耳鳴りに漢方|キーン・ジージー・耳閉感・めまいを体質別に考える
監修:堀口和彦|更新日:2026-06-25
キーンという高い音がする。ジージーと蝉が鳴くように聞こえる。耳がふさがった感じがする。ストレスや疲れで耳鳴りが強くなる。
耳鳴りは、耳だけの問題とは限りません。漢方では、耳を養う「腎」、気血を頭部へ巡らせる「肝」、内耳のリンパや水分代謝に関わる「水」、耳を潤す「陰」や「血」の不足から整理します。
同じ耳鳴りでも、キーンと高く鳴る陰虚タイプ、ストレスで耳が詰まる気滞タイプ、ふわふわめまいを伴う血虚タイプ、耳閉感や回転性めまいを伴う湿痰タイプ、ジージーと夜に気になる腎虚・陽虚タイプでは、合う漢方薬も養生も変わります。
KanpoNowの診断データでは、「耳鳴りすることがある」と回答した方の体質は、気滞が最も多く、次いで湿痰、血虚、陰虚、血瘀が続きました。つまり、耳鳴り対策では「ストレスによる気の滞り」「内耳の水分代謝」「耳を養う血と陰」を中心に見ることが重要です。
KanpoNow診断データで見る耳鳴りの傾向
7,577件
KanpoNowで行われたAI漢方診断の件数です。
301件・4%
症状ランキングでは22位でした。
2,337件・31%
体質チェックでは、約3人に1人が耳鳴りを自覚していました。
女性96%・平均47歳
50代37%、40代30%でした。
気滞 31%
ストレスや緊張で気の巡りが滞り、耳閉感、首肩こり、耳鳴りにつながりやすい体質です。
湿痰 16%
水分代謝が滞り、内耳のリンパや耳閉感、めまい、重だるさにつながりやすい体質です。
血虚 14%
耳へ血や栄養が届きにくく、ふわふわめまい、疲労、更年期の耳鳴りにつながりやすい体質です。
陰虚14%・血瘀9%
潤い不足による高音の耳鳴り、血行不良による慢性化、冷えのぼせが重なることがあります。
あなたの耳鳴りは、ストレス型でしょうか。水分停滞型でしょうか。潤い不足型でしょうか。
音の種類、耳閉感、めまい、首肩こり、ストレス、疲労、更年期症状まで含めて確認します。
AI漢方診断で耳鳴り体質を確認する目次
耳鳴りとは
耳鳴りとは、外から音がしていないのに、キーン、ジー、ザー、ピー、ゴーといった音が聞こえる状態です。片耳だけの場合も、両耳の場合もあります。
耳鳴りには、加齢性難聴、騒音性難聴、突発性難聴、メニエール病、耳管の異常、薬の影響、血管性の拍動性耳鳴、ストレス、睡眠不足など、さまざまな背景が関係します。突然の難聴、強いめまい、片側性、拍動性の耳鳴りでは、早めの受診が必要です。*①②
耳鳴りは、まず耳鼻科的な確認が大切です。
漢方では、慢性的な耳鳴りや、検査で大きな異常がない耳鳴りを、気血水精の乱れから整える視点があります。ただし、急な難聴や強いめまいを伴う場合は、漢方だけで様子を見ないでください。
なぜ耳鳴りが起こるのか
漢方では、耳鳴りを「耳そのもの」だけでなく、耳を養う腎、気血を巡らせる肝、内耳を満たす津液、首肩から耳へ向かう血流とリンパの通り道から考えます。
加齢、過労、睡眠不足で腎や潤いが不足すると、耳が過敏になり、高音の耳鳴りが出やすくなります。
ストレスや首肩こりで、耳へ向かう気血の巡りが悪くなり、耳閉感や耳鳴りにつながります。
湿痰が内耳のリンパに影響すると、耳閉感、めまい、吐き気を伴う耳鳴りが出やすくなります。
耳鳴りは、音の種類、めまい、難聴、耳閉感、ストレス、首肩こり、睡眠不足を合わせて整理することが重要です。
漢方では「腎・肝・津液」から見る
漢方では、「腎は耳に開竅する」と考えます。耳の働きは、生命力の土台である腎、耳を潤す陰や津液、耳へ血を届ける肝の巡りと深く関係します。
気滞
ストレスで気が滞り、耳や首筋の通り道が詰まるタイプです。
湿痰
内耳のリンパや水分代謝が滞り、耳閉感やめまいを伴うタイプです。
陰虚
耳を潤す陰が不足し、キーンという高音や反響感が出るタイプです。
血虚・血瘀
血の不足や巡りの悪さにより、めまい、のぼせ、耳鳴りが重なるタイプです。
耳鳴りを体質別に見る
耳鳴りでは、気滞、湿痰、血虚、陰虚が中心になりやすく、慢性化や更年期では血瘀、加齢や夜間のジージー音では陽虚・腎虚、拍動性や激しい耳鳴りでは湿熱も確認します。
気滞
耳閉感、首肩こり、ストレスで悪化する耳鳴りのタイプです。
湿痰
耳がふさがる、めまい、吐き気、雨の日や疲れで悪化するタイプです。
血虚
ふわふわめまい、疲労、貧血傾向、更年期の耳鳴りを伴うタイプです。
陰虚
