生理不順に漢方|月経周期の乱れ・遅れる生理・少ない経血を体質別に考える

監修:堀口和彦|更新日:2026-06-25

生理の周期がバラバラで予測できない。ストレスが溜まると生理が遅れる。経血量が少ない。ダラダラ出血が続く。生理痛やPMSもつらい。

生理不順は、子宮や卵巣だけの問題とは限りません。漢方では、月経を支える「血」、血を巡らせる「気」、ホルモンや生命力に関わる「精」、体を温める力、そしてストレスによる自律神経の乱れから整理します。

同じ生理不順でも、ストレスで周期が乱れる気滞タイプ、経血に塊が混じる血瘀タイプ、経血量が少ない血虚タイプ、冷えやむくみを伴う湿痰・陽虚タイプ、更年期前後でリズムが乱れる血の道症タイプでは、合う漢方薬も養生も変わります。

KanpoNowの診断データでは、「月経周期が一定しない」と回答した方の体質は、気滞が最も多く、次いで血瘀、血虚、湿痰、気虚が続きました。つまり、生理不順対策では「ストレスによる気の滞り」と「血の巡り・不足」を中心に見ることが重要です。

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KanpoNow診断データで見る生理不順の傾向

直近30日

7,580件

KanpoNowで行われたAI漢方診断の件数です。

生理不順症状

209件・3%

症状ランキングでは28位でした。

月経周期が一定しない

1,233件・16%

体質チェックでは、月経周期の乱れを自覚する方が一定数いました。

相談者の傾向

女性100%・平均44歳

40代39%、50代34%でした。

生理不順体質 1

気滞 30%

ストレスや緊張で気が滞り、自律神経とホルモンリズムが乱れやすい体質です。

生理不順体質 2

血瘀 25%

骨盤内の血流が滞り、生理痛、経血の塊、冷えのぼせ、周期の乱れにつながりやすい体質です。

生理不順体質 3

血虚 14%

血の不足により、経血量が少ない、生理が遅れがち、疲労やめまいにつながりやすい体質です。

湿痰・気虚

湿痰13%・気虚7%

水分代謝の停滞、むくみ、胃腸虚弱、エネルギー不足が周期の乱れに重なることがあります。

あなたの生理不順は、ストレス型でしょうか。血行不良型でしょうか。血不足型でしょうか。

月経周期、経血量、経血の色、塊、冷え、PMS、ストレス、更年期症状まで含めて確認します。

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生理不順とは

生理不順とは、月経周期が一定しない、予定より大きく早まる・遅れる、経血量が少ない・多い、出血がだらだら続くなど、月経リズムや出血の状態が乱れている状態です。

月経周期の乱れには、ストレス、睡眠不足、体重変化、過度な運動、妊娠、授乳、PCOS、甲状腺疾患、高プロラクチン血症、更年期移行期、薬の影響などが関係することがあります。月経が長く来ない、不正出血が続く、強い痛みを伴う場合は、婦人科で確認することが大切です。*①②

生理不順は、体からのリズムの乱れのサインです。

漢方では、月経を「血の状態」「気の巡り」「冷え」「腎精」「ストレス」の反映として見ます。

なぜ生理不順が起こるのか

漢方では、月経には十分な血、血を巡らせる気、子宮や卵巣を温める力、生命力の土台である精が必要だと考えます。これらが不足したり滞ったりすると、周期や経血量が乱れやすくなります。

1 気が滞る

ストレスで気が滞ると、自律神経とホルモンリズムが乱れ、月経周期が不安定になります。

2 血が滞る・不足する

血瘀では痛みや塊、血虚では経血量の少なさや周期の遅れが出やすくなります。

3 冷えや腎の弱りがある

体の芯が冷えると、子宮や卵巣の働きが落ち、周期が長くなったり無月経に近づいたりします。

生理不順では、周期だけでなく、経血量、色、塊、痛み、冷え、便秘、ストレス、睡眠、年齢、妊娠可能性を合わせて確認します。

漢方では「気・血・精・冷え」から見る

漢方では、月経は血の状態を映す重要なサインです。血が足りなければ経血量が少なくなり、血が滞れば痛みや塊が出やすくなります。気が滞れば周期が揺れ、冷えが強ければ子宮や卵巣の働きが弱まりやすくなります。

