ほてりに漢方|顔が熱い・手足が熱い・ホットフラッシュを体質別に考える

監修:堀口和彦|更新日:2026-06-25

顔がカーッと熱くなる。手足の裏が熱くて眠れない。疲れているのに体が熱っぽい。汗が急に出る。

ほてりは、単なる体温の上昇ではありません。漢方では、体を潤し冷ます「陰」が不足して熱が余る状態、気の巡りが滞って熱がこもる状態、血流や水分代謝の乱れで熱の分配が偏った状態として見ます。

特に更年期世代では、ホルモン変動による自律神経の乱れ、潤い不足、冷えのぼせ、睡眠不足が重なりやすくなります。

同じほてりでも、手足の裏が熱い陰虚タイプ、顔がカーッと熱くなる気滞タイプ、上半身は熱いのに足元が冷える血瘀タイプ、赤ら顔で多汗の湿熱タイプ、頭重感やめまいを伴う湿痰タイプでは、合う漢方薬も養生も変わります。

KanpoNow診断データで見るほてりの傾向

直近30日

7,587件

KanpoNowで行われたAI漢方診断の件数です。

ほてり症状

615件・8%

症状ランキングでは11位でした。

相談者の傾向

女性97%・平均50歳

50代が58%、40代が25%でした。

中心年代

40〜50代が中心

更年期のホットフラッシュや冷えのぼせと重なりやすい年代です。

ほてり体質 1

気滞 24%

気の巡りが滞り、ストレスや自律神経の乱れで顔や上半身がカーッと熱くなりやすい体質です。

ほてり体質 2

血瘀 17%

血行不良により、上半身は熱いのに足元は冷える冷えのぼせにつながりやすい体質です。

ほてり体質 3

陰虚 15%

体を潤す陰液が不足し、手足のほてり、寝汗、不眠、口渇につながりやすい体質です。

湿痰・血虚

湿痰15%・血虚10%

水分代謝の滞りや血の不足により、頭重感、めまい、不安、不眠を伴うことがあります。

あなたのほてりは、陰虚でしょうか。気滞でしょうか。冷えのぼせでしょうか。

ほてる場所、汗、冷え、口渇、不眠、便秘、ストレス、更年期症状まで含めて確認します。

AI漢方診断でほてり体質を確認する

ほてりとは

ほてりとは、顔、上半身、手足、体の内側などに熱感を感じる状態です。顔がカーッと熱くなる、手足の裏が熱い、夜に熱っぽくなる、汗が急に出る、寝汗をかくなど、現れ方はさまざまです。

更年期のホットフラッシュとして現れることもありますが、睡眠不足、ストレス、飲酒、辛い食事、冷えのぼせ、血流低下、薬の影響、甲状腺疾患などが関係することもあります。

ほてりは、熱が多いだけとは限りません。

漢方では、体を冷ます潤いが足りない「陰虚」、気が滞って熱がこもる「気滞」、血流が悪く熱の分配が偏る「血瘀」、余分な湿と熱がたまる「湿熱」などから見ます。

なぜほてりが起こるのか

漢方では、ほてりの中心に「陰」と「陽」のバランスがあります。体を動かす熱である陽に対して、体を潤し冷ます陰が不足すると、相対的に熱が余り、体が空焚きのようになります。

1 陰が不足する

睡眠不足、過労、加齢、授乳、更年期などで潤いが不足し、手足のほてり、寝汗、不眠が出やすくなります。

2 気が滞る

ストレスや緊張で気が詰まると、顔や上半身に熱がこもり、急なほてりや汗につながります。

3 血や水が巡らない

血瘀や湿痰があると、熱が全身に均等に巡らず、冷えのぼせ、頭重感、めまいを伴うほてりが起こります。

ほてりは、熱が強すぎる場合だけでなく、体を冷ます水が足りない場合、足元が冷えて熱が上に逃げる場合、気血水の巡りが滞る場合にも起こります。

漢方では「陰虚」と「虚熱」から見る

ほてりでは、まず熱の性質を見ます。潤い不足による虚熱なのか、飲酒や便秘による実熱なのか、ストレスによる気の熱なのか、血流低下による冷えほてりなのかで、漢方の考え方が変わります。

