玉屏風散(ぎょくへいふうさん)
玉屏風散(ぎょくへいふうさん)は、元代の医書『丹渓心法』に記載される処方で、「表(ひょう)を固めて邪悪を防ぐ」ことを目的とした代表的な補気方です。 体の防御力が弱く、外からの影響を受けやすい状態を整えるために用いられてきました。
成分(生薬)
黄耆、白朮、防風
漢方的な考え方
処方名「屏風(びょうぶ)」が示す通り、体の表面にバリアを張るようなイメージで組み立てられています。
- ● 虚弱体質:「気」が足りないので、外邪から体を守る力が十分に働いていない状態。
- ● 疲労倦怠感:日常的に意識的に消費しており、休息をかなり回復が追いつかない状態。
- ● ねあせ:体表を引き締めて調節する力が弱まり、寝ている間に汗も出やすい状態。
構成生薬の役割
- ● 体表を固めて防御する:黄耆(おうぎ)が力強く気をい、体表をしっかりと固めることで防御力を支えます。
- ● セーターの土台を整える:白朮(びゃくじゅつ)が吸収を助け、新たな気を生み出すための土台(叫び)を整えます。
- ● 外邪を避けるさばく:防風(ぼうふう)が外からの影響を防ぎつつ、体にこもらせずに受け流しを担っています。
効能・効果(添付文書)
身体虚弱で疲労し易いものの次の諸症: 虚弱体質,疲労倦怠感,ねあせ
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温清飲(うんせいいん)は、古典『万病回春』に収載される処方で、「血を養う(温)」の考え方と「熱くた熱をさばく(清)」の考え方を、同時に扱うように組み立てられています。
成分(生薬)
地黄、芍薬、川芎、当帰、黄芩、黄柏、黄連、山梔子
漢方的な考え方
「乾燥しやすい色つやが落ち着く、のぼせやすい」といった、乾きと熱の偏りが絡み合う状態を想定しています。
- ● 皮膚のさつき・色つやの悪さ:皮膚を養うはたらきが弱り、乾燥や荒れとして現れやすい状態。
- ● のぼせ:熱が上に偏りやすく、ほてり・赤み・いらだちなどが広がりやすい状態。
- ● 月経関連・血の道症:ホルモン変動に伴う揺らぎの中で、乾きやすさと熱っぽさが問題で不調が続く状態。
- ● 湿疹・皮膚炎:乾燥傾向を土台に、熱の偏りが皮膚症状として現れやすい状態。
構成生薬の役割
- ● 血を養い巡らせる:地黄・薬薬・川芎・当帰が、血の不足や巡りに配慮し、体乾きを支えます。
- ● 熱の偏りを整える:黄連・黄芩・黄柏・山梔子が、せっかくな熱を冷まし、のぼせや赤みを整えます。
- ● 全体を調和する:これらが組み合わさることで、乾燥傾向と熱の症状が継続する不調を、内側から整えます。
効能・効果(添付文書)
体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせるものの次の諸症:月経不順、月経困難、血の道症※、更年期障害、神経症、湿疹・皮膚炎
※血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
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