ストレス・周期乱れ

気滞

ストレスで生理が遅れる、PMS、イライラ、乳房の張りがあるタイプです。

塊・痛み

血瘀

経血に塊、強い生理痛、冷えのぼせ、便秘、肩こりを伴うタイプです。

少ない・遅れる

血虚

経血量が少ない、色が薄い、遅れがち、めまい、疲労を伴うタイプです。

冷え・弱り

陽虚・気虚

冷え、下痢、疲労、周期が長い、出血がだらだら続くタイプです。

生理不順を体質別に見る

生理不順では、気滞、血瘀、血虚が中心になりやすく、むくみや水分停滞では湿痰、疲労や出血がだらだら続く場合は気虚、ほてりや乾燥を伴う場合は陰虚、冷えが強い場合は陽虚も確認します。

ストレス

気滞

周期が早まったり遅れたりする、PMS、イライラ、乳房の張りを伴うタイプです。

血行不良

血瘀

強い生理痛、経血の塊、下腹部痛、便秘、冷えのぼせを伴うタイプです。

血不足

血虚

経血量が少ない、色が薄い、周期が遅れる、めまい、疲労を伴うタイプです。

水分停滞

湿痰

むくみ、重だるさ、胃腸の弱り、水分代謝の乱れを伴うタイプです。

エネルギー不足

気虚

疲れやすい、胃腸が弱い、出血がだらだら続く、気力がないタイプです。

潤い不足

陰虚

経血量が少ない、ほてり、口や皮膚の乾燥、眠りの浅さを伴うタイプです。

冷え

陽虚

強い冷え、低体温、周期が長い、下痢、足腰のだるさを伴うタイプです。

あなたの体質に合った生理不順の漢方が分かります。

周期、経血量、色、塊、痛み、PMS、冷え、ストレス、更年期症状まで含めて体質を見ます。

あなたに合う生理不順の漢方がわかる
1. ストレス・周期不安定型

気滞(きたい)体質の生理不順

気滞は、ストレスや緊張で気の巡りが滞りやすい体質です。生理不順では、月経周期が早まったり遅れたりする、ストレスで生理が遅れる、PMSが強い状態として現れます。

病態の考え方

ホルモン分泌の司令塔は、自律神経の影響を強く受けます。精神的なストレスで肝の気が滞ると、自律神経が過緊張となり、月経リズムが乱れやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

気を巡らせ、こもった熱を冷まし、のぼせ、イライラ、肩こり、PMSを伴う月経不順では、加味逍遙散(かみしょうようさん)などが検討されることがあります。

産前産後や更年期の血の道症、のぼせ、めまい、精神不安、月経不順を伴う場合には、女神散(にょしんさん)などを考えることがあります。

心身の緊張、不安、動悸、不眠、イライラが強い場合には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)なども体質によって候補になります。

喉のつかえ、胸苦しさ、気分のふさぎを伴う場合には、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などを考えることもあります。

養生のポイント

気滞タイプでは、ストレスを我慢し続けるほど周期が乱れやすくなります。腹式呼吸、散歩、肩甲骨まわりのストレッチで、胸とお腹の緊張をゆるめましょう。

2. 血行不良・塊・痛み型

血瘀(けつお)体質の生理不順

血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。生理不順では、強い生理痛、経血に塊が混じる、下腹部痛、冷えのぼせ、便秘、肩こりを伴う状態として現れます。

病態の考え方

骨盤内の血流が滞ると、子宮や卵巣に新鮮な血が届きにくくなります。古い血が停滞すると、周期の乱れ、強い痛み、経血の塊、不正出血につながることがあります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

血の巡りを整え、のぼせて足が冷える、肩こり、下腹部痛、月経不順、月経痛を伴う場合には、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)などが検討されることがあります。

便秘、のぼせ、下腹部の張り、精神不安、血の滞りを伴う月経不順では、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などを考えることがあります。

