の状態を確認します。
ゼーゼー、胸苦しさ、呼吸困難がある場合は、肺炎や喘息等の医療評価を優先します。
風邪の発症日、夜間、会話、運動、冷気、食後、横になった時など、咳が出る条件を記録します。
色、量、粘り、におい、血の混入を確認します。血痰や急な変化は医療機関へ相談してください。
喫煙・受動喫煙、ほこり、香料、冷たい空気、室内の乾燥が咳を誘発する場合があります。
吸入薬、抗菌薬、咳止め、去痰薬は自己判断で中止せず、漢方を検討する際も使用中の薬を伝えます。
清肺湯、麻杏甘石湯、麦門冬湯、神秘湯、小青竜湯、半夏厚朴湯、補中益気湯、人参養栄湯などが比較されます。ただし、黄色く粘る痰か、乾いた咳か、透明で水っぽい痰か、喉や胸のつかえ、風邪後の体力低下、持病、服用薬によって判断が変わります。高熱、強い息苦しさ、胸痛、血痰がある場合は医療機関での確認を優先します。
痰の色だけで細菌感染とは断定できません。炎症に関わる細胞によって色が変わることもあります。高熱、息切れ、胸痛、悪化傾向、基礎疾患の有無を含めて医療機関で判断します。
違います。乾いた咳や喉の乾燥では麦門冬湯など、粘る痰では清肺湯など、黄色い痰と強い咳では麻杏甘石湯など、水っぽい痰と冷えでは小青竜湯などを比較します。体質、持病、服用薬によって適否は変わります。
鼻水が喉へ流れる後鼻漏は、喉や気道を刺激して咳の原因になることがあります。鼻づまり、喉へ流れる感覚、朝の痰がある場合は、耳鼻科疾患も含めて確認します。
咳が3週間以上続く、悪化する、何度も繰り返す、夜眠れない、喘鳴や息苦しさがある場合は受診してください。肺炎、喘息・咳喘息、百日咳、後鼻漏、胃食道逆流症、薬剤性咳嗽などの確認が必要です。
急性気管支炎の多くはウイルス感染に関連し、抗菌薬が常に必要とは限りません。肺炎や百日咳などが疑われる場合を含め、抗菌薬の要否は医師が症状と検査から判断します。自己判断で残薬を使用しないでください。
併用できる場合がありますが、吸入薬、気管支拡張薬、去痰薬、抗アレルギー薬、抗菌薬を自己判断で中止しないでください。使用中の薬を医師または薬剤師へ伝え、麻黄や甘草を含む処方の重複にも注意します。
強い息苦しさ、会話困難、顔色不良、胸痛、血痰・喀血、高熱、意識がぼんやりする、酸素飽和度の低下などは緊急性があります。漢方や市販薬だけで様子を見ないでください。
直接比較できません。KanpoNow AI漢方診断データと、堀口先生の過去の相談・初期処方選定データは別母集団です。今回の原文確認済み相談群は5件で、30件未満のため相談グラフや処方ランキングは掲載していません。
咳の期間、痰の色・量・粘り、乾燥、夜間・明け方、喘鳴、息苦しさ、発熱、鼻炎・後鼻漏、食後との関係、冷え、疲労、ストレス、持病、服用薬を確認します。緊急症状や治療中の呼吸器疾患がある場合は医療機関を優先します。
咳が3週間以上続く、悪化する、何度も繰り返す場合は、原因を医療機関で確認してください。強い息苦しさ、会話困難、胸痛、血痰、高熱、顔色不良がある場合は速やかな受診が必要です。
咳の期間、痰の色・量・粘り、喉の乾燥、鼻炎・後鼻漏、冷え、疲労、ストレス、持病、服用薬まで含めて確認します。
症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。
※本ページは一般的な情報提供を目的とし、個別の診断や治療に代わるものではありません。肺炎、喘息・咳喘息、COPD、気管支拡張症、百日咳、逆流性食道炎、薬剤性咳嗽などが関係する場合があります。吸入薬、咳止め、去痰薬、抗菌薬などを使用中の方、持病がある方、妊娠中・授乳中の方、小児、高齢の方は、自己判断で薬を開始・中止せず医師または薬剤師へ相談してください。
光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。