キーンという高音、口渇、ほてり、目や鼻の乾燥を伴うタイプです。
血瘀
慢性化、肩こり、冷えのぼせ、月経周期や更年期と関係するタイプです。
陽虚・腎虚
ジージーという音、夜間に気になる、足腰の弱りを伴うタイプです。
湿熱
ザザーッと強い音、拍動性、強いイライラ、のぼせを伴うタイプです。
気滞(きたい)体質の耳鳴り
気滞は、ストレスや緊張で気の巡りが滞りやすい体質です。耳鳴りでは、耳がふさがったような感じ、耳閉感、首肩こり、仕事や緊張で悪化する状態として現れます。
病態の考え方
耳は頭部にあり、首、肩、鎖骨まわりを通って血液やリンパが補給されています。ストレスで肝の気が滞ると、首肩がこわばり、耳への補給路が狭くなって耳鳴りや耳閉感が出やすくなります。
見られやすい症状
- ストレスで耳鳴りが悪化する
- 耳がふさがった感じがある
- 首肩こり、背中の張りがある
- イライラ、不安、緊張が強い
- ため息が多い
- 仕事や人間関係の負担で悪化する
漢方の考え方・処方例
気分のふさぎ、気の滞り、耳閉感、首肩の緊張を伴う場合には、香蘇散(こうそさん)などが検討されることがあります。
神経の高ぶり、イライラ、緊張、不眠、耳鳴りを伴う場合には、抑肝散(よくかんさん)などを考えることがあります。
心身の緊張、不安、動悸、不眠、血圧高め、耳鳴りを伴う場合には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)なども候補になります。
喉のつかえ、胸苦しさ、気分のふさぎ、耳閉感を伴う場合には、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などを考えることもあります。
養生のポイント
気滞タイプでは、耳だけでなく首肩の通り道をゆるめることが大切です。長時間のPC・スマホ作業では、肩甲骨、首、鎖骨まわりをこまめに動かしましょう。
湿痰(しったん)体質の耳鳴り
湿痰は、水分代謝が滞り、余分な水が体に停滞しやすい体質です。耳鳴りでは、内耳のリンパの停滞、耳閉感、回転性めまい、吐き気、頭重感として現れます。
病態の考え方
胃腸の弱りや水分の摂りすぎで湿痰が生じると、内耳の水分代謝にも影響します。耳の中が水で張るような感じ、耳が詰まる感じ、ぐるぐる回るめまいを伴う場合は、湿痰を考えます。
見られやすい症状
- 耳がふさがる感じがある
- めまい、吐き気を伴う
- 頭が重い
- むくみやすい
- 雨の日や低気圧で悪化する
- 胃腸が弱い、水分を摂りすぎると重くなる
漢方の考え方・処方例
水分代謝の乱れ、めまい、動悸、頭重感、耳鳴り、耳閉感を伴う場合には、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などが検討されることがあります。
水分の偏り、むくみ、尿量の少なさ、めまい、耳閉感を伴う場合には、五苓散(ごれいさん)などを考えることがあります。
頭重感、めまい、胃腸虚弱、水分停滞を伴う場合には、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)なども候補になります。
胃腸が弱く、食欲不振、胃もたれ、水分停滞を伴う場合には、六君子湯(りっくんしとう)などで胃腸から整えることもあります。
養生のポイント
湿痰タイプでは、水分のガブ飲み、冷たい飲食、甘いもの、食べすぎが悪化要因になります。水分は喉の渇きに応じて、温かいものを少しずつ摂りましょう。
血虚(けっきょ)体質の耳鳴り
血虚は、耳や脳を養う血が不足しやすい体質です。耳鳴りでは、ふわふわめまい、疲労感、顔色の悪さ、眠りの浅さ、更年期の不安定さと重なりやすくなります。
病態の考え方
耳の奥には、酸素や栄養を必要とする繊細な感覚器があります。血が不足すると、耳へ十分な栄養が届きにくくなり、耳鳴り、めまい、聞こえにくさ、疲労感につながることがあります。
見られやすい症状
- ふわふわするめまいを伴う
- 疲れると耳鳴りが強くなる
- 顔色が悪い、めまい、立ちくらみがある
- 眠りが浅い
- 更年期や月経周期で悪化する
- 不安、動悸を伴う
漢方の考え方・処方例
更年期やストレスによる気分の揺らぎ、のぼせ、めまい、耳鳴りを伴う場合には、加味逍遙散(かみしょうようさん)などが検討されることがあります。
産前産後や更年期の血の道症、のぼせ、めまい、不安感を伴う耳鳴りでは、女神散(にょしんさん)などを考えることがあります。