下腹部に圧痛があり、便秘がちで、月経不順や月経痛を伴う場合には、通導散(つうどうさん)なども候補になります。

下腹部痛が目立ち、月経不順、月経痛、肩こりを伴う場合には、折衝飲(せっしょういん)などを体質に応じて考えることもあります。

養生のポイント

血瘀タイプでは、長時間座りっぱなし、冷え、便秘が悪化要因になります。1時間に一度立ち上がり、股関節、ふくらはぎ、骨盤まわりを動かしましょう。

3. 経血少ない・遅れがち型

血虚(けっきょ)体質の生理不順

血虚は、体を養う血が不足しやすい体質です。生理不順では、経血量が少ない、色が薄い、周期が遅れがち、無月経に近い、めまい、疲労感を伴う状態として現れます。

病態の考え方

月経には十分な血が必要です。胃腸虚弱、過労、睡眠不足、ダイエット、産後、病後などで血が不足すると、体は血を失わないように月経量を減らしたり、周期を遅らせたりします。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

血を補いながら水分代謝や巡りを整え、冷え、貧血傾向、めまい、むくみ、月経不順を伴う場合には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが検討されることがあります。

手足のほてり、唇の乾燥がある一方で下腹部や足腰が冷え、月経不順を伴う場合には、温経湯(うんけいとう)などを考えることがあります。

産後や虚弱な方の血の道症、月経不順、産後の体力低下を伴う場合には、芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)なども候補になります。

気力と体力が落ち、疲労感、顔色の悪さ、回復力低下を伴う場合には、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などを体質に応じて考えることもあります。

養生のポイント

血虚タイプでは、睡眠不足、食事抜き、過度なダイエット、目の酷使で血が不足しやすくなります。温かい食事、たんぱく質、鉄、黒ごま、ひじき、にんじんなどを少しずつ取り入れましょう。

4. むくみ・水分停滞型

湿痰(しったん)体質の生理不順

湿痰は、水分代謝が滞り、余分な水分や老廃物が体に停滞しやすい体質です。生理不順では、むくみ、重だるさ、胃腸の弱り、PMS期の水太り、周期の乱れとして現れることがあります。

病態の考え方

湿がたまると、気血の巡りも鈍くなります。胃腸が弱く、水分をさばけない状態では、月経前のむくみや重だるさが強くなり、周期も不安定になりやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

冷え、貧血傾向、めまい、むくみ、月経不順を伴う場合には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが検討されることがあります。

水分の偏り、むくみ、尿量の少なさ、頭重感を伴う場合には、五苓散(ごれいさん)などを考えることがあります。

胃腸が弱く、食欲不振、胃もたれ、水分停滞を伴う場合には、六君子湯(りっくんしとう)なども候補になります。

水分代謝の乱れ、めまい、動悸、頭重感を伴う場合には、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などを体質に応じて考えることもあります。

養生のポイント

湿痰タイプでは、水分のガブ飲み、冷たい飲食、甘いもの、食べすぎが悪化要因になります。生理前ほど温かいものを少しずつ摂り、胃腸を冷やさないようにしましょう。

5. 胃腸虚弱・出血だらだら型

気虚(ききょ)体質の生理不順

気虚は、生命エネルギーである気が不足しやすい体質です。生理不順では、疲れやすい、胃腸が弱い、経血をしっかり止める力が弱く出血がだらだら続く、周期が安定しない状態として現れることがあります。

病態の考え方

気には、血を巡らせる力と、必要以上に漏れ出さないように保つ力があります。気が不足すると、月経後にだるさが残りやすく、出血が長引くことがあります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

疲労倦怠感、食欲不振、気力低下、胃腸虚弱、月経後のだるさを伴う場合には、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などが検討されることがあります。

胃腸が弱く、食欲不振、胃もたれ、疲労感、気血不足を伴う場合には、六君子湯(りっくんしとう)などを考えることがあります。

病後・産後などの体力低下、疲労倦怠、食欲不振、血の不足を伴う場合には、人参養栄湯(にんじんようえいとう)なども候補になります。

不安、不眠、動悸、精神疲労、血の不足を伴う場合には、加味帰脾湯(かみきひとう)などを体質に応じて考えることもあります。

養生のポイント

気虚タイプでは、月経前後に無理をすると消耗が強くなります。睡眠、温かい食事、予定の詰めすぎを避けることを優先しましょう。

6. ほてり・乾燥・経血少ない型

陰虚(いんきょ)体質の生理不順

陰虚は、体を潤し、熱を冷ます陰液が不足しやすい体質です。生理不順では、経血量が少ない、手足のほてり、口や皮膚の乾燥、眠りの浅さ、焦燥感として現れることがあります。