手足が熱い

陰虚

冷却水不足により、手足の裏、夜間、寝汗、不眠が目立つタイプです。

カーッと熱い

気滞

ストレスや緊張で気が滞り、顔や上半身が急に熱くなるタイプです。

冷えのぼせ

血瘀

上半身は熱いのに足元は冷える、肩こりや頭痛を伴うタイプです。

赤ら顔・多汗

湿熱

飲酒、便秘、メタボ、暑がり、熱こもりを伴うタイプです。

ほてりを8つの体質で見る

ほてりでは、気滞、血瘀、陰虚が中心になりやすく、頭重感やめまいがあれば湿痰、不安や不眠が強ければ血虚、便秘や赤ら顔があれば湿熱、疲労感が強ければ気虚、下半身の強い冷えがあれば陽虚も確認します。

ストレス

気滞

イライラ、緊張、胸の張りとともに、顔や上半身がカーッと熱くなるタイプです。

冷えほてり

血瘀

頭や顔は熱いのに足元は冷える、肩こりや生理痛を伴うタイプです。

虚熱

陰虚

手足のほてり、寝汗、口渇、不眠、皮膚乾燥を伴うタイプです。

水滞

湿痰

頭重感、むくみ、めまい、吐き気を伴うほてりタイプです。

血の不足

血虚

皮膚の乾燥、顔色の悪さ、不安、不眠、冷えと局所のほてりを伴うタイプです。

実熱

湿熱

暑がり、多汗、赤ら顔、便秘、飲酒、脂っこい食事が関係するタイプです。

疲労性

気虚

疲れて気を下に保てず、ふわっと熱が上がるように感じるタイプです。

真寒仮熱

陽虚

芯は冷えているのに、顔だけ熱く感じるタイプです。冷やしすぎに注意します。

あなたの体質に合ったほてりの漢方が分かります。

ほてる場所、汗、冷え、口渇、不眠、むくみ、ストレス、更年期症状まで含めて体質を見ます。

あなたに合うほてりの漢方がわかる
1. ストレス・緊張型ほてり

気滞(きたい)体質のほてり

気滞は、ストレスや緊張で気の巡りが滞りやすい体質です。ほてりでは、緊張した時、イライラした時、人前に出た時に、顔や上半身が急に熱くなる状態として現れます。

病態の考え方

気が滞ると、熱を持ったエネルギーが行き場を失い、上半身や顔にこもります。更年期のホルモン変動や自律神経の乱れとも重なりやすいタイプです。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

更年期のほてり、のぼせ、イライラ、気分の揺らぎを伴う場合には、加味逍遙散(かみしょうようさん)などが検討されることがあります。

心身の緊張、不眠、動悸、不安、ストレス性のほてりを伴う場合には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などを考えることがあります。

怒りっぽさ、神経の高ぶり、緊張、不眠が強い場合には、抑肝散(よくかんさん)なども候補になります。

養生のポイント

気滞タイプでは、頭に上がった気を下ろすことが大切です。緊張しそうな場面の前に、へその下の丹田を意識して腹式呼吸を行いましょう。

2. 血行不良・冷えほてり

血瘀(けつお)体質のほてり

血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。ほてりでは、顔や上半身は熱いのに、足元や下半身は冷える「冷えほてり」「冷えのぼせ」として現れます。

病態の考え方

骨盤内や下半身の血流が滞ると、熱が下へ降りにくくなり、上半身に偏ります。肩こり、頭痛、生理痛、更年期の冷えのぼせと重なりやすいタイプです。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

血の巡りを整え、冷えのぼせ、肩こり、生理痛を伴う場合には、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)などが検討されることがあります。

便秘、のぼせ、下腹部の張り、イライラを伴う場合には、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などを考えることがあります。

血を補いながら水分代謝と巡りを整え、冷えやむくみも伴う場合には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)なども候補になります。

