周期の乱れと多い経血、冷え・疲労が重なった例
月経周期が安定せず、経血量の多さと生理痛があり、腰から下の冷え、全身のだるさ、便秘、むくみも重なっていました。初期相談では、骨盤まわりの巡りと水分代謝を合わせて確認しています。
生理が予定より早い、遅い、何か月か飛ぶ。経血量が少ない・多い。生理痛やPMS、冷え、ストレスも重なる。
生理不順は、周期だけでなく、妊娠可能性、経血量、血塊、痛み、体重変化、睡眠、ストレス、年齢、持病、服用薬まで合わせて確認する必要があります。
漢方では、気・血・水・精のバランスから、気滞、血瘀、血虚、気虚、湿痰、陰虚、陽虚、湿熱の8体質で整理します。
症状 × 体質から、あなたに合う漢方を見つけます。
| 漢方薬 | 比較する状態 |
|---|---|
| 加味逍遙散 | ストレス、イライラ、不安、PMS、周期の揺れ、冷えのぼせ |
| 当帰芍薬散 | 経血量が少ない、周期が遅い、冷え、むくみ、めまい |
| 桂枝茯苓丸料 | 血塊、生理痛、暗い経血、肩こり、冷えのぼせ |
| 温経湯 | 周期が長い、経血量が少ない、下半身の冷え、手足のほてり |
| 通導散 | 便秘、血塊、強い生理痛、下腹部の張り、比較的体力がある |
| 桃核承気湯 | 便秘、のぼせ、血塊、月経痛、骨盤まわりの滞り |
| 加味帰脾湯 | 疲労、不眠、不安、動悸、胃腸虚弱、経血量の減少 |
| 真武湯 | 強い冷え、下痢、むくみ、だるさ、周期の遅れ |
処方名だけで選ばず、妊娠可能性、周期、経血量、出血期間、痛み、体重変化、婦人科疾患、持病、服用薬、体質を確認します。
漢方選びより婦人科・産婦人科への相談を優先するサイン
妊娠の可能性、3か月以上の無月経、閉経後の出血、非常に多い出血、長く続く出血、強い下腹部痛、発熱、悪臭のあるおりもの、強いめまい・息切れがある場合は、自己判断で漢方薬を選ばず、医療機関での確認を優先してください。
生理不順と全身の状態をまとめて確認する
AI漢方診断であなたの漢方を見つける目次
月経周期は、月経が始まった日から次の月経が始まる前日までの日数です。一般的な目安は25〜38日で、月経期間は3〜7日です。周期が繰り返しこの範囲から外れる、毎回大きく変動する、月経が飛ぶ場合は月経不順として確認します。
予定より早く来る状態です。出血量や貧血症状も確認します。
月経が遅れ、数週間から数か月空く状態です。
早い月と遅い月があり、周期が安定しない状態です。
少ない、多い、長く続く、月経以外に出血する状態です。
生理不順の評価では、周期だけでなく、妊娠可能性、経血量、痛み、体重変化、服用薬を確認します。必要に応じて、婦人科診察、妊娠検査、超音波検査、血液検査などが行われます。
2026年6月25日時点の直近30日間では、AI漢方診断7,580件のうち、生理不順を症状として選択した方は209件、約3%でした。
体質チェックの「月経周期が一定しない」への該当は1,233件、全診断の約16%で、平均年齢44歳、40代39%、50代34%でした。
AI漢方診断の総件数
症状選択は約3%・28位
体質チェックの約16%
40代39%・50代34%
AI診断画面で選択された体質の集計です。堀口先生の相談データとは別母集団であり、割合を直接比較しません。
堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データを整備した「生理不順症例」から、本人女性の現在の生理不順・月経周期の乱れとして15件をSTRICT候補に抽出しました。
体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録される場合があります。
公開統計に用いる最低基準の30件に達していないため、体質割合、併発症状割合、初期処方選定ランキングのグラフは掲載しません。
15件を原文照合すると、「生理不順はない」と明記された例、過去の無月経、ほかの症状が主訴の例、医療確認を優先すべき例が含まれていました。代表相談例は、主訴性と初期処方選定を確認できた6件だけを別枠で掲載しています。
これは改善実績ではなく、初期相談時の症状、体質、初期処方選定履歴です。代表相談例6件は統計の分母・分子には使用していません。
ストレスや緊張で気の巡りが滞り、月経が早まったり遅れたりしやすい状態です。

