性欲はあるものの、中折れと冷え、イライラを伴う相談
性欲は保たれていましたが、勃起を維持できず中折れしやすく、片脚の冷え、発汗、肩こり、イライラもありました。緊張、自律神経の高ぶり、冷えを確認して初期処方が選定されました。
勃起しにくい。十分な硬さにならない。途中で維持できない。疲労や緊張、年齢とともに性欲も落ちてきた。
EDは、血管、神経、ホルモン、服用薬、生活習慣、ストレスなどが複合して起こります。単なる年齢や気持ちの問題と決めつけず、血圧、血糖、脂質、排尿、男性更年期、睡眠などを確認することが大切です。
漢方では、医療機関で原因を確認したうえで、疲労、緊張、冷え、夜間頻尿、胃腸、肥満、便通、不眠などを標準8体質から整理します。
| 漢方薬 | 比較する状態 |
|---|---|
| 桂枝加竜骨牡蛎湯 | 緊張、不安、不眠、疲労があり、勃起を維持しにくい |
| 八味地黄丸料 | 加齢、冷え、夜間頻尿、腰膝のだるさ、性欲低下を伴う |
| 補中益気湯 | 疲労、胃腸虚弱、食欲低下、気力不足が強い |
| 加味帰脾湯 | 精神疲労、不眠、不安、動悸、集中力低下を伴う |
| 人参養栄湯 | 病後や過労で体力が落ち、冷え、食欲低下、疲労が強い |
| 大柴胡湯 | 体格がしっかりし、便秘、腹部の張り、ストレス、肥満を伴う |
| 黄連解毒湯 | のぼせ、赤ら顔、イライラ、熱こもり、飲酒が重なる |
| 六味地黄丸料 | ほてり、口渇、寝汗など潤い不足が目立つ |
漢方薬はED治療薬、糖尿病・高血圧・脂質異常症の治療、男性ホルモン評価、泌尿器科診療の代わりではありません。EDの出方だけで決めず、持病、服用薬、血圧、血糖、排尿、胸部症状を確認して比較します。
性行為時の胸痛、強い息切れ、失神、急な神経症状がある場合は、漢方やED治療薬を選ぶ前に医療機関へ相談してください。
急に勃起しなくなった、陰茎の痛み・変形・外傷、血尿、排尿困難、4時間以上続く痛みを伴う勃起も、泌尿器科または救急医療での確認を優先します。
EDと全身の状態をまとめて確認する
AI漢方診断であなたの漢方を見つける2026年6月24日集計の直近30日間のAI診断件数
症状として「ED」が直接選択された件数 ※症状選択にEDが無いため
体質チェックで「勃起不全」と回答。全体の約1%
平均年齢45歳。30代と60代以上に山がありました
AI診断内の体質割合は、気虚27%、気滞16%、血虚13%、陰虚13%、血瘀10%でした。
KanpoNowは女性利用者が中心で、EDのAI診断母数は少数です。以下の堀口和彦先生の相談データとは別母集団であり、合算・直接比較しません。
堀口和彦先生による過去の漢方相談・処方選定データを整備した「ED症例」から、勃起しにくい、途中で維持できない、性欲が低下したなど、EDが主要な相談テーマとして確認できた全12件を整理しました。
体質、併発症状、漢方薬は1人に複数記録される場合があります。
RAWデータ5ファイルから2,096件を抽出し、STRICT版で暫定統計候補53件を作成しました。その後、男性本人、現在性、勃起開始・維持、性欲、朝立ち、発症時期、心血管・代謝・泌尿器・内分泌疾患、服用薬を基準照合し、採用群と代表例は原文を再確認しました。公開統計母集団は12件、初期処方選定を確認できた集計群は10件です。代表相談例6件は、これらとは別症例です。
これはEDの改善実績や治療効果を示すデータではなく、初期相談時の体質、併発症状、初期処方選定履歴です。
以下はカード表示専用の代表例です。統計・処方選定集計の分母には含めていません。個人が特定される情報、治療経過、効果を保証する表現は除いて要約しています。
性欲は保たれていましたが、勃起を維持できず中折れしやすく、片脚の冷え、発汗、肩こり、イライラもありました。緊張、自律神経の高ぶり、冷えを確認して初期処方が選定されました。
視覚や接触による反応はあるものの、十分な勃起に至らない状態でした。大きな持病はなく、冷え、腰の状態、緊張、体力を確認して初期処方が選定されました。
初期処方選定:桂枝加竜骨牡蛎湯、活命参
視覚的な刺激である程度は反応するものの、硬さを維持できないことが主な悩みでした。持病や服用薬、便通に大きな問題がないことを確認して初期処方が選定されました。
初期処方選定:活命参
仕事上の心労が続いた頃から、反応の速さ、硬さ、持続力が低下していました。視覚・接触刺激への反応、喫煙、飲酒、ストレスの状況を確認して初期処方が選定されました。
初期処方選定:活命参
性欲は保たれていましたが、性行為の場面で勃起を維持できず、自信を失っていました。手足の冷え、緊張の有無、体質判定を確認して初期処方が選定されました。
初期処方選定:活命参
妊活を意識する中で、必要な場面で勃起しにくい、途中で維持できない状態が続いていました。年齢、持続期間、プレッシャー、反応の有無を確認して初期処方が選定されました。
初期処方選定:活命参
EDは、勃起開始、硬さ、維持、性欲、朝立ちの変化に加え、疲労、緊張、睡眠、冷え、排尿、胃腸、肥満、便通、健診結果を合わせて整理します。以下は診断名ではなく、漢方薬を比較するための体質の視点です。
ストレスや予期不安で気の巡りが滞り、必要な場面で反応しにくい、中折れしやすい状態です。