養生のポイント

血瘀タイプでは、顔を冷やすだけでなく下半身を巡らせることが重要です。足首、ふくらはぎ、股関節を温めて動かし、入浴で血流を整えましょう。

3. 冷却水不足・虚熱型ほてり

陰虚(いんきょ)体質のほてり

陰虚は、体を潤し、熱を鎮める陰が不足しやすい体質です。ほてりでは、手足の裏の熱感、夜間のほてり、寝汗、口渇、不眠として現れます。

病態の考え方

陰は、体を冷却し潤す水のようなものです。睡眠不足、過労、加齢、更年期、授乳などで陰が不足すると、相対的に熱が余り、体が空焚きのように熱を持ちます。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

腎の潤い不足、手足のほてり、口渇、疲れやすさがある場合には、六味丸(ろくみがん)などが検討されることがあります。

顔や四肢のほてり、排尿の違和感、虚熱が強い場合には、知柏地黄丸(ちばくじおうがん)などを考えることがあります。

熱感と口渇、多汗、全身のほてりが強い場合には、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)なども候補になります。

手足のほてり、不眠、皮膚の荒れを伴う場合には、三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)などが検討されることもあります。

養生のポイント

陰虚タイプでは、サウナや激しい運動で汗を出しすぎると、冷却水である陰をさらに消耗します。夜更かし、飲酒、辛いもの、過度な発汗を控え、睡眠で陰を養いましょう。

4. 水分停滞・頭重型ほてり

湿痰(しったん)体質のほてり

湿痰は、水分代謝が滞り、余分な水や濁りが体に停滞しやすい体質です。ほてりでは、頭重感、めまい、むくみ、吐き気を伴うことがあります。

病態の考え方

余分な水分が停滞すると、気血の上下の巡りを邪魔します。熱がすっきり逃げず、頭が重い、ぼんやりする、むくむ、ほてるといった状態につながります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

水分の偏り、むくみ、頭重感、めまいを伴う場合には、五苓散(ごれいさん)などが検討されることがあります。

めまい、頭重感、胃腸虚弱、水分停滞を伴う場合には、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)などを考えることがあります。

水分停滞、立ちくらみ、動悸、ふらつきを伴う場合には、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)なども候補になります。

養生のポイント

湿痰タイプでは、水分のガブ飲みや冷たい飲食が重だるさを悪化させることがあります。喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ摂りましょう。

5. 栄養不足・アンバランス型ほてり

血虚(けっきょ)体質のほてり

血虚は、心身を養う血が不足しやすい体質です。ほてりでは、全身を潤し冷ます力が弱まり、冷えをベースにしながら局所が熱くなることがあります。

病態の考え方

血は、体を養い、潤し、精神を安定させる材料です。血が不足すると、皮膚や粘膜が乾きやすくなり、不安、不眠、動悸、冷えとほてりの混在が起こりやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

手足のほてり、唇の乾き、足腰の冷え、月経不順を伴う場合には、温経湯(うんけいとう)などが検討されることがあります。

皮膚がかさかさしてのぼせやほてりがあり、月経不順を伴う場合には、温清飲(うんせいいん)などを考えることがあります。

不安、不眠、動悸、精神疲労、血の不足を伴う場合には、加味帰脾湯(かみきひとう)なども候補になります。

養生のポイント

血虚タイプでは、夜更かし、食事抜き、目の酷使がほてりや不眠を悪化させます。温かい食事、睡眠、画面作業の休憩で血を養いましょう。

6. 過剰蓄積・実熱型ほてり

湿熱(しつねつ)体質のほてり

湿熱は、余分な水分や老廃物に熱が加わった体質です。ほてりでは、赤ら顔、暑がり、多汗、便秘、イライラ、メタボ傾向として現れます。

病態の考え方

飲酒、脂っこい食事、夜食、運動不足が続くと、体内に湿と熱がたまります。この熱が上半身や皮膚にこもると、強いほてりや赤み、多汗として出やすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

のぼせ、赤ら顔、強いイライラ、熱こもりが目立つ場合には、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)などが検討されることがあります。