不安、不眠、動悸、精神疲労、血の不足を伴う場合には、加味帰脾湯(かみきひとう)なども候補になります。
気力と体力が落ち、疲労感、顔色の悪さ、回復力低下を伴う場合には、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などを考えることもあります。
養生のポイント
血虚タイプでは、睡眠不足、食事抜き、過労で耳鳴りが悪化しやすくなります。温かい食事、たんぱく質、鉄、十分な睡眠を意識しましょう。
陰虚(いんきょ)体質の耳鳴り
陰虚は、体を潤し冷ます陰液が不足しやすい体質です。耳鳴りでは、キーンという高音、音が反響する感じ、乾燥、ほてり、口渇として現れやすくなります。
病態の考え方
耳の中や内耳の潤いが不足すると、音を過敏に拾いやすくなります。発熱後、寝汗、大量の発汗、慢性炎症、過労、睡眠不足で潤いが消耗すると、キーンという高い耳鳴りが出やすくなります。
見られやすい症状
- キーンという高い音がする
- 周囲の音が反響して不快
- 目、鼻、喉が乾きやすい
- 口渇、ほてりがある
- 寝汗、睡眠不足がある
- 慢性鼻炎や扁桃炎などの炎症を伴うことがある
漢方の考え方・処方例
腎や血が不足し、耳を十分に養えず、耳鳴り、聴力低下、めまいを伴う場合には、滋腎通耳湯(じじんつうじとう)などが検討されることがあります。
心身の緊張、不安、不眠、血圧高め、耳鳴りを伴う場合には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などを考えることがあります。
腎の潤い不足、ほてり、口渇、疲れやすさを伴う場合には、六味丸(ろくみがん)なども候補になります。
耳管の乾燥感、喉や鼻の乾燥、空咳など潤い不足が目立つ場合には、麦門冬湯(ばくもんどうとう)などを体質に応じて考えることもあります。
養生のポイント
陰虚タイプでは、夜更かし、過労、サウナ、過度な発汗、飲酒で潤いが消耗しやすくなります。温かい水分をこまめに摂り、睡眠で耳の潤いを回復させましょう。
血瘀(けつお)体質の耳鳴り
血瘀は、血の巡りが滞りやすい体質です。耳鳴りでは、慢性化、肩こり、頭痛、冷えのぼせ、更年期や月経周期に伴う不安定さとして現れることがあります。
病態の考え方
耳は細い血管で養われています。血流が滞ると、耳への栄養や酸素が届きにくくなり、耳鳴り、めまい、聞こえにくさが長引きやすくなります。
見られやすい症状
- 耳鳴りが慢性化している
- 肩こり、頭痛がある
- 冷えのぼせがある
- 更年期や月経周期で悪化する
- シミ、くすみ、クマが気になる
- イライラ、のぼせ、めまいを伴う
漢方の考え方・処方例
血の巡りを整え、冷えのぼせ、肩こり、生理痛、更年期の不調を伴う場合には、桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)などが検討されることがあります。
産前産後や更年期の血の道症、のぼせ、めまい、不安感、耳鳴りを伴う場合には、女神散(にょしんさん)などを考えることがあります。
更年期やストレスによる気分の揺らぎ、のぼせ、めまい、耳鳴りを伴う場合には、加味逍遙散(かみしょうようさん)なども候補になります。
養生のポイント
血瘀タイプでは、首肩と下半身の巡りを整えることが重要です。入浴、ふくらはぎの運動、肩甲骨まわりのストレッチで耳への血流を助けましょう。
陽虚・腎虚(ようきょ・じんきょ)体質の耳鳴り
陽虚・腎虚は、体を温める力や生命力の土台が弱りやすい体質です。耳鳴りでは、ジージーと蝉が鳴くような音、夜間に気になる耳鳴り、足腰の弱り、夜間尿として現れます。
病態の考え方
漢方では、腎は耳の働きと関係すると考えます。加齢、過労、睡眠不足で腎が弱ると、耳を支える力が低下し、夜の静かな時間にジージーという音が気になりやすくなります。
見られやすい症状
- ジージーという蝉のような音がする
- 夜間や静かな場所で気になる
- 足腰がだるい
- 夜間尿がある
- 冷えやすい
- 疲労や睡眠不足で悪化する
漢方の考え方・処方例
下半身の冷え、夜間尿、足腰のだるさ、年齢に伴う体力低下と耳鳴りを伴う場合には、八味地黄丸料(はちみじおうがんりょう)などが検討されることがあります。
下半身のむくみ、しびれ、足腰の弱りが強い場合には、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などを考えることがあります。