心身を養う血が不足し、疲労、不安、不眠、動悸、集中力低下と性機能低下が重なりやすい状態です。

過労や睡眠不足で回復力が消耗し、ほてり、寝汗、口渇、焦燥感、性欲低下が重なりやすい状態です。

運動不足や長時間座位などで血の巡りが滞り、硬さ不足、中折れ、肩こり、頭痛が重なりやすい状態です。

気力と胃腸の働きが不足し、疲れて性欲が出ない、持続力が落ちる状態です。

余分な水分や脂肪が停滞し、体の重さ、肥満、むくみ、眠気、運動不足とEDが重なりやすい状態です。

体を温めて巡らせる力が不足し、冷え、夜間頻尿、腰膝のだるさ、性欲低下が重なりやすい状態です。

飲酒、肥満、便秘、暑がりなどが重なり、代謝と血管の負担が大きい状態です。

EDは、十分な勃起が起こらない、または性行為に必要な時間だけ維持できない状態です。血管、神経、男性ホルモン、薬剤、睡眠、ストレス、パートナーとの関係などが複合して関係します。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足を確認します。
男性更年期、神経疾患、骨盤手術、向精神薬、降圧薬などを確認します。
場面による差、朝立ち、予期不安、不眠、疲労、抑うつを確認します。
血圧、血糖、脂質、体重、喫煙を確認し、異常があれば治療を続けます。
慢性的な睡眠不足と過労を減らし、性機能に回る心身の余力を作ります。
ウォーキングや軽い筋力運動で体力と血流を整えます。
一度の失敗を繰り返し評価せず、パートナーとの対話とリラックスを優先します。

※本ページは一般的な情報提供を目的としたもので、医師・薬剤師による個別の診断・治療に代わるものではありません。漢方薬はED治療薬、糖尿病・高血圧・脂質異常症、心血管疾患、男性更年期、前立腺・泌尿器疾患の検査・治療の代わりではありません。持病、服用薬、ED治療薬、サプリメントによって適否は異なります。胸痛、強い息切れ、失神、血尿、排尿困難、陰茎の痛み・変形、4時間以上続く痛みを伴う勃起がある場合は速やかに医療機関へ相談してください。
光和堂薬局 院長。埼玉県生まれ。東京理科大学薬学部卒、同大学院修士課程修了。総合漢方研究会 学術部員。元東京大学大学院医学系研究科 客員研究員。公益法人埼玉県鍼灸師会会員。さいたま市学校薬剤師(指扇中学校)。一般財団法人日本漢方連盟 会員。
著書に『やさしい漢方入門』(健友館)、『パプアニューギニアの薬草文化』(アボック社)、『体質で決まる漢方と養生‐気精血水‐』(万来舎)など。