上半身のほてり、熱感、顔の赤み、皮膚症状を伴う場合には、清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)などを考えることがあります。

腹部に脂肪が多く、便秘、のぼせ、むくみ、肩こりを伴う場合には、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)なども候補になります。

養生のポイント

湿熱タイプでは、熱を生む飲食を控えることが重要です。唐辛子、こしょう、にんにく、過度な飲酒、脂っこい食事、夜食を控え、便通を整えましょう。

7. 疲労性・ふわふわ型ほてり

気虚(ききょ)体質のほてり

気虚は、生命エネルギーである気が不足しやすい体質です。ほてりでは、疲れて気を下に保てず、ふわっと熱が上がるように感じることがあります。

病態の考え方

気が不足している場合、熱を強く冷ます漢方薬が合わないことがあります。胃腸を整え、気を作り、体の中心を支える力を回復させる視点が必要です。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

胃腸の働きを高め、気力を引き上げ、疲労性のふわふわしたほてりを伴う場合には、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などが検討されることがあります。

胃腸が弱く、食欲不振や胃もたれを伴う場合には、六君子湯(りっくんしとう)などを考えることがあります。

気力と体力が落ち、血の不足も伴う場合には、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)なども候補になります。

養生のポイント

気虚タイプでは、サウナや激しい運動で汗を出すとさらに消耗することがあります。温かく消化のよい食事、睡眠、短時間の散歩で気を補いましょう。

8. 真寒仮熱・冷え由来のほてり

陽虚(ようきょ)体質のほてり

陽虚は、体を温める力が不足しやすい体質です。基本は冷えが中心ですが、極度の冷えにより、わずかに残った熱が上部へ逃げて、顔だけほてることがあります。

病態の考え方

体の芯が冷えていると、熱を下半身に保てません。そのため、顔や上半身だけ熱く感じることがあります。この場合、熱を冷ます薬や冷たい飲食は逆効果になることがあります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

下半身の冷え、夜間頻尿、足腰のだるさを伴う場合には、八味地黄丸料(はちみじおうがんりょう)などが検討されることがあります。

深部の冷え、むくみ、ふらつき、下痢を伴う場合には、真武湯(しんぶとう)などを考えることがあります。

下半身のむくみ、しびれ、足腰の弱りが強い場合には、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)なども候補になります。

養生のポイント

陽虚タイプでは、顔が熱いからといって全身を冷やすと悪化します。足首、ふくらはぎ、お腹、腰を温め、頭寒足熱を意識しましょう。

ほてりの漢方薬は、熱の性質で選びます

「ほてりには冷ます漢方」と一律に決めるのではなく、潤い不足の虚熱なのか、ストレスによる気滞なのか、血流の滞りによる冷えほてりなのか、湿熱による実熱なのかを確認することが大切です。