腎の潤い不足、ほてり、口渇、乾燥、高音の耳鳴りを伴う場合には、六味丸(ろくみがん)なども体質によって候補になります。
腎や血が不足し、耳鳴り、聴力低下、めまいを伴う場合には、滋腎通耳湯(じじんつうじとう)などを考えることもあります。
養生のポイント
陽虚・腎虚タイプでは、睡眠と下半身の保温が重要です。足首、腰、お腹を温め、夜更かしを避け、耳鳴りが気になる時ほど体を横にして休めましょう。
湿熱(しつねつ)体質の耳鳴り
湿熱は、余分な水分や老廃物に熱が加わった体質です。耳鳴りでは、強いのぼせ、怒り、拍動性の耳鳴り、ザザーッとした強い音、耳の圧迫感として現れることがあります。
病態の考え方
ストレス、怒り、飲酒、脂っこい食事、睡眠不足で熱が上に突き上げると、耳や頭部に圧がかかるような耳鳴りになることがあります。拍動性や急な難聴を伴う場合は、必ず医療機関で確認してください。
見られやすい症状
- ザザーッという強い音がする
- 拍動性、脈打つように聞こえる
- のぼせ、赤ら顔がある
- 怒りっぽい、イライラが強い
- 口苦、便秘、尿の違和感を伴う
- 飲酒や夜更かしで悪化する
漢方の考え方・処方例
下半身や肝胆の湿熱、強いイライラ、尿の違和感、熱こもりを伴う場合には、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などが検討されることがあります。
のぼせ、赤ら顔、強いイライラ、熱こもりが目立つ場合には、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)などを考えることがあります。
胸脇部の張り、便秘、ストレス、熱こもりを伴う場合には、大柴胡湯(だいさいことう)なども体質によって候補になります。
養生のポイント
湿熱タイプでは、飲酒、夜更かし、怒り、脂っこい食事で耳鳴りが強くなりやすくなります。頭に熱を上げないよう、睡眠、便通、食事の軽さを整えましょう。
耳鳴りの漢方薬は、音の種類と体質で選びます
「耳鳴りにはこの漢方」と一律に決めるのではなく、キーンという高音なのか、ジージーという加齢型なのか、耳閉感やめまいを伴うのか、ストレスで悪化するのかを確認することが大切です。
音の種類・耳管開放症・睡眠から見る耳鳴り
キーンという高音の耳鳴り
キーンという高い金属音のような耳鳴りでは、耳の潤い不足、慢性炎症、睡眠不足、発汗後の陰分不足を考えることがあります。音が反響して不快に感じる場合もあります。
ジージーという蝉のような耳鳴り
ジージーという音は、加齢、疲労、腎虚、血流低下と関係することがあります。夜間や静かな場所で気になりやすい場合は、睡眠と腎の回復が重要です。
耳がふさがる・自分の声が響く
耳がふさがる感じ、自分の声や呼吸音が響く感じがある場合、耳管の機能異常が関係することがあります。漢方では、乾燥による陰虚、水分停滞による湿痰、ストレスによる気滞を分けて見ます。
めまいを伴う耳鳴り
耳鳴りに、回転性めまい、吐き気、耳閉感、難聴感が重なる場合は、メニエール病などの確認が必要です。湿痰・水滞の視点を持ちながら、医療機関での評価を優先してください。
堀口和彦メソッドで見る耳鳴り
耳鳴りを整える生活養生
1. 首・肩・鎖骨まわりをゆるめる
耳への血流やリンパは、首、肩、鎖骨まわりのこわばりに影響されます。デスクワークやスマホが続く方は、肩甲骨、首、鎖骨まわりをこまめに動かしましょう。
2. 温かい水分をこまめに摂る
キーンという高音や乾燥感がある方では、潤い不足が関係することがあります。冷たい水を一気に飲むより、温かい水分を少しずつ摂り、内耳の潤いを守りましょう。
3. 足を温め、頭に上った気を下げる
耳鳴りやめまいがある時は、気が頭部に上りやすくなっています。足首、ふくらはぎ、腰を温め、頭寒足熱を意識しましょう。
4. 睡眠で腎と陰血を回復する
耳の働きを支える腎や潤いは、睡眠によって回復します。耳鳴りが気になって眠れない時も、焦って眠ろうとせず、まずは体を横にして休めることを優先しましょう。
5. 強い音・イヤホンの使いすぎを避ける
長時間の大音量、イヤホンの使いすぎ、騒音環境は耳への負担になります。耳鳴りがある時期は音量を下げ、静かな環境で耳を休ませましょう。
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よくある質問
耳鳴りには、どの漢方薬がよいですか?
