独活寄生丸(どっかつきせいがん)

独活寄生丸(どっかつきせいがん)は、唐代の医書『備急千金要方』に記される、歴史ある処方です。「長くなる腰や膝の痛み」を、ただ一時的な痛みではなく、体の土台となる「肝腎(かんじん)」の動作を補いながら整えることを得意とします。 体力が落ちて冷えを感じる方、しつこい関節の悩みやしびれを内側から根本的にケアします。

成分(生薬)

茯苓、地黄、生姜、牛膝、防風、芍薬、桂皮、甘草、細辛、川芎、当帰、桑寄生、党参、杜仲、秦艽、唐独活

漢方的な考え方

漢方では、関節痛が長くなる背景には「冷え・湿気・風」などの外的な刺激と、それを跳ね返す「正気(生命力)」の不足があると考えます。 独活寄生丸は、16種類の生薬を守って、関節にある不快な原因を追い出しつつ、年齢とともに不足しがちな「気・血・水」をたっぷりと満たすことで、スムーズな動きをサポートします。

  • 腰痛・膝痛・関節痛:冷えや雨などの湿気の影響を受けやすく、慢性化してなかなかスッキリ治りきらない痛み。
  • 下肢のしびれ・冷え:下半身の巡りが弱く、足元が冷える瞬間、ジリジリとしたしびれや痛みが出やすい状態。
  • 疲れやすさと強ばり:体力が落ちて回復が遅れ、夕方になると特に腰や足が重だるく、関節が強ばって動きにくい状態。

構成生薬の役割

  • 痛みと冷えの原因を巡らす:唐独活(とうどっかつ)・秦艽(じんぎょう)・風防・細辛・桂皮が協力し、骨や関節に深く入った冷えや湿気を追い出し、痛みを軽減する。
  • 足腰の支えを強くする:桑寄生(そうきせい)・杜仲(とちゅう)・牛膝(ごしつ)が、漢方で言う「肝腎」を補い、どうしても足腰の踏ん張る力を立て直します。
  • 気血を補い巡らせる:当帰(とうき)・薬薬・地黄・党参・茯苓などの成分が、全身に栄養(血)とエネルギー(気)を巡らせ、組織の修復と回復力を高めます。

効能・効果(添付文書)

疲れやすく、下肢が冷えやすいものの次の諸症:腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛み

漢方薬をお探しの方へ

今すぐ「あなたの症状と体質に合った漢方薬」をAIが提案します。
まずは「KanpoAI」をお試し下さい。



FREE / AI DIAGNOSIS
体質チェック・AI漢方診断
漢方薬剤師・堀口和彦先生の理論に基づき、
AIがあなたの体質を判定し、最適な漢方薬を提案します。
AI漢方診断をはじめる

漢方薬一覧へ

堀口和彦(漢方薬剤師) 監修:堀口 和彦(漢方薬剤師)

執筆: KanpoNow編集部

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。個別の診断・治療を目的とするものではありません。