更年期・イライラ・ほてり

気滞を中心に見ます。

加味逍遙散を見る
冷えほてり・血流低下

血瘀を中心に見ます。

桂枝茯苓丸料を見る
手足のほてり・潤い不足

陰虚を中心に見ます。

六味丸を見る

年代・性別・生活から見るほてり

女性の更年期とホットフラッシュ

40代後半から50代の女性では、ホルモン変動により自律神経が乱れ、急なほてり、発汗、動悸、冷えのぼせが出やすくなります。気滞、陰虚、血瘀が複合しやすい時期です。

男性・高齢者の夜間のほてり

高齢になると、男女ともに腎の潤いが不足しやすくなります。夜に手足の裏が熱い、布団に入ると熱っぽくて眠れない場合は、陰虚の視点が重要です。

睡眠不足とほてり

睡眠は、陰を養い、日中に生じた熱を鎮める時間です。睡眠不足が続くと、冷却水が不足し、ちょっとした刺激でほてりや汗が出やすくなります。

飲酒・辛いもの・サウナとほてり

飲酒、辛いもの、脂っこい食事、サウナ、激しい運動は、熱を生んだり、陰を消耗したりして、ほてりを悪化させることがあります。体質により控え方を調整します。

ほてりを整える生活養生

1. 過度な発汗を避ける

陰虚タイプでは、汗を出しすぎると冷却水である陰がさらに不足します。サウナや激しい運動で無理に汗をかくより、穏やかな有酸素運動にしましょう。

2. 辛いもの・飲酒・脂っこい食事を控える

唐辛子、こしょう、にんにく、アルコール、脂っこい食事は、体内に熱を生みやすくします。ほてりが強い時期は控えめにしましょう。

3. 頭寒足熱を意識する

上半身がほてるからといって、全身を冷やすと冷えほてりでは悪化することがあります。足首、ふくらはぎ、お腹、腰を温め、熱が下へ降りやすい状態を作りましょう。

4. 睡眠で陰を育てる

ほてりを根本から整えるには、夜の睡眠で陰を回復させることが大切です。就寝前のスマホ、夜更かし、飲酒を控え、部屋を暗くして休みましょう。

5. 水分は温かいものを少しずつ

ほてるからといって冷たいものを一気に飲むと、胃腸を冷やし、水分代謝を乱すことがあります。喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ摂りましょう。

ほてりの養生は、体質によって変わります。

冷ますべきか、潤すべきか、巡らせるべきか、足元を温めるべきか。まずは体質を確認してみましょう。

あなたに合うほてりの漢方がわかる

堀口和彦メソッドで見るほてり

よくある質問

ほてりには、どの漢方薬がよいですか?

ほてりだからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。手足が熱い陰虚、ストレスでカーッと熱くなる気滞、冷えほてりの血瘀、赤ら顔や多汗の湿熱など、体質によって考え方が変わります。

ほてりとのぼせは違いますか?

重なる部分があります。のぼせは顔や頭に熱が上がる感覚が中心で、ほてりは顔、上半身、手足、体の内側などの熱感を広く含みます。漢方では、どちらも気血水の巡りや陰陽のバランスから見ます。

手足の裏が熱いのは、どの体質ですか?

手足の裏が熱く、夜に悪化し、寝汗や口渇、不眠を伴う場合は、陰虚を考えることがあります。体を冷ます潤いが不足しているタイプです。

ほてるときは、冷たい飲み物を飲んだ方がよいですか?

体質によります。実熱が強い場合は熱を冷ます視点もありますが、冷えほてりや陽虚、湿痰がある方では、冷たい飲み物で胃腸を冷やし悪化することがあります。基本は温かいものを少しずつがおすすめです。

更年期のほてりも漢方で考えられますか?

考えられます。更年期のほてりでは、ホルモン変動による自律神経の乱れ、気滞、陰虚、血瘀、冷えのぼせが重なりやすくなります。更年期ホットフラッシュページも参考にしてください。

受診の目安

以下のような場合は、体質によるほてりと決めつけず、医療機関に相談してください。

ほてりは、体からの大事なサインです。

更年期や体質によることもありますが、甲状腺疾患、感染症、薬の影響、高血圧、心血管疾患、神経疾患などが関係することもあります。急な変化や危険なサインがある場合は、早めに医療機関で確認してください。

参考・出典

AI漢方診断へ

ほてりは、同じ「熱い」症状でも、体質によって考え方が変わります。

陰が不足しているのか、気が滞っているのか、血流が悪いのか、湿熱がたまっているのか、芯が冷えて熱が上へ逃げているのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。

ほてりに合う漢方を、体質から確認する

顔のほてり、手足の熱感、汗、冷え、口渇、不眠、むくみ、ストレス、更年期症状、生活背景まで含めて確認します。

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あなたに合うほてりの漢方がわかる

※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。ほてりに使われる漢方薬には、大黄・麻黄・甘草・黄連・黄芩・附子など注意が必要な生薬を含むものがあります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、高齢の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。急な強いほてり、発熱、寝汗、体重減少、胸痛、息切れ、著しい高血圧、激しい頭痛、しびれ・麻痺などを伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。

監修者プロフィール
堀口和彦

堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師

光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。

著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。