病態の考え方

陰が不足すると、血や体液の潤いが足りなくなり、月経血も少なくなりやすくなります。さらに虚熱がこもると、ほてり、寝汗、不眠、乾燥が出やすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

皮膚がかさかさして色つやが悪く、のぼせ、月経不順、湿疹・皮膚炎を伴う場合には、温清飲(うんせいいん)などが検討されることがあります。

手足のほてり、唇の乾燥、下腹部や足腰の冷え、月経不順を伴う場合には、温経湯(うんけいとう)などを考えることがあります。

腎の潤い不足、ほてり、口渇、疲れやすさを伴う場合には、六味丸(ろくみがん)なども体質によって候補になります。

ほてり、口渇、虚熱が強い場合には、知柏地黄丸(ちばくじおうがん)などを考えることもあります。

養生のポイント

陰虚タイプでは、夜更かし、過労、飲酒、辛いもの、サウナで潤いを消耗しやすくなります。睡眠時間を確保し、体を乾かしすぎない生活を意識しましょう。

7. 冷え・周期長い型

陽虚(ようきょ)体質の生理不順

陽虚は、体を温める力が不足しやすい体質です。生理不順では、強い冷え、周期が長い、経血量が少ない、下痢、足腰のだるさ、低体温として現れることがあります。

病態の考え方

子宮や卵巣は、冷えると働きが鈍くなります。腎陽が弱ると、体の芯から温める力が落ち、生殖機能のリズムも乱れやすくなります。

見られやすい症状

漢方の考え方・処方例

下半身の冷え、夜間尿、足腰のだるさ、年齢に伴う体力低下を伴う場合には、八味地黄丸料(はちみじおうがんりょう)などが検討されることがあります。

下半身のむくみ、しびれ、足腰の弱りが強い場合には、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などを考えることがあります。

深部の冷え、むくみ、ふらつき、下痢を伴う場合には、真武湯(しんぶとう)なども候補になります。

胃腸が冷えて弱り、食欲不振、下痢、冷えを伴う場合には、人参湯(にんじんとう)などを体質に応じて考えることもあります。

養生のポイント

陽虚タイプでは、冷たい飲食、薄着、冷房で子宮まわりが冷えやすくなります。お腹、腰、足首を温め、温かい食事と入浴を意識しましょう。

生理不順の漢方薬は、周期と経血の状態で選びます

「生理不順にはこの漢方」と一律に決めるのではなく、ストレスで乱れるのか、血の滞りで痛むのか、血が不足して遅れるのか、冷えで周期が長いのかを確認することが大切です。

ストレス・PMS・周期不安定

気滞を中心に見ます。

加味逍遙散を見る
塊・痛み・冷えのぼせ

血瘀を中心に見ます。

桂枝茯苓丸料を見る
少ない経血・めまい・冷え

血虚を中心に見ます。

当帰芍薬散を見る

デスクワーク・産後・更年期から見る生理不順

デスクワークと骨盤内の血瘀

長時間座りっぱなしの生活では、下半身の筋肉を使う機会が減り、骨盤内の血流が滞りやすくなります。これにより、下腹部痛、経血の塊、冷えのぼせ、生理痛、生理不順が出やすくなることがあります。

産後と血虚

出産や授乳では、気血を大きく消耗します。産後に月経リズムが戻りにくい、疲れやすい、めまい、不眠、精神不安がある場合は、血虚や気虚を中心に見ます。

更年期移行期と血の道症

40代後半から50代では、女性ホルモンの変動により月経周期が乱れやすくなります。のぼせ、イライラ、めまい、不安、冷えのぼせを伴う場合は、血の道症として気血の乱れを整える視点があります。