月経を支える血が不足し、経血量が少なく、周期が遅れやすい状態です。

体の潤いが不足し、経血量の少なさに、ほてり、寝汗、乾燥が重なりやすい状態です。

骨盤まわりの血の巡りが滞り、生理痛や血塊、暗い経血、周期の乱れが出やすい状態です。

気が不足し、月経を起こす力や出血を収める力が弱く、疲労や胃腸虚弱が重なりやすい状態です。

余分な水分や老廃物が停滞し、むくみ、重だるさ、胃腸の停滞と周期の乱れが重なりやすい状態です。

体を温め動かす力が不足し、強い冷え、長い周期、少ない経血、下痢が重なりやすい状態です。

余分な水分と熱がこもり、周期の早まり、多い経血、にきびや粘つくおりものが重なりやすい状態です。

| 月経・全身の特徴 | 比較する処方 | 特に確認すること |
|---|---|---|
| ストレスで周期が揺れる、PMS、不安、不眠 | 加味逍遙散、柴胡桂枝乾姜湯 | 冷え、のぼせ、体力、胃腸、便通 |
| 経血量が少ない、遅れがち、めまい、冷え | 当帰芍薬散、温経湯 | 妊娠可能性、貧血、むくみ、ほてり |
| 血塊、生理痛、暗い経血、便秘 | 桂枝茯苓丸料、通導散、桃核承気湯 | 出血量、下腹部痛、妊娠可能性、婦人科疾患 |
| 疲労、胃腸虚弱、出血が長引く | 補中益気湯、加味帰脾湯 | 貧血、食欲、動悸、不眠、出血の原因 |
| 冷え、下痢、むくみ、周期が長い | 真武湯、温経湯、六君子湯 | 体温感、胃腸、尿量、体力、妊娠可能性 |
処方名は比較の例です。症状名だけで自己選択せず、妊娠可能性、持病、服用薬、婦人科受診歴を確認します。
以下は、初期相談時の症状と堀口先生の初期回答で実際に選定された漢方薬を、個人が特定されないよう要約したものです。改善経過や効果を示す症例ではありません。
月経周期が安定せず、経血量の多さと生理痛があり、腰から下の冷え、全身のだるさ、便秘、むくみも重なっていました。初期相談では、骨盤まわりの巡りと水分代謝を合わせて確認しています。
月経が常に遅れがちで、平均すると約2か月に1回でした。お腹まわりの体重増加と、排便量が少なくすっきりしない状態も気になっていました。
生理不順に加えて、動悸、不安、緊張、不眠、頭痛、下痢が重なっていました。初期相談では、自律神経の緊張と胃腸の弱りを同時に確認しています。
月経周期が23〜25日と短く、月経開始時に頭痛、ふらつき、動悸がありました。普段からイライラや不安を感じやすく、手足と腹部の冷え、首肩のこりもありました。
ストレス、だるさ、気力低下、産後からの体重増加があり、産婦人科でも生理不順と血の巡りについて指摘されていました。初期相談では、気分の揺れと骨盤内の巡りを合わせて確認しています。
半年ほど前から月経周期が長く不規則になり、経血量もかなり少なくなっていました。同じ時期に吹き出物、疲れやすさ、気力低下、目の疲れも現れていました。
この6件は代表例カード専用です。相談統計の分母・分子には使用していません。
開始日、終了日、周期、経血量、血塊、痛み、不正出血を記録します。診察時にも役立ちます。
急な減量・増量、食事制限、過食、激しい運動と周期変化の関係を確認します。
夜更かし、仕事・家庭の負担、環境変化の後に周期が変わるか記録します。
妊娠可能性、ピル・ホルモン薬、甲状腺薬、向精神薬、サプリメントを医師・薬剤師へ共有します。
月経周期は一般に25〜38日が目安です。この範囲から繰り返し外れる、急に周期が変わった、3か月以上月経がない、出血が長く続く場合は婦人科へ相談してください。妊娠の可能性がある場合は、最初に妊娠を確認します。
強いストレス、睡眠不足、生活環境の変化は、視床下部・下垂体・卵巣系の働きに影響し、月経周期が乱れることがあります。ただし、ストレスだけと決めつけず、妊娠、体重変化、甲状腺疾患、PCOS、薬の影響なども確認します。
漢方では血虚、気虚、陽虚、陰虚などを比較します。一方、急な体重減少、過度な運動、摂食不調、甲状腺疾患、高プロラクチン血症、卵巣機能の低下などでも起こるため、長引く場合は婦人科で確認してください。
血瘀の特徴と重なることはありますが、塊や痛みだけで体質を確定しません。子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などでも経血量の増加や強い痛みが起こるため、症状が強い場合は婦人科の確認を優先します。
3か月以上月経がない場合は、漢方だけで様子を見ず婦人科へ相談してください。妊娠、体重変化、過度な運動、PCOS、甲状腺疾患、高プロラクチン血症、視床下部・下垂体・卵巣の異常などを確認する必要があります。
併用される場合もありますが、自己判断で追加・中止・減量しないでください。低用量ピル、黄体ホルモン製剤、不妊治療薬、甲状腺薬、向精神薬など、服用中の薬とサプリメントを医師と薬剤師へ伝えて確認します。
同じようには考えられません。月経不順に使われる漢方薬の中には、妊娠中または妊娠の可能性がある方で自己判断を避けるべき処方があります。妊娠の可能性がある場合は、服用前に産婦人科医または薬剤師へ相談してください。
STRICT抽出後の候補は15件で、KanpoNowが公開統計に用いる最低基準の30件に達しなかったためです。少数例の割合を一般的な傾向として見せず、原文確認した代表相談例6件だけを掲載しています。
周期が早い・遅い・飛ぶ・不規則という変化、経血量、色、血塊、生理痛、PMS、冷え、ほてり、便通、むくみ、疲労、ストレス、睡眠、体重変化、更年期、妊娠可能性、婦人科受診歴、服用薬を確認します。受診優先の症状がある場合は医療機関での確認を優先します。
次の場合は、漢方だけで様子を見ず、婦人科・産婦人科へ相談してください。
生理不順の出方と、全身の体質を整理する
周期、経血量、血塊、生理痛、PMS、冷え、むくみ、便通、疲労、ストレス、睡眠、体重変化、更年期、妊娠可能性、服用薬を確認します。
AI漢方診断で、あなたに合う漢方を見つける※本ページは一般的な情報提供を目的とし、診断や治療を代替するものではありません。生理不順には、妊娠、PCOS、甲状腺疾患、高プロラクチン血症、子宮・卵巣疾患、体重変化、過度な運動、ストレス、更年期、薬の影響などが関係します。妊娠中・授乳中、妊娠の可能性がある方、持病や服用薬がある方は、自己判断で漢方薬を開始・中止・変更せず、医師または薬剤師へ相談してください。
光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。