耳鳴りだからといって、すべての方に同じ漢方薬が合うわけではありません。キーンという高音では陰虚、ストレスで悪化する耳閉感では気滞、めまいを伴う場合は湿痰、更年期やふわふわめまいでは血虚・血瘀を考えます。
キーンという高い耳鳴りは、どの体質ですか?
キーンという高音の耳鳴りでは、陰虚や腎虚を考えることがあります。耳や内耳を潤す陰が不足し、音を過敏に拾いやすくなっているタイプです。
耳鳴りとめまいが一緒に出る場合は?
耳鳴りにめまい、吐き気、耳閉感、難聴感がある場合は、内耳の水分代謝やメニエール病などの確認が必要です。体質としては湿痰を考えることがありますが、まず耳鼻科での確認を優先してください。
ストレスで耳鳴りが悪化することはありますか?
あります。ストレスで気が滞り、首肩がこわばると、耳への血流やリンパの通り道が狭くなり、耳鳴りや耳閉感が強くなることがあります。
片耳だけの耳鳴りは漢方で様子を見てもよいですか?
片耳だけの耳鳴り、左右差のある難聴、突然の難聴、強いめまい、拍動性の耳鳴りがある場合は、漢方で様子を見ず、早めに耳鼻科で確認してください。
受診の目安
以下のような場合は、体質による耳鳴りと決めつけず、医療機関に相談してください。
- 突然、耳鳴りが始まった場合
- 突然の聞こえにくさ、難聴を伴う場合
- 片耳だけの耳鳴り、左右差のある耳鳴りがある場合
- 強い回転性めまい、吐き気、嘔吐を伴う場合
- 拍動性、脈打つような耳鳴りがある場合
- 頭痛、しびれ、ろれつの回りにくさ、ふらつきを伴う場合
- 耳の痛み、耳だれ、発熱を伴う場合
- 頭部外傷後に耳鳴りが出た場合
- 薬を変更してから耳鳴りが出た場合
- 睡眠や日常生活に強い支障がある場合
耳鳴りは、早期対応が重要な場合があります。
突発性難聴、メニエール病、外耳・中耳の炎症、血管性の拍動性耳鳴、薬剤性、神経疾患などが関係することがあります。急な難聴、強いめまい、片側性、拍動性、神経症状を伴う耳鳴りでは、早めに耳鼻科を受診してください。
参考・出典
AI漢方診断へ
耳鳴りは、同じ「耳で音がする」症状でも、体質によって考え方が変わります。
気が滞っているのか、水分が内耳に停滞しているのか、血や陰が不足しているのか、腎の力が落ちているのか。まずは自分の体質を知ることが、漢方選びの第一歩です。
耳鳴りに合う漢方を、体質から確認する
耳鳴りの音、耳閉感、めまい、難聴感、首肩こり、ストレス、睡眠、更年期症状、生活背景まで含めて確認します。
当社の関連サービス「うち漢方」から、堀口先生へ直接相談できます。回答には2〜3日いただいております。
堀口先生へ相談する(外部サイト)耳鳴りの出方と全身症状から、体質に合う漢方を確認します。
あなたに合う耳鳴りの漢方がわかる※本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、医師・薬剤師等の専門家による個別の医療アドバイスに代わるものではありません。耳鳴りには、加齢性難聴、騒音性難聴、突発性難聴、メニエール病、耳管の異常、外耳・中耳の炎症、薬の影響、血管性の拍動性耳鳴、神経疾患などが関係することがあります。漢方薬は体質や症状、持病、服薬状況によって適否が異なります。持病がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、小児、高齢の方は、自己判断で服用・中止せず、事前に医師または薬剤師にご相談ください。突然の難聴、強いめまい、片側だけの耳鳴り、拍動性の耳鳴り、頭痛・しびれ・ろれつの異常を伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。
堀口 和彦 東洋医学・漢方薬剤師/鍼灸師
光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。