睡眠不足と血の不足

睡眠不足や過労が続くと、血を作り、整える力が落ちやすくなります。血虚が強くなると、経血量が少ない、生理が遅れる、疲れやすいといった状態につながることがあります。

生理不順を整える生活養生

1. こまめに歩いて骨盤内の血流を促す

デスクワークが多い方は、1時間に一度立ち上がり、少し歩く、股関節を回す、ふくらはぎを動かすなど、骨盤内の血流を促しましょう。

2. 血を養う食材を取り入れる

血虚タイプでは、にんじん、ひじき、黒ごま、くるみ、卵、魚、赤身肉などを少しずつ取り入れます。胃腸が弱い方は、温かく消化のよい調理法を選びましょう。

3. 下腹部と足元を冷やさない

冷えは血流を滞らせ、子宮や卵巣の働きを弱めます。冷たい飲食、薄着、冷房に注意し、お腹、腰、足首を温めましょう。

4. 便通を整える

便秘で下腹部が張ると、骨盤内の巡りが悪くなりやすくなります。水分、温かい食事、食物繊維、軽い運動で、無理のない便通を整えましょう。

5. 目と脳を休ませる

目の酷使は、漢方では血の消耗につながると考えます。産後、疲労時、月経前は、スマホやPCを使いすぎず、目を閉じて休む時間を作りましょう。

生理不順の養生は、体質によって変わります。

気を巡らせるべきか、血を補うべきか、血を動かすべきか、冷えを温めるべきか。まずは体質を確認してみましょう。

あなたに合う生理不順の漢方がわかる

よくある質問

生理不順には、どの漢方薬がよいですか?

生理不順だからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。ストレスで周期が乱れる場合は気滞、経血に塊や強い痛みがある場合は血瘀、経血量が少ない場合は血虚、冷えが強い場合は陽虚を考えます。

ストレスで生理が遅れるのは、どの体質ですか?

ストレスで生理が遅れる場合、気滞を考えることがあります。気が滞ると自律神経が乱れ、ホルモンリズムにも影響しやすくなります。

経血に塊が混じる場合は、どの体質ですか?

経血に塊が混じり、生理痛や下腹部痛、冷えのぼせ、便秘を伴う場合は、血瘀を考えることがあります。骨盤内の血流が滞っているタイプです。

経血量が少ない、生理が遅れがちな場合は?

経血量が少ない、生理が遅れがち、めまい、疲労、顔色の悪さがある場合は、血虚を考えることがあります。血の不足により、体が月経を起こす余裕を保ちにくい状態です。

生理不順が続く場合、漢方だけで様子を見てよいですか?

月経が長く来ない、不正出血が続く、妊娠の可能性がある、急な体重変化、強い痛み、出血量が多い場合は、漢方だけで様子を見ず、婦人科で確認してください。

受診の目安

以下のような場合は、体質による生理不順と決めつけず、婦人科・産婦人科に相談してください。

生理不順は、婦人科疾患や内分泌疾患のサインであることがあります。

妊娠、PCOS、甲状腺疾患、高プロラクチン血症、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープ、早発卵巣不全、更年期移行期、薬の影響などが関係することがあります。長引く月経異常や不正出血がある場合は、早めに婦人科で確認してください。

参考・出典

AI漢方診断へ

生理不順は、同じ「周期が乱れる」症状でも、体質によって考え方が変わります。

ストレスで気が滞っているのか、骨盤内の血流が滞っているのか、血が不足しているのか、冷えや腎の弱りが関係しているのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。

生理不順に合う漢方を、体質から確認する

月経周期、経血量、経血の色、塊、生理痛、PMS、冷え、ストレス、更年期症状、生活背景まで含めて確認します。

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あなたに合う生理不順の漢方がわかる

※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。生理不順には、妊娠、PCOS、甲状腺疾患、高プロラクチン血症、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープ、早発卵巣不全、更年期移行期、体重変化、過度な運動、ストレス、薬の影響などが関係することがあります。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。妊娠中・授乳中の方、妊娠の可能性がある方、持病がある方、服薬中の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。月経が長く来ない、不正出血が続く、出血量が非常に多い、強い下腹部痛、発熱、急な体重変化がある場合は、速やかに婦人科・産婦人科を受診してください。

監修者プロフィール
堀口和彦

堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師

